今年のサミットは「万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)」(名護市部瀬名岬)で七月二十一日から二十三日まで開かれる。ここは、県が国際 的なリゾート地の形成を目指して策定した文化交流センターを、リゾートコンベンションにも対応できる施設として建設したものである。ちなみに 「万国津梁」とは「世界の架け橋」という意味を表し、大交易時代の琉球王国の繁栄を築いた先人たちの隆盛、気概を表現したものだ。参加するの は、G8(日本、アメリカ、フランス、ロシア、カナダ、イギリス、ドイツ、イタリア)の首脳と欧州連合(EU)の欧州委員会委員長。
この沖縄での首脳会議に先立ち、蔵相会合が八日、福岡市の「福岡市博物館」で開かれ、ロシアを除いた七カ国とEUの委員が参加した。また、十 二、三日にはG7(米は急きょ不参加)の外相とEUの委員による外相会合が、宮崎市の「シーガイア」で開かれる。
○サミットの歴史
一九七〇年代に入り、世界はニクソン・ショック(ドルの切り下げ)や第一次石油危機などに直面した。そこで先進国の間では、世界経済問題 に対する政策強調を、首脳レベルで議論する場が必要であるという認識が生まれた。
そのような状況のもと、ジスカール・デスタン仏大統領(当時)の提案で、一九七五年十一月、パリ郊外にて日、米、英、仏、独、伊の六カ国 による第一回首脳会議が開催された。翌年からEC(現在のEU)の欧州委員会委員長が参加。九十二年以降、ロシアは「世界経済」「金融」等に関す る問題を除いて参加している。
○ケルン・サミット
前年はケルン(ドイツ)で行われた。そこでの成果は以下の通り。
・首脳がG8の役割の重要性を再確認
・G8の結束を再確認(一連の対応支援)
・コソヴォ問題への対応に成功
・グローバリゼーションへの対応に成果
| 項目 | 開催時期 | 開催場所 | 参加国等 |
| 首脳会合 | 7月21日(金)〜7月23日(日) | 沖縄名護市 | G8・EU |
| 外相会合 | 7月12日(水)〜7月13日(木) | 宮崎県宮崎市 | G8・EU |
| 蔵相会合 | 7月8日(土) | 福岡県福岡市 | G7・EU |
| 経済 | 世界経済・IT革命・文化の多様性・貿易・開発・保健・国際システム改革 |
| 社会 | 環境・高齢化・食品安全・犯罪 |
| 政治 | 紛争予防・軍備管理・軍縮・不拡散・地域情勢 |