Health Assessment
9. Cardiovascular System
a. Precordium & Neck Vassels
(前胸部&頸部血管)
INSPECTION:仰臥位
- 前胸部の視診: 形や隆起などをチェック。非対称や異常な隆起がないか確認する。心尖拍動はほんの少し見ることができる。呼吸による胸部の上下運動も対称か見る。
- ベッドの頭部を30〜45°上げ、あごを少し上げて、耳のあたりより頸部にペンライトで光をあて、左右とも頸静脈を観察する。拍動が見られたり、それがイレギュラーなリズムであった場合など記録する。右心不全の疑いがある。
- 頸静脈が見られた場合、静脈圧を測定する。胸骨を0地点とし、頸静脈までの長さを測る。2cm(または1inch)以上は異常。静脈が拡張しているので、頸静脈拍動の見られる最高地点も測定する。
PALPATION:仰臥位
- 手のひらを使って、やさしく(呼吸を妨げるほど強く押してはならない)、前胸部を以下の順に触診する。
- 大動脈弁上である第2肋骨間、胸骨右縁を触診。(右鎖骨下あたり) 拍動を感じたら大動脈瘤の疑い、振動を感じたら大動脈弁狭窄の疑い。
- 肺動脈弁上である第2肋骨間、胸骨左縁を触診。(左鎖骨下あたり) 拍動は右心室肥大、肺性高血圧、振動は肺動脈弁狭窄の疑い。
- 胸骨左縁、第3〜5肋骨間を触診し、右心室の機能をチェックする。(両乳房の間のやや左よりに手を縦方向に置く)
- 心尖拍動(僧房弁上)を指の腹で触診し、拍数、リズム、隆起などをチェック。振動は心雑音を示す。
- 頚動脈を左右とも触診。脈のあることを確認する。
AUSCULTATION:仰臥位、座位それぞれで行なう
- ステートのダイアフラムとベル、両方使い、それぞれ5ヶ所ずつ聴診する。心音は弁の閉まるときに聞こえ、S1は僧房弁、三尖弁の閉まるとき、S2は大動脈弁、肺動脈弁の閉まるときに聞こえる。これ以外の心音は正常では聞こえない。S1は心尖部でもっとも大きく聞こえ、S2よりも低いピッチ。S2は上心部でもっとも大きく聞こえ、S1よりも高いピッチ。以下の順に聴診。
- 第2肋間腔、胸骨右縁(大動脈弁上)
- 第2肋間腔、胸骨左縁(肺動脈弁上)
- 第3肋間腔、胸骨左縁(アーブ・ポイント)
- 第4肋間腔、胸骨左縁(三尖弁上)
- 第5肋間腔、左鎖骨中線(僧房弁上)
- 心尖拍動を1分間測定。60以下、または100以上は異常。
- 頚動脈を聴診し、雑音が聞こえないかチェックする。
b. Perioheral Vascular System (末梢血管系)
INSPECTION:
- 末梢(特に下肢)を視診。皮膚の色、体毛、浮腫の有無などをチェック。
- 静脈瘤の有無を視診。
PALPATION:
- 末梢(特に下肢)を触診。皮膚の弾力性、温度、浮腫をチェック。浮腫が見られた場合は1+〜4+のスケールで記録。
- 手の爪、足の爪を1つずつ押してからはなし、押したときの白い色からピンクに戻るまでの秒数を計る。(Capillary Refill) 4秒以内にもとの色に戻るはずである。
- 末梢の脈拍を触診。リズム(拍間が一定か)、強さ、形をチェック。
- 側頭動脈
- 上腕動脈
- とう骨動脈
- 大腿動脈
- 膝か動脈
- 足背動脈
- 後けい骨(?)動脈
- 末梢の脈拍は0+〜4+のスケールで全身像の上にプロットする。
