Clinical Report Vol.4

Pediatrics-4  実習風景

2月15日(火) 
7:00am-1:00pm @ UIH

アメリカでは、教育現場に限らないと思いますが、
すべての場面においてリラックスしたムードが漂っています。
授業中などは、前の椅子に足をかけて、
お菓子バリバリ食べながら先生に質問しちゃったり、
そんなのなーんとも思われません。
日本では態度が悪いと評判(?)の私がちょっぴりお行儀の悪いことをしたって
目立たないので嬉しい!(笑) 
まあ、授業中の風景などについてはまた別にお話することにして、
今回は実習中の学生について。

学生の実習中の様子ですが、極めてリラックスしてます。(^-^) 
日本ではけっこう病棟の邪魔者、って感じがして遠慮がちになってしまうけれど、
ここでは飛び入りの私ですらも遠慮せずにいろいろ見て歩くこともスタッフと話すことも可能でした。
学生も、主な仕事がバイタルと与薬なだけに、ヒマになることもあるのですが、
そういったときはPCで入力、退院指導チェック、などをしたり、
ナースステーションの周りでおしゃべりしたりしています。
スタッフも交えて、看護学校時代の話や、患者さんの話などをしたり、
この間はスタッフがキットカットをくれました♪
先生に対しては一応常に監督されるわけですからあまり気は抜けないところはあるけれど、
先生は与薬、ドレッシングチェンジ、など特に監督すべきケアについてまわってるので
1人あたりにはそれほどびっしりついているわけではないし、
日本よりもずいぶんと気を楽にもてる実習でした。
(日本でもそんなに遠慮した覚えもないけど・・・) 
ドレッシングチェンジなんかも無菌操作で、パッドを切り貼りしなきゃいけないし、
と緊張する場面なのですが、先生と相談しながら、というかんじで、
あー、日本だったらきっともっと緊張して、怖がってやってるよぅー、
と思って見ていました。(笑) 
ちなみに、日本ではスタッフナースも監督につきますが、
うちの大学ではインストラクターによってまちまちだそう。
小児のUIHにきているインストラクターは、スタッフに監督させず全部自分で監督する方針。
それで与薬が重なると待ったり、他のケアでも先生がつける時間を見つけてケアに入ります。
領域やインストラクターによっては、
スタッフナースがつけば与薬などを行ってもよい場合もあるとか。
どっちにしろ日本よりは気楽に相談したりしながらできそう〜。

毎日のカンファレンスは病棟で行われます。
病棟内のプレイルーム(普段は使われていない方で、パーティなどに使っているらしい)で
実習終了後約1時間ほど。
各自の担当患者について簡単に紹介してから、
今日の看護の問題点とそれに対する自分の看護などを話し、
先生や友達の意見を聞きます。
みんな自分のこれまでの実習体験などから意見を活発に述べていて、勉強になります。
ここでも先生からチョコレートなどがふるまわれます。(^-^) 
ここの実習は週に2回しか来ないのですが、
その分毎回違う患者さんを持つので、
1つの病棟で最低7人、最高13,4人ほどの患者さんを担当することが可能です。
それだけいろんな疾患、いろんな患者さんに触れているし、
講義も同時進行なので、すべてを関連させながら実習を進められることは
とてもいいことだと思います。
講義中も、実習中にその授業内容の疾患を持った学生は自分の体験を発表し、
看護の実際はどうなっているのか、話し合うことができます。
いろいろな患者さんとの体験があるので、
カンファレンスもいろんな案が出て活発になるというわけ。
でも、みんな朝5時半起きとかなので、
カンファレンスとっとと終わらせて早く帰りたい!とは思っていますけどね。

ところで、今まで書くチャンスがなかったのでここで。
病棟に出入りする他の職種についてです。
ナースにはRNとLPNがいますが、
この他にCNS(専門ナース)やNP(ナースプラクティショナー)という職種もあり、
病棟によってはこれらのナースが病棟に常駐していることもあります。
私が行った病棟にはNPが1人いたようです。
あとは小児専用のICUがあるので、そこにもいるかもしれません。
あとは、医師と薬剤師、そのタマゴ。栄養士、呼吸療法士、理学療法士、作業療法士、
などが必要に応じて病棟にいたり、ずっといる必要がなければその都度外来から呼ぶようです。
あとスペイン語の通訳、チャプラン(神父)もすぐ呼べるようになっています。
特に通訳は必要です。
シカゴは白人の比率が半分しかなく、ヒスパニック、黒人も多い街なので、
よけいだと思います。
昨日は友達がスペイン語もできるので、患者の母親の通訳もかってでていました。
通訳、チャプランは日本ではあまり見ないかもしれないけど、
他はだいたい一緒ですね。
チャプランもアメリカだとどこにでもいそう??と思っていたのですが、
逆にアメリカだとキリスト教徒も多いけど他の宗教もいろいろあるので、
チャプランだけがいるというのも問題らしい。

ホントに文化や生活習慣によって、病院の環境も大きく変わってきますね。
こういうところは日本で真似してもしょうがないところなのでしょう。
日本には日本のよさがあり、
日本の文化で培ってきた習慣に従って行なっている医療ケアもあると思います。
アメリカだから進んでいる、アメリカだから日本よりいい、
だから真似しなくちゃ、取り入れなくちゃ、というのではなく、
この中でよいな〜と思ったことを、日本で取り入れてみたらどうなるかな?
と考えた上で、日本の医療にプラスになることだけを取捨選択して、
日本の看護に活かしていけたらよいのでは?と思います。

Hospice 1へ 

Back to ContentBACK to CONTENT