Clinical Report vol.1

Pediatrics-1 病院初潜入!

2月8日(火) 
7:00am - 1:00pm @ University of Illinois Hospital (UIH)

ついに病院実習の日がきた!
病院まで徒歩5分なので6時半起床。まだ暗い〜。
うぅ、日本でのつらかった(でも楽しかった)実習を思い出す・・・。
しかも、ここはアメリカ。
言葉もよくわからないのに病院行っちゃって大丈夫かしら?

小児のサイトは、大学病院であるUIHの他に、
Children's Memorial Hospital、
Shriner's Children's Hospital
の計3ヵ所で、
それぞれ7人の学生にインストラクター1人がつき、
週に2日7時間ずつ(UIH以外は2:00pm-9:00pm)7週間の実習を行います。
前日に担当患者の情報をもらったら、自分でも病院へ行き、
チャートなどチェックしてケアプランを立ててきます。
他のサイトにもそのうちいけたら報告できるかな?
普通はサイトは前学期の最後にくじ引きで上位から好きなところに行ける、という仕組み。
私はミソッカスなので最初は近いという理由でUIHに行きたいと希望しちゃいました。(笑)

UIHは外来が去年改築されたちょーきれいな4階建て、
病棟はもうちょっと古い10階建て(?)で大学の隣にあります。
525床。これは多いのか少ないのか・・・?
千葉大っていったい何床なんでしたっけ?
たぶん日本よりは少ないと思うけど、なぜかというとほぼ全室個室だから!
これは看護の内容が全く違うことに大きく影響してきます。
病棟は、Medical-Surgical(一般内科&外科)、Pediatrics(小児)、
Cardiac Intensive Care(CCU)、Intensive Care(ICU)、
Labor and Delivery(産科)、Neonatal Intensive Care(NICU)、
Obstetrics(婦人科)、Psychiatric(精神科) があるらしい。
他にリハビリセンターとかもありました。
外来にはもっといろいろ(神経、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科や
PT、OTセンター、MRIや放射線科などなど)ありますが、
多分入院の際にはMed-surgに入院しているのでしょう。
今回は病棟5階のPediatricsに行きました。

病棟はカウンターを中心にして半放射線状に4本の廊下が伸びていて、
その左右に病室があるというかんじ。
中心のカウンターはPC置き場と化していて医師が多く、
ナースステーションはカウンターの左右にあたる廊下の奥に、
2,3人座れるスペースのカウンターになっておりました。
ここにPC各2台。
病室はほぼ全室個室で、
おヒマなユキちんは部屋の間取り図なんかも書いてきたのだけど(笑)、
約10畳くらいかな。
患者用ベッドの他は、ユニットバス、クローゼット、洗面台、
エクストラベッド(付き添い家族用)などがありました。
他に2人部屋は数室とPediatric Intermidiate Care Unit という、
病棟内でも常に観察の必要な患者が最高4,5名入れてナースが常に1人はいる部屋が
ありました。
あとプレイルーム。ここにもPC1台。
ナースのシフトは、7:00am-3:00pm、3:00pm-11:00pm、11:00pm-7:00amで、
各ナースステーションでケアプラン(以下参照)を使った申し送りが10〜15分程度ありました。

病棟に入ってまず目に付いたのはたくさんのPC!
ここの1つの病棟に見えたところだけで10台のPCがあって、
ほとんどみんなそれ中心。医師、ナース、学生がみな使ってます。
ナースはシフト入ったらまずPCからケアプランを呼び出してプリント。
ケアプランには、氏名、年齢、性別、診断名などとともに、
アレルギー、バイタルの指示(10分〜4時間おきという時間設定と計測項目)、
処方されている薬、治療(化学療法、理学療法など)、
Nursing Orders(主にルーティンとして行う看護活動:ドレッシングチェンジ、体重測定など)、
食事、入院・転院・退院、活動制限、ケアサービス(医療保険のこと?)、
Consult(他科受診など)などが載っています。
入院期間が短い=急性度が高い、という理由から
1時間バイタル、2,3時間おきの投薬、などが主な仕事になってくるので、
ケアプランをみて投薬の時間、種類、量、方法、変更になった指示などをチェック。
申し送りもそれにそってるし、実習もそれに従って進みます。
あと便利なのは、自動的に物品がチャージされるの!
患者の名前を入力するとドアが開いて、
取る物品のボタンを押すとそれでもうその患者にその物品代金がチャージされる仕組み。
ガーゼ、シリンジ、滅菌物品などね。日本にもあるんでしょうか?あるか。

ここで、アメリカの看護内容について触れると、というほど私も知らなくて、
友達などから聞いた話を総合したところによると、ってかんじですが、
さっきも言ったように急性度が高いです。
平均入院日数は2,3日。出産後なんてその後数時間で帰されちゃうもんね。
1週間なんて長い、長い、と言われました。
そのため観察や投薬がナースの主な仕事になっているようです。
私の大好きなおフロ介助とか、入院してきた時は要安静で、
シャワーいいかなと思ったら退院ですからするヒマないですね。
日本ではけっこう清潔を保って快適に、という看護も多いような気がするけれど、
ここではその必要性からして少ないと言えるでしょう。
ホントに病気をなんとかするためだけに入院、というかんじで、合理的なのかな。
そして、コンプライアンスの問題から薬は絶対患者任せにせず、
1回1回ナースが部屋までもって行き、飲むところを確認、またはラインから投薬、
ということになります。
今回見学した中では、持続でIVラインをとっていてそこにシリンジで投薬、
または経口薬はつぶして水に溶きNG・Gチューブに流す、という方法をとっており、
これが時間かかるんだね。
しかも、個室だから一人分持って投薬したら、またステーション戻って次の人の薬、
というようにする。
一通り終わったらこれもPCに一人一人のMeds Scheduleがあるからそこに入力。
前からアメリカのナースの仕事はPassing Medsと聞かされていたけど、
本当にそんな感じです。
もっと効率よい方法はないのかな?と思わないでもない。
そんなわけで(?)これも看護学生の仕事。
学生はさっき言ったような方法か、IM・SQ(筋注・皮下注)は先生の監督のもと可能。
実習では先生が一人なので投薬の時間が重なると誰かが遅れてしまい、
待つのが時間のムダだ、とか、もう30分も遅れてる、とかいう不満の声もありました。
これが半日しかいない中で2,3回繰り返されるのだから、
ホントにこれとバイタルで実習のほとんどを占めています。
日本では投薬できないんだよ、というと、じゃぁ何すんの??と言われた。
(ちゃんといろいろ説明したぞ。えらーい、ゆきちん)

こうしてまとめてみると、7時間いただけでいろいろ学んだね、私も。(笑)
病院でもやっぱりカルチャーショック!でも、違いが大きいので面白くて、もっともっと知りたくなります。

1日分を1回では書ききれなかったので、次回は記録方法、学生の実習内容についてもう少し詳しくお話しまーす。

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