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姥桜


著者 赤いナポレオン

〜前置き「エロトピア」〜
 今回のテーマは「ヒゲなんたら〜」なので、私も選挙に関することを取り扱わなければならない。専門外だから、はっきり言ってイヤだ。ところで昨日、帰り道の途中に通りかかったゴミ置き場で、主を失ってミジメにうち捨てられた劇画「エロトピア」を発見した。私は脳髄に電撃が走った。「そうだ、これを切り抜きして貼ってやろう。」・・・と。しかしエロトピアは言う。「ダメ貴方は私ではないもの(既に風化しかかったアニメ)」仕方ないから書いてやる。

 〜contents〜
1、国際社会のイメージ
2、国際連合の始まり
3、国際連合における投票行動
4、投票の意味
5、法王選挙とダライ・ラマ
6、まとめ
7、資料


  1、国際社会のイメージ
 選挙関連のお題となると、どうしても国内政治の観点に偏ってしまいがちだ。そこで私は国際政治の観点から叙述を加えようと思う。まずは、国際政治のイメージを各人知っておくなり、考えるなりして欲しい。一応、例は下に挙げておく。

 a,グロチウス的イメージ
 国際社会に積極的にコミットして、秩序を創造していこう。いやしなければならないと言う立場である。当然のことながら、このイメージに於ては国際法が肝要となる。国際連合及び、国際連盟創設の思想的論拠はこのイメージにあると言っても過言では無いだろう。
 またこのイメージは国際法上の強硬規範として、部分的な秩序形成にも成功している。
 例・・・奴隷売買の禁止、公海自由の原則、海賊行為の禁止、侵略戦争の禁止(ジェノサイドも将来的にふくまれるか。)

 b,ホッブス的イメージ
 言わずと知れた、リバイアサン野郎である。このイメージは当然、「とってもパワーポリティクス」だ。国際政治はキツネとタヌキの化かし合いである。だから、各国それぞれ独自の利益の追求に走らなければ損をすると言うことになる。秩序形成手段は外交と勢力均衡の薄皮一枚である。

 c,スミス的イメージ
 スミスとは経済学者アダム・スミスのことであり、このイメージは自由主義的で資本主義的な秩序の形成を目指している。換言すれば国際経済の拡大が、国際社会の主体間に自発的なレジームの形成を促し、それによって国際社会は安定すると言う考え方である。

 d,マルクス的イメージ
 現実に国際社会には、覇権的な超大国と地域的な大国、そしてそれに支配・搾取される周辺国が存在すると言う認識を出発点とするイメージである。世界がこの様な三層構造をなすのは、全て現状の資本主義的な世界秩序にその原因があるとして、コミュニスト達の国際関係観を形成する屋台骨ともなった。

 a,b,c,dのどのイメージが現実に適合しているのだろうか。

 aは確かに条約・慣習法と言う形で国際社会に一定の秩序をもたらしている。しかし歴史部らしく過去を振り返ると、一次大戦の折、ドイツ帝国宰相ベートマン・ホルフェークは次の様なことを宣っている。
  「必要は法を知らない。」
 そして直後に第2帝国はベルギー中立条約を無視し、ベルギーを侵犯した。戦略上の重要性が法を超越したのである。またまたその直後、ベルギー侵犯を逆手にとってイギリスがドイツに宣戦を布告すると、今度は
「紙屑同然の条約の為に、友好国に敵対する。」と宣った訳である。
 近代民主性国家は、原則的には国家成員による信託(選挙)による議会政治に根拠を置く。国家は暴力装置(軍・警察)を独占することによって、立法とその支配に権威と正当性を持たせる。強制力無き法に存在理由はあるのか。国際法は法なのか。国際連合憲章も国際法の一つであり、その国際連合には存在理由はあるのか。それは後でのベようと思う。
 cも事実だろう。近年の地域的な経済統合の動きを考えれば明白である。でも真実はbじゃないのか。cはややこしくなりそうだからヤメ。


  2、国際連合の始まり
 国際連合の始まりは、1946年1月10日にロンドンで開かれた第1回総会からである。国際連盟の失敗を糧とし、主権国家平等の原則を基調とした常設国際機構として出発したこの組織が、その後どの様な道を歩んだか読者諸兄は御存知であろう。念のために付け加えておくと戦後国際政治を規律していたのは紛れもなく冷戦体制だが、冷戦期にはアメリカの翼賛機関として機能した経歴がある。   以上


  3、国際連合における投票行動
 国際社会に投票行動はあるのか。あったとしても、どんな対象に対するものなのか。ここでは国際連合内での事務総長選挙を考えてみようと思う。

〜事務総長選挙のしくみ〜
 1、安全保障理事会内での検討(ここで実質的に決定となる。)
 2、総会が任命する。

 事務総長の誕生

 単純なしくみだ。考えてみれば、有権者はたったの15か国のみである。では事務総長の職権はどうなっているのだろうか。
〜事務総長の権限〜
1、国連の首席行政官として行動する。
2、執行官として地の主要機関に事務総長としての資格で行動し委託される任務を遂行する。
3、外交官として平和維持について安全保障理事会の注意を促す。
4、この権限行使の為に、現地調査など行う。

 事務総長選出と事務総長の権限はだいたい分かって貰えたかと思う。参考までに歴代事務総長の名前をば・・・

初代・・・リー(ノルウェー、46〜53)
二代・・・ハマーショルド(スウェーデン、53〜61)アメリカの奴婢
三代・・・ウ・タント(ビルマ、61〜71)
四代・・・ワルトハイム(オーストリア、72〜81)
五代・・・デクエヤル(ペルー、82〜91)
六代・・・ガリ(エジプト、92〜96)

 ここで六代目のガリに注目したい。初代〜五代目までがアメリカの奴婢であったのに対し「平和への課題」から伺えるような、ポスト冷戦構造構築の野望がひしひしと感じられる。もう理事会の八百長はこりごりだ。それ以前に、いくら国連が事務総長選挙の過程を民主化しようと国連が確固とした強制力を持たなければ意味は無い。


  4,法王選挙とダライ・ラマ
 バチカン市国、ローマ教皇庁の最高指導者を法王と言う。彼らはどのようにして選ばれるのか。枢機卿の投票による。
 では、ダライ・ラマはどのように選出されるのか。彼らは転生によって選ばれる。投票行動は被支配者が支配者から自由になる一瞬である。しかし選挙中とは言え、百姓は農協の虜であり、〇人は全てアミン(人食い)である。つまりカエルの子はしょせんカエルであり、タスマニアデビルに化けて支配者に噛み付くことはない。
 やっても意味が無いのはオナニーと選挙であり、国内政治でさえこうなのだから、国際政治においては、ほとんど意味をなさないと捉えても良いだろう。
 この際、転生で結構。事務総長転生でおおいによろしい。



  国際政治に投票行動は必要なのか

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