コンチキツアー体験記


瓦版1999年5月号より抜粋

コンチキツアーとは世界中から集まった18歳から35歳までの若者が一緒に 旅するツアー。日本のパック旅行とはひと味もふた味も違うこのツアーを 瓦部員が体験してきました!参加したのはロンドンスタートでヨーロッパ8カ国を12日間でまわりコース。初めての体験がたっぷり詰まったこの体験記で皆さんもこんちきの楽しさに触れてみてください。

STAトラベルのホームページへ

スタート  

1day オランダ

出発の朝は早かった。しかし、その早朝のロンドンの寒さもしっかりガードしてくれる暖房入りのバスに乗り込んでドーバーへ向かう。港に着くと、バスごと大きな船に乗り込んだ後、自由行動。船旅の途中、ホワイトクリフというドーバーの白い岸壁を楽しみ、イギリス風の朝食(時間的には既に昼)を食べる。ポテトや目玉焼き、ベーコンなどボリュームがあるのは良い。しかし後から船酔いに…弱い人はサンドイッチなど軽いものにするか、前もって薬を飲むかしておくことを薦める。私が愚かだった…。船の中では食事も出来るが買い物もできる。しかも免税だ。お店を見ている間にフランス側の港へ到着。そこからベルギーを通過し、オランダへ。しばらくはイギリスの農場と同様の風景が続いていたが風車が見えてきた!オランダに来た実感が湧く。

2day アムステルダム観光  

 昨夜泊まったホテルからアムステルダムの市街地に向かう。オランダといえど今は冬。チューリップではなく雪が私達を迎えてくれた。ダイヤ工場へ。品質について説明を聞くが、もちろん英語だ。実際に削っているところを見られるし、大きなダイヤも展示してある。そして販売もしているがとてもじゃないが手が出ない。・見ーてるだけー・で十分?一通り見た後、外へ出て目の前にある国立博物館に入る。とにかく大きくて迷子になりそう。丁度ゴッホ美術館改装のため主要作品が移されているので見に行く。スケッチしている人が何人もいて、日本は禁止の所が多いけれどヨーロッパは自由なんだなぁと感心。しかしのんびりする間もなく急いで集合場所に行かねばならない。同室で仲良くなったキムと、地図を見ながら走ってなんとか間に合った!!良かったぁ。バスに揺られて隣国のドイツに入る。ホテルに着く頃には雪が数センチ積もって…寒いぞー。

3day ザンクトゴアールからミュンヘンへ  

 ザンクトゴアールは風景がすばらしい。昨日は暗くてよくわからなかったが、ホテルのすぐ前にはライン河が流れ、少し先には山と教会が見える。荷物をバスに積んで、ビアマグ、テディベアのお店に行ったが、値段にびっくり。テディベアは軽く万単位もするのだ。有名ブランドのものだから仕方ないけど…それにしても高い。  今日はミュンヘン到着。まずホテルに荷物を置いて、観光へ。まずは新市庁舎の前のペーター教会に行き、チケット(1.5DM=約100円)を買い塔に上る。息切れしながら上った甲斐あって、ミュンヘンが一望できる。市庁舎もよく見えた(写真)。下へ降りてからはデパートを覗いたり屋台で栗を買って食べたり。これが熱々でうまい。街中にはいろんな屋台があって、それをひやかすだけでも楽しい。みんなが集まるホフブロイハウスというビアホールは大きい!私が着く頃にはツアーメイトもすでに巨大なジョッキを手にしていた。私もビールとソーセージに舌鼓うつ。突然おじさんに手をとられ、踊ったついでに頬にキス、なんてハプニングもありめちゃめちゃ楽しい!陽気になるお酒っていいなぁ。

6day ベニスからローマへ

 長いドライブを経てローマに着き、最初に行ったのは骸骨寺。中は人骨で装飾されていて、何とも言えない空気が漂う。ヨーロッパでは大体お寺の中でも写真を撮れるがさすがにここはダメ。なんか写りそうだもんなぁ。そしてあの『ローマの休日』で有名なトレビの泉へ。もう夕方だというのに観光客の減る様子はない。特に多い日本人を掻き分け、コインを2枚投げた。また来られますようにー。今日も夕食はトラットリア(大衆食堂)でイタリアン。大きくてパリッとしたピザ、その他諸々味わっても1000円以下だなんて幸せ。食後はもちろんジェラートを食べる。ローマはベニスより値段は少し高めだけれど、やっぱりおいしい。イタリアにいる間にいくつたべられるかな?

7day ローマ観光

7時半に出発なんて早い、と思っていたが、ヴァチカン博物館に着いて正解だと分かった。月曜はローマの他の博物館が開いてないので、すでに長ーい列ができていたのだ。中に入ると展示物も多さにびっくり。ミイラから彫刻、フラスコ画まで日本だったら博物館の目玉になるような作品が次から次へと出てくる。システィーナ礼拝堂までは遠くて迷路のよう。でもそれだけに実際目にした時の感動は大きい。出口手前の郵便局ではヴァチカンの切手が買える。イタリアとは違うものなので、マニアは要チェック!お昼は屋台でパニーニョを買って食べる。するとハトが寄って来た。ちぎってあげるとすぐ食べる。だからこんなに太っているのか…。午後はコロシアム見学。野良猫が何匹もいて、妙に風景にあっている。単に私が猫好きだからひいき目で見てるだけ?自由行動ではスペイン広場に行き、帰り道にトレビの泉を通った。まさかこれで昨日の願いが叶ったことになるとか?それは勘弁してくれ。それにしても今日は暖かかった。暑がりの外国人の中には半そでになってる人もいたけれど、さすがにそれはいきすぎだろう…。

8day フィレンツ  

 フィレンツェへ向かう途中、サービスストップに止まる。するとアリスンがSPICE GIRLSのCDを買ってきて、バスの中でかけ、踊りだした。このノリの良さ、日本のツアーじゃ考えられない。これだけフレンドリーに楽しめるのはコンチキならではだろう。  フィレンツェは革製品が有名。私達も革工房兼ショップを見学する。ツアーメイトの男の子達はコートなんかを買って大きな袋を抱えている。重そう。私は別の店で靴を買う事にした。何が嬉しいって、それはサイズの豊富さ!女物の25センチの靴なんて日本じゃそうは見つからない。ぴったりの靴を手に入れてすっかり上機嫌。ウフィツィ美術館が混んでいたのでベッキオ宮殿に行く。今は市庁舎として使われているらしいが、その内部の豪華なこと…。壁という壁全てにフラスコ画が描かれている。日本語のガイドはもちろんなく、英語だったので100%は理解できなくて残念。ツアーメイトとの会話も考えると、つくづく「もっと勉強しておけば…」と思う。ディナーはオプションで外へ出かける。アコーディオンとバイオリンの生演奏、ピアノの弾き語りに歌までもが繰り広げられる中、イタリアンコースを味わう。みんなと途中で躍りだしたりして、目一杯楽しめた。幸せ・

9day スイスのルッテル

 ツアー中、バスの中では毎朝一番に同じ曲がかかる。私は知らない曲だったが、その歌詞が配られたので私も皆と歌える。それにしても皆歌や踊りが好きなんだね。スイスに入る時にはパスポートのチェックを受ける。永世中立国というのを実感する。最初に見に行ったのはライオン像。すぐ前は池で、氷が張っていた。何せ強い風と共に雪が吹き付けてくる程の寒さだから当然だろう。その後、時計やナイフのお店に行き、買ったナイフに名前を入れてもらう間にホットチョコレートを飲む。キムはチョコ好きなだけあって嬉しそう。しかしよく混ぜなかったらしく、カップの底にココアが溜まっていた。勿体ないよー。それにしてもおいしくて、体が暖まるスイスにぴったりの飲み物だ。

10day パリへ

今日はロブの誕生日なので、歌でお祝い。一人ずつ頬にキスもしていたけれど、ジョンを始めとして元気すぎる男の子達はバスの中なのにロブに飛びかかって笑われる。テンション高すぎ。夕方ホテルに着き、早めの夕食を食べてからパリの夜景を見るツアーへ。凱旋門が見えてくると、そこから放射状に走る道路の光のラインがパリにいる、と感じさせてくれる。ヘッドライトとテールランプが本当にダイヤとルビーのようだ。エッフェル塔に上り、ナポレオンの墓のあるアンヴァリッドなど観光名所を数カ所まわったが、どこもライトアップが美しい。そんな風景を見ながら、キムと「お互いの国に行って絶対会おう」「他のコースに一緒に行こうね」と約束した。もうすぐお別れ、というのが夜景を見ていたらひしひしと感じられて少し切なくなってしまった…。

11day パリ観光

 今日は一日パリ観光だ。まずは皆でノートルダム大聖堂へ。ステンドグラスが実に見事で、首が痛くなるまで見つめてしまう。ちなみにここの外では18枚10フラン(約200円)の絵はがきを売っている。お買得。  凱旋門で解散、自由行動となる。買い物しつつシャンゼリゼを進み、途中でサンドイッチなどのお店に入った。並んでいるタルトに惹かれて入ったのだが大正解!苺のタルトは一口食べた途端、顔がとろけるほど。さすがグルメの国、フランス!そして今日の最大目的、ルーブル美術館へ地下鉄を使っ手向かう。駅から地下道を歩いていくとそのままルーブルにつながっていて便利。時間が限られているので中に入ってからは目玉作品をチェックしていく。ミロんもヴィーナスを後側にまわって見ると、お尻が少し見えている。いつも前からの写真しか見てないのでちょっと嬉しい。  ディナー後、私はオプショナルでキャバレーへ。有名なリドは、ダンス、手品、コミックショーと実に盛りだくさんだった。ステージの仕掛けもおもしろい。おしゃれして、最後の夜をゴージャスに楽しめて本当に良かった。


[瓦版のホームページへ]