PAX SOMEONEAトップへ
時代背景
byいくま
・アメリカンドリームが現実だった時代
日本が太平洋戦争の痛手からようやく立ち上がりつつあった時代、世界はアメリカのものだった。
実に世界のGNPの半分を占め(1)、軍事力においても他に並ぶものがなく、アメリカ国民だけが世界で最も裕福だった時代があった。
そんなアメリカンドリームが現実だった時代、それはパクス・ロマーナにちなんでパクス・アメリカーナと呼ばれる。
第2次世界大戦が終わった1945年、アメリカに対抗できる国はもはやなかったのである。核兵器に代表される軍事力(2)、規格化と大量生産によって生み出される工業製品(3)、民主主義の模範のような自由な国家制度(4)、そしてそれらに支えられた国際政治のイニシアチブ、どれ一つ取ってもアメリカは世界を抜きんでていた。
この時代を生きてきたアメリカ人は、自分たちの過去を思い返してこう考えるかもしれない「いったいどこで道を誤ったのだろう」。そして我々も歴史を見て同様の思いを抱く。
歴史家ギボンはローマ帝国の崩壊について「この巨大な構造物はそれ自身の重みに圧せられてついえたのである」とかたる。同じパクスの名を冠するアメリカも、同様についえていくのだろうか。
(1)つまり世界で消費される製品の半分をアメリカが作っているということ。
(2)1949年にソ連は原爆の製造に成功して、アメリカの軍事力に対抗しうるようになる。
(3)アメリカは技術を与えることに非常に寛大だったため、容易にドイツ・日本などに追いつかれることになる。むろん、これらはアメリカの巨額の援助を背景に、ということを前提にしている(アメリカの海外への資金援助は、最大でGNPの2%にも達した)。
(4)黒人問題などを見ると、実はそれ程平等ではなかったのかもしれない。ここでは当時のほかの国家と比べて、ということ。
PAX SOMEONEAトップへ
このホームページのホストは
です無料ホームページをどうぞ