住所は「県・市・町名・番地」の順に書くべし 2

住所は「県・市・町名・番地」の順に書くべし 2


 まだ説明が必要な人へ。

理由2:日本で郵便を配るのは日本人の郵便局員である

 「番地・町名・市・県」と住所をかくのは、外国人(西洋人?)に配慮して事だとは思うが、考えてみてもらいたい。「JAPAN」以外の住所の部分は一体だれが読むのか?
 いわずと知れた「日本の郵便局員」である。彼らのためには日本式と西洋式とどちらが親切か?
 また、いくら親切に「番地・町名・市・県」と書いたところで、現地の郵便局員に必要なのは「JAPAN」「AIR MAIL」または「PAR AVION」だけで、あとは一切読まれるわけがない

理由3:行政制度が違う

 「広島市中区」を"Naka-ward, Hiroshima-city"などと書く人がいるが、一体何なのか。
 例えば、アメリカ合衆国では"city"という行政単位はない。全て"county"である。あえていうと、日本の「郡」に当たる。"city"は、"City of Los Angeles"というように、「街」という一般名詞である。また、"ward"というのも、余り厳密には用いられていないようだ。
余談:一時、東京都の「区」の英語表記をどうするかでもめていたことがある。東京特別区は、地方自治法からいうと「市」と同じ扱いである。つまりは、「足立区」は「小平市」と同じで、いわば「東京都足立市」と解釈される。このとき、各区は、独立性の強い意味をもつ"city"を、東京都は"ward"を主張していた。論争がどうなったかは知らないが、結局は各区は"city"を使用している(墨田区="Sumida city")。
 しかし、これは完全に不毛な議論であった。このような特殊な行政形態を外国語で表すことに何の意味があるのだろうか。"ku"で十分ではないのか。外国人のためというかもしれないが、日本に来たなら最低限の知識としてそれくらいは覚えてもらわないと困る。我々だって、外国に行くときは最低限は勉強しているではないか。(そうでもないかも)
 「広島市中区」をローマ字で書くなら、"Hirosima si Naka ku"しかありえない。
 少し話がそれた。とにかく、このように、国によって行政制度が異なるので、一般的に通用する定型の住所の書き方など存在しない。

理由4:住居表示制度が違う

 住所を表すのに、「◯◯町△丁目×番□号」という「街区方式」(ブロック方式)を用いている国は非常に珍しく、筆者の知る限りでは小数の例外を除けば日本と韓国だけである。ほとんどの国では、「道路方式」(例:"5th street 6")が用いられている(この、最悪の「街区方式」については別のところで詳しくのべる)。だから、ほとんどの外国人には、「 2-8-11,nantoka-cho」と親切に書いてあげたところで、その意味はまずわかってもらえない。
 ましてや、ひっくりかえして書いてあげたところで
何の意味もなさない。

ローマ字での住所の書き方

 あなたがふだんローマ字入力してるように書けばよい。
 Tokyo to Sibuya ku zinnan 1-2-3, 120-0014 JAPAN
("Tokyo"というつづりも問題ありだが妥協するしかない)


(以上) 00/03/05

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