
まずは簡単に前回のあらすじ
楽しいデートの最中にやってきたのは黒服を着た男達...
その男達が言うには美幸の持っているバッチを奪いに来たらしい...
その事を聞いて彼女は渡したくないの一点張りに...
一体彼女たちはどうなってしまうのか...?
「さあ早くこっちにバッチを渡せ!」
黒服の男が大きな声で怒鳴る...その声を聞いて店内は静まりかえってしまった
もう一人の男がさっきの男にこう言った
「おい!ここじゃ目立ちすぎる...ひとまずこいつ等を連れ去ってここから面かるぞ!」
「あ、ああ...分かった!それじゃあ場所を移そう...おい!おめえ等、そいつ等を車に乗せろ!」
男がそう言うと他の男達は2人のボディにそれぞれ拳を一発喰らわせ気絶させると店の前に置いてあった黒いワゴンに乗せてどこかへ去っていった...そして2人が去った後にも店内は物静かな雰囲気に包まれていた...
2人を乗せた車は街からかなり離れた古い廃工場へと向かっていった
「キキーッ」
どうやら車は目的地に着いたようだ車は工場の中に止まりそして2人を車から降ろした
2人の目がゆっくりと開かれる、すると目の前には大勢の武器を持った黒服の男達がそこにいてその中に豪華なイスに座って膝の上でペルシャ猫を可愛がる男が一人いた...
ゆっくりした口調でその男が2人に喋り始めた
「どうもお二人さんこんにちは、楽しいデートの最中じゃまをしてすまなかったと思っている」
それに対して彼女は反発した態度でこう答えた
「だったらここに連れてこないでよ〜!早くここから帰してよ〜!」
「こ、寿さん!なな、何でそんなに強気なの?」
「だって〜いきなりここに連れてこられて〜それに今、私たち体にロープを巻かれているんだよ〜こんな事されていて美幸が黙ってられますかって〜!」
確かに美幸と潤一の体にはロープがしっかりと縛り付けてあった
たぶん2人が気絶している間に縛ったのであろう...
その言葉を聞いてイスに座っている男は近くにいた自分の部下に向かってこういった
「おい!ロープを解いてやれ」
「へっ...?今、何と?」
「いいからさっさとロープを解いてやれって言ってんだ!わからねぇのか?!このウスノロボケが!」
「は、はい〜!!かしこまりました!」
そう言うとその男の部下は2人の体を縛り付けてあるロープを解いた
そして先ほどまでロープに縛られていた2人の体は自由になったのだった
「ふう...ようやく自由になれた...けど、まだ安心できないよ!寿さん...」
「うん分かってるよ...ジュンジュン!」
再びイスに座った男がゆっくりした口調で2人に喋り始めた
「では本題に入りましょうか...ここに呼んだのは他でもない!そこの君、えっと寿美幸君だったかな?君はこの前、学校の帰り道でバッチを拾いましたね?」
それを聞いた彼女は驚いた口調でこういった
「えっ!何であたしがこの前バッチを拾ったことを知ってるの〜?」
「私たちの組織の者どもがバッチを拾うのを目撃したのだよ...さあ!そのバッチをこちらへ渡してもらおうか!者ども!やれ!」
黒服の男達は一斉に彼女の持っているバッチを奪い始めた!黒服の男達が徐々に彼女に近づいてくる...
そのころそれを見ていた潤一は自分の無力さを憎んでいた
「あっ!寿さんが危ない!で、でも今の僕に何か出来ることはないのか...ん?あれは...」
彼の目に飛び込んできたのは一本の長い木の棒だったそれを見ると彼はとっさにその棒を拾い上げ今にも襲われそうな彼女の前まで走って行ってこう叫んだ
「こ、寿さんには指一本もふれさせはしないぞ!俺が相手だ〜!うおぉぉ...」
それを見た彼女が彼にこう叫んだ
「ジュンジュン〜!来ちゃダメ〜!この人達、銃を持ってるよ〜!!」
すると黒服の男達は懐から拳銃を取り出し彼に向けた
「イヤー!!やめてー」
彼女の声がむなしくこだまする...
男達の拳銃の銃口から鉛の弾丸が潤一に向かって撃ち出される
「ガウーン...ガガガウーン...」
「イヤーー!!」
辺りに硝煙の香りが充満する中、彼は血を流して倒れていた
一人の男がこう呟く
「ふっ...これで奴も死んだな...」
凶弾に倒れた彼の元へ美幸は走っていった
「ジュンジュン...ねえジュンジュンてば...お願いだから目を開けてよ〜」
泣きながら彼女は彼を抱きかかえ呼びかけ続けると彼の目が開いた
「うっ...こ...寿さん?...くっ!...どうやら肩をかすっただけのようだ...だから命に別状はないと思うよ...だからたぶん大丈夫...だよ!」
黒服の男達が彼女らの所まで近づきその中の一人がこう言った
「...大人しくバッチを渡せ...そうすればこの男は助けてやる!」
彼女は泣きながらうなずくとポケットの中に入っていたバッチを男達に渡した
「はい、これ...これ上げるから早くジュンジュンを助けてよ〜!」
「ああ、分かっている...おい!こいつを早く医務室まで連れて行ってやれ!治療したらこの女と一緒の独房にでも入れとけ!...おい女!おまえもちょっと我々について来てもらう」
そう言うと黒服の男は彼女を地下の独房へと連れて行った...
ここは廃工場の地下にある独房である
なぜこんな所に独房があるのは定かではないがここが黒服の男達のアジトならば何となく納得がつく
「カチャッ!...カッシャン...キイー」
「ドン!!ドササッ!」
2人は乱暴に独房の中に放り込まれた
「きゃっ!」
「うぐっ!」
黒服の男が2人にこういった
「おまえ等2人にはまだいろいろ聞く事があるからここに閉じこめておく!騒ぐなよ...分かったか?」
「キイー...カッシャン!...カチャッ!」
黒く冷たい扉が閉まる...彼女は周りを見渡すが周りはとても薄暗くて何があるかは、はっきりしなかった
暗闇のなか彼女はこう叫んだ
「せめて明かりぐらい用意してよ〜!暗いの恐いんだから〜!!」
だがしかし彼女の目は時間が過ぎるにつれて暗闇に徐々に慣れてきたのであった
「ゴソゴソ...」
2人の後ろの方で何やら物音がした、誰か他にこの独房に入れられている人がいるようだ
「な、何?何かいるの〜?もしかしてゴ、ゴキブリさん〜?」
彼女の言葉を聞いて潤一が叫ぶ
「だ、誰だ!姿を見せろ!!」
その言葉を聞いて奥の方からゆっくりと歩いてくる男が2人に話しかけながらやってきた
「あぁ?俺の他にここに入れられている奴がいたのか?」
彼の名前は『高橋学』美幸の拾ったバッチ『幸運呼び込みバッチ』の開発・考案者である
彼も2人と同様に黒服の男達にバッチの開発者という事で拉致されここに監禁されたのだった
「あんた達は何でここに連れてこられたんだ?」
その質問に潤一が美幸に変わって話した
「実は...」
彼は開発者である学にこれまでの状況や何でここに連れてこられたかを詳しく話した
「そうか...あんた達がバッチを拾ってくれたんか...拾わなければいいものに...で、今バッチは何処に?」
その言葉に彼女がこう答えた
「実は〜美幸あの人達にバッチ渡しちゃったの〜ジュンジュンを助けるために〜」
その言葉を聞いて学がこう言った
「え〜っ!!渡してしまったのか?!...もうダメだ...死のう」
そして彼はどこからともなくロープを取り出し天井に縛り付け先の方に輪を作ると首を吊ろうとした
それを見た2人は同時に同じ事を叫んだ!
「わ〜ダメダメ!死んじゃダメ〜(だよ〜)!」
...一体この男は何なのか?
急に出てきていきなり死のうとするなんて一体何を考えているのか?
そしてバッチを手に入れた黒服の男達はこれから一体何を始めるのだろうか?
続きは次回のお楽しみ...
次回に続く...
次回予告:同じ独房で偶然であった仲間『高橋学』と一緒に独房からの脱出を試みる...うまく独房から脱出するがそこには大勢の黒服の男達がいたのだった
戸惑う三人そしてそこで下した決断とは...?
次回『決死の脱出!』