シケプリ作りも楽じゃない!(東大編)

瓦版2000年10月号

質問内容・1.過去問はあるか? 2.その入手方法は? 3.役に立ったか? 4.ずばり勉強方は?

1.ある。他にシケプリ(試験対策プリントの略)など。
2.サークルの先輩など。
3.先生・授業によっていろいろ。語学は役に立たない。
4.ファミレスやマックで友達と

 東大の試験対策で特に目立ったのがシケプリ。必修科目や選択科目で人気のある授業ノートのまとめや解説、配布プリント、過去問(親切なものは予想問題まで!)などが載っている。これは代々、クラス単位で作られ、評判のいいものはサークルの友人や個人のホームページなどを通して広まっていく運命にある。

シケプリの作成方法はかなり組織的。まず入学時のクラスのオリエンテーションでシケ長(試験対策委員長)を決める。シケ長はクラスのシケプリ作成・配布を取り仕切り、クラスのメンバーを履修科目ごとにシケ対(試験対策委員)に割り振っていく。テスト前になると、各シケ対はシケプリ作りに励み、クラスで配る分を大学のゲスプリンター(印刷機。誰でも借りられ、しかもタダ!ただし紙は持参)で印刷する。この作業が結構大変。特に理系科目は、シケプリを作るのも一苦労で、内容が尻切れトンボなものや、適当なものも多いという。履修科目(物理)のシケプリを作ったにもかかわらず、その授業を落とした人も。配布手段はいろいろで、必修科目の授業時に配られるか、「シケ長のロッカーを見ろ」という連絡がクラスのホームページやメーリングリストで伝えられる。最近では、シケプリや過去問の検索サイト(http://www.i-todai.com/)もでき、それを利用する人も多いらしい。

効果はといえば、選択科目は授業に出なくても、シケプリの勉強だけで単位はもらえるらしい。必修科目は、シケプリの質によるところが大きいが、授業によっては高校までの内容しかやらず、シケプリの勉強だけで試験を受ける人がほとんどのところも。ただし東大では、2年次に進振り(進学振り分け)があるため、よい成績をとっておきたいひとは、まじめに勉強するしかない。語学も日々の積み重ねが重要なようで、ほとんど役に立たない。結局シケプリとは役に立つかということも大切だが、作ることを楽しむ「遊び」の要素も強いようだ。


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