4月11日(火)
10:00am-9:00pm Shriner's Children's Hospital
久々に実習へ行ってきました。
シュライナーズこども病院という、整形外科専門病院です。
ここはフリーメーソン系の団体シュライナーの経営で、
治療費、入院費はなんと、ただ!!
必要がある人は無料で入院、手術を受けられます。
そのため世界中から患者が集まってきており、
ポーランド、ロシア、リトアニア、フィリピン、日本などからも来るとか。
空港までの送り迎えつき!
外来もあり、入院は64床(うち6床PICU)。
病院はすーーんごいきれいで、
吹き抜けのホールでは車椅子でバスケットボールができるコート、
グランドピアノ、庭園、ビリヤードなどもあり、まるでホテルのようです。
できるだけ家庭の雰囲気に近い状態を作る、という方針なので、
あくまで病院である感は否めませんが、
一般の他の病院に比べるとかなり居心地はよさそうでした。
アメリカでは個室がほとんどですが、ここは4人部屋が中心。
一般病棟では2部屋個室があるのみ、PICUは6床とも個室です。
こどもどうしなので個室の必要性も薄いのでしょうか?
お互いに仲良くなる効果も見越して?
それとも、単に無料病院なのでそこは経費削減で建てたのでしょうか?
不明・・・。
院内には他に、OT・PT・STの治療センター、歩行訓練センター、
視聴覚室、カフェなどもありました。
シュライナーズこども病院は
1922年にポリオのこどもの治療のためにルイジアナに建てられたのを始めとし、
今ではカナダ、メキシコを含む北米全域で22病院あります。
ほとんどが整形外科専門病院で、数ヶ所が熱傷センター。
以前はシュライナーズ「身体障害者」こども病院
(Shriner's Crippled Children's Hospital)でしたが、
今ではその名を改めています。
60万人のシュライナー会員の寄付などによって
年間31億ドルの予算をつぎ込まれ経営されており、
1年間で約2万件の手術、約223,000人の外来患者の治療に携わっている。
整形外科、形成外科手術、脊髄手術、外来の部門から成り、
Drやナースはもちろん、OT(作業療法士)、PT(理学療法士)、ST(スピーチ療法士)、
SW(ソーシャルワーカー)らとチームを作り、連携して治療、ケアに臨む体制をとっています。
病棟はPresident's Unit(大統領病棟)、Indian
Tribe Unit(インディアン部族病棟)
などという凝った名前が付けられ、それに合わせた飾りつけなどがなされ、
1階が10部屋40床でティーンネイジャー(13歳以上)、
2階は6部屋18床(+PICU6床)でティーンネイジャー未満が入院している。
実習当日1階は40床中20人、2階は18床中9人、PICU4人が入院していました。
看護体制は患者の重傷度にもよりますが、
一般病棟は1:3〜5、PICUは1:1〜2で勤務しており、
この日1階20人に対し6人のRN+5人のCNA(看護助手)、
2階9人に対し2人のRN+1人のCNAがシフトに入っていました。
ちょっとびっくりしたのは、2階の2人のRNのうち1人は
エージェンシーから来た派遣ナースだということ。
そういえば以前アメリカでも看護婦不足は問題で、
よくその日だけの派遣ナースで不足分をまかなうことがある、
と聞いたことがあるのを思い出しました。
患者の状態を把握する、という面で多少危険な気もするけれど、
日本でも夜勤は派遣ナースのみってこともあるみたいだし(こわい〜)、
まぁ、しょうがないんでしょうね?!
シフトは7:00−15:00、15:00−23:00、23:00−7:00です。
アメリカはこのシフトが多いようですね。
実習は、7人の学生に1人のインストラクター。
インストラクターは以前からここで働いており、
UICの講師である現在も1〜2週間に1度パートタイムで働いているらしく、
現場看護婦との連携はばっちりです。
10時に病院に行くものの、実際のケアは2時から。
行ったら今日の担当患者が発表になるので、
4時間で患者さんにあいさつに行ったり、チャートなどを見て情報を仕入れ、
教科書で疾患を復習して、計画をその場で立てます。
で、2時頃カンファレンスを開き、今日のケア予定をお互いに発表しあい、
ケア開始。
2階に分かれての実習なので、
インストラクターとはケア開始前に今日のケア予定を報告するほかは、
ほとんど相談なし。
それでできちゃうんだからすごい!
日本だとついつい先生〜、って泣きつきつつやってるのにね。(笑)
みんなふつうのここで働いているナースのように黙々とオペ後管理。
実際のケアについては次で。