チビとの出会い
チビと始めて会ったのは、小学校2年生の時だった。
その時のことは、今もまだはっきりと覚えてる。
と言っても、実際は日にちなどは覚えていない。
ただ、その日学校があったことは確かだ。
当時私は2歳年上であるお姉ちゃんと同じ部屋だった。
その部屋の中でお姉ちゃんが私にこっそりと見せてくれたのがチビだった。
お姉ちゃんは何故かクッキーの空き缶にタオルを敷いて、
その中にチビを入れていた。
チビはそれほど小さく、そして、可愛かった。
私はすぐにチビが大好きになった。
お姉ちゃんの話によると、
チビは学校帰りにSさんちの前でもらってきたらしかった。
子犬がたくさん生まれ、貰い手に困っていたらしい。
もともと犬が大好きだったお姉ちゃん。
この可愛らしさについもらってきてしまったのだろう。
チビを私に会わせた後、
お姉ちゃんは私に「内緒で飼おう」と言った。
正直私は馬鹿じゃないのかと思った。
いまはクッキーの缶に入るほど小さい。
しかし、そのうち大きくなる。
吠えれば、その鳴き声ですぐにばれる。
エサ代だってかかる。
とにかく無理だと思った。
私はお姉ちゃんに私達だけでは無理だという話をし、
「絶対大丈夫。きっと飼ってもらえる。」
と言って、両親の帰宅を待った。
そして
その日から、チビは我が家の一員になったのであった。