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酔っ払い大突撃!(1997/座談会)
H.じゃあ、座談会ということでタイトル決めよっか。
F.酔っ払い大突撃。
SI.なんやそれ。
F.20世紀って酔っ払っていたみたいな世紀だから座談会のタイトルとしてふさわししいだろ、俺たち酔っ払っているし。
E.なんで20世紀が酔っ払いなん。
F.じゃあ、酔っ払っての定義からはじめようか。
KI.1、物を壊したがる。
I.2、自分のしていることがわからない。
KA.3、ゲロ吐いても掃除しない。
F.ほら、20世紀にぴったりじゃない。
I.それに自分は酔ってないと言い張るし。
U.それって別に20世紀にかぎらんのとちゃうか。むしろ俺はドラックジャンキーの世紀だと言いたい。
ドラックジャンキー大突撃(1997/座談会)改題
F.ということで、ドラックジャンキーの定義からはじめようか。
一同 もうええ!
『緊急特集 歴史部版
“20世紀みてぃまぁおけ!”とこきやがった漢たちの新証言』
(1997/座談会)
◎ 第1ラウンド「20世紀は非ヨーロッパの世紀?それとも..」
KA.コホン、アホはほっといてちゃんと座談会やろうか。
H.20世紀というのはヨーロッパが没落していった世紀だと言えるんじゃない。
F.じゃあ、ヨーロッパの定義からはじめようか。
(F、摘まみ出される)
SW.まあ、没落というよりは斜陽だったけど。
KA.そうだよな、19世紀あれだけ繁栄していたヨーロッパ諸国が、20世紀にはいると途端に例の二つの大戦で自滅しちゃったもんな。
ST.そうか?20世紀はやっぱりヨーロッパの世紀だったぞ。
SW.しかし米ソ両国が主導権を握ってヨーロッパは分裂していたでしょ。
H.それに今、EUなんてことやっているけど、あれはヨーロッパ諸国が一国でやっていけなくなった、つまり没落した証しじゃないんか。
ST.だけど米ソだってヨーロッパの文化を入れていたし、20世紀はヨーロッパ体制が世界に広がったと言えんか。
SW.たしかに僕達は洋服を着ているからヨーロッパ化したとも言えるけど、やっぱり19世紀のような圧倒的な力は無いでしょ。
KA.ヨーロッパ諸国はたしかに力は無くなったと俺も思うけど。でもヨーロッパの覇権の後を継いだアメリカの資本主義もソビエトの社会主義も、元をたどればヨーロッパの近代文明の産物だし、ヨーロッパの植民地から独立した第三諸国も結局はヨーロッパが開発した政治制度を採用して、ヨーロッパを模倣しているのもたしかだよな。
W.結局、ヨーロッパは本家は潰れたけど、世界中に分家を作ることには成功したっていうことね。
NW.そして、ヨーロッパの亡霊が今でも世界のあちらこちらでさまよっていると。
ST.そういう意味ではやっぱり20世紀はヨーロッパの世紀であり、世界がヨーロッパ化した世紀じゃなかったのかな。
Y.20世紀がヨーロッパの世紀だと言うことにはまだ納得できないけどこれ以上話しても平行線をたどるだけだからやめて次の話題に移ろうよ。
全員.了解(ラジャ)。
◎第二ラウンド「大衆の世紀」
KI.それじゃ、20世紀はこれまでと違って、全世界の人間が知っているブランドが生まれたわけだけど。例えば、コカ・コーラでありシャネルでありタイガーバームなんだけど。
E.で、なにが言いたいわけ。
KI.だから、これまで上流階級だけのものだった商品が一般民衆の物になったわけだ。つまり経済の主体が下降して大衆社会というものが生まれたわけ。E.20世紀は大衆の世紀だということ?
O.そうだね、20世紀は大衆が勝利をおさめた世紀だよね。普通選挙権も得たし、フランス革命で提案された基本的人権も実現したわけだし。
KI.違う、違う、なにを眠たいことをいってるの。アメリカなんかを見てみろよ。あの国はGMとコカ・コーラの国だろうが、どこに大衆の勝利があるんだよ。
Y.それって、大企業にしきられているってこと?
SW.そうそう、それにプラスしてハイパーエリート化した官僚と巨大圧力団体。I.普通選挙と言っても、結局力のある奴が票を買い、力の無い奴は民主主義の精神を売り渡す。これが大衆の勝利の結果だよ。
O.それでも、大衆から票を買わなくちゃ支配できなくなっただけでも前進は前進だよ。
KA.前進って言うけど、この世紀の大衆社会の最も代表的な産物はあのナチスのアドルフおじさんだよ。普通選挙によって生み出されたのは、政治のことを何も知らない大量の気まぐれ選挙民と、大衆受けするだけの芸人政治家とそれを操る利益団体。果たしてこれらが人類の歴史において誉められることかなあ。
KI.利益団体といえば、あの服部君事件のことを覚えている?スパイダーマンの格好しているだけで撃ち殺されるのは、どんな倫理に照らしても間違ったことだよね。それはOK?
O.そうだね。
KI.にもかかわらず、アメリカでは銃規制の法案は結局できなかった。倫理的に間違った事なのに、そのまま変わらない。あの時、ある利益団体が銃規制の法案を強力に反対し、豊富な資金力で世論と政府の方針をひくりかえしたんだ。
Y.その利益団体ってなんなの。
KI.全米ライフル協会.....
I.結局今では、自由・平等って言った民主主義の原理も大衆民主主義の中で堕落して「欲望の自由」「欲望の平等」になっちゃてるもの。減税と高福祉を同時に要求するなんてまさにその現れだと思うよ。
KA.みんな、もう一つの柱「博愛」を忘れているよなあ。
KI.前にアメリカはGMとコカ・コーラの国って言ったけど、つまりはそう言うこと。力を持った利益団体がマスコミや実弾(賄賂)などで市民を誘導したり、また直接議員や政党に働きかけることによって政治を動かしているんだよ。
Y.日本の議員や政党を見ても、ほとんど利益団体の使いぱしりだもんな。
KA.普通選挙で選挙民が大量に増えたことが、逆にハイパーエリートや全体主義みたいな寡頭政治を呼び起こすなんて皮肉だよなあ。
I.それに寡頭政治にならなかったらならなかったで、今の日本みたいに大衆の莫大な欲望を処理するために議会は衆愚政治に陥り、官僚組織は巨大化し腐敗するのも考えものだよ。
KI.そこでだな、俺が提案するのは「限定民主主義」てやつよ。
(以後、危ない話が続くが割愛)
H.こんなもん書けせんがな、この辺でこの話題打ち切りにしない。
全員.賛成.....
◎第3ラウンド「Viva Technology」
H.20世紀ってよく科学技術が発展した世紀だと言わんか。それをどう思う。
E.そりゃこれほど進化した世紀ってないんじゃない。
KA.身近なところでTVゲーム、あれって俺たちが生まれた頃には影も形もなかったけど今じゃ一家に一台だもんね。
I.飛行機だって1903年にライト兄弟が成功してから、あっと言う間に音速超え、宇宙にまで飛び出しちゃうし。
W.それに核、20世紀の初頭にやっと基礎理論ができあがってきたかなっと思っている間に、街一つ一遍に無くしちゃう爆弾や原子力発電所作っちゃうんだからすごいよね。
KA.まあ、20世紀の科学技術は19世紀の発明の応用がほとんどだけど、その発展の仕方は目を見張るものがあるよ。
H.じゃあ、20世紀の科学技術の発展で何が一番大事だったと思う?
SU.通信、交通手段の発展は大事だよね。そしてこれに付随するマスコミ。
KA.原子力を代表とするエネルギー。
I.医学の進歩も捨て難いなあ。
H.なるほど、それなら一つずつ見ていこうか。
KA.最初は通信・交通の発展についてだね。
ST.交通と言えばやっぱり自動車。そして自動車と言えば1908年に製作されたT型フォードでしょ。ベルトコンベアから次々に大量生産されるT型フォードによって、いままでエリートの物だった自動車が大衆の物になった。大衆社会、大量生産・大量消費、いかにも20世紀って感じのする物だと思わない。
I.自動車に限らないんだけど、交通手段の発達でかなり人間の行動範囲が広くなったよね。KAの実家なんて車ないと生きていけないでしょ。
KA.まったくその通りだけど、でも環境に対してはデメリットが大きいんじゃないのかな。排ガスは大気汚染を引き起こすし、山や田んぼも道路になってアスファルトで固められちゃうし。
T.名古屋でも地下鉄が伸びるたびにその周辺に街が拡大していって緑が無くなっちゃたもんな。
E.でも、それ無しの生活なんて考えられないよ。
H.う〜ん、交通はこれぐらいにして通信の話に変えようか。
ST.20世紀において一番進歩し、発展したのはなんと言っても通信技術。そしてそれに根差すマスコミでしょう。今じゃ第4の勢力だからね。
SU.いや、勢力なんてもんじゃないよ、権力だ。
KA.そうだね、ナチの宣伝省やケネディの当選なんてマスコミの力が強大になった証しだね。
I.でも、マスコミはそれを自覚しているかなあ。
ST.いまじゃ政治家の名前や印象はマスコミを通してしか伝えられないし。一般の人はマスコミが右と言えば右に進む。はっきり言えば政治家より影響力があるでしょ。
SU.それに、メディアによって発達したマスコミと言うのは公共で公正な報道をしていかなくてはならないのに世界中ゴシップな伝達が多くないか? 身の回りで起こる事件、犯罪というものが日常的、かつ非常識的という一見矛盾した性格しているからか.....
ST.うん、確かにマスコミの方々もおまんま食って行かなくてはならないし資本主義である以上営利活動だわな。
I.じゃあ 言論、出版の自由と知る権利とプライバシー保護とのかねあいは?
SU.あの神戸の事件はどうも表現の自由と知る権利が強かったんじゃねえか。
0.自由主義を履き違えるんじゃない。
Y.お前こそ人権主義を履き違えるな。
(一触即発の状態に.....)
H.まあ、落ち着いて.....じゃあこの話題を変えてエネルギー問題についてやろうか。
U.は〜い。要は20世紀は資源を無駄遣いしすぎて、目に見えるほど残りが僅かになっちゃって困ってるってだけの事でしょ。これにてエネルギー問題の話、終了〜
KA.まあ、そうじゃね。それ以上発展性の無い話だけど、これも20世紀が科学万能思想の世紀だった結果かな。エネルギー問題にしても、核兵器にしても、環境問題にしてもいつか科学技術が解決してくれると信じてここまで来ちゃったわけよ。
KI.そう、地球がもう終わりだぞってところまで。そう考えると20世紀は人類が初めて「滅亡の自覚」をした世紀じゃないかって思うんだけど。今までにも歴史の中には停滞期や終末思想なんてものがあったけど。これだけ明確でさらに地球的規模の滅亡の自覚なんて無かったよ。
T.水爆何発で地球が無くなるとか、あと40年で石油が枯渇しちゃうとか、50年後には人口は100億人以上になるとか、予測だけど予言の類いじゃないよね。こんなブルーな話が現実問題だて。
A.嗚呼どうしよう。って本当にどがいしよう.....
M.やっぱここは万能の神、我らが科学技術に頼るべきじゃない。それとも今からみんなで清貧思想でも実践してみる?
全員.ハァ〜
A.さっき人口問題がでてきたけど、今じじいなかなか死なないよね。
SW.こら、お年寄りに対してなんてことを!
A.ごめん、ごめん。でも医療の発達もあるけど、本当に高齢化社会って危険なものをはらんでいると思うよ。実は俺、年金払ってないんだ。今の社会構造では絶対俺が爺になったとき、年金も高福祉も期待できないもん。
KA.もしかしたら将来、高齢者福祉に失敗して、ナチスが精神異常者を絶滅収容所にぶちこんだように高齢者を絶滅収容所に.....
SW.なんてこと言うの!そんなことはおこらない。
KA.でも、50年前におこったことが、50年後におこらないとはかぎらないよ。
W.まあ、絶滅収容所は大袈裟だけど福祉の打ち切りぐらいはあるかも。
SW.怪しからん老人は将来にわたって社会の尊敬をうけるべきだ!老人の力を活用出来ない国は滅びるの。
H.わかった、わかった。じゃあもう一つ医療の話するけど、こないだの羊。あのクローン技術あれはどう。
I.あれは世紀末的だよね。
E.でも、あの技術さえ使えば不老不死も夢じゃないし、無限の可能性があるじゃないか。あれは20世紀最大の発明だよ。
Y.なにが世紀の発明だよ.....
(話は倫理から哲学へそして教育問題にまで発展、延々と部員の話は続く)
KA.こうやって話してみると20世紀は科学技術・産業が発展しているときは浮かれまくり(酔ってる時はハイテンション)。資源や環境を浪費して(散財して店の物を壊して)、世紀末まで地球の現状を顧みず(酔いが醒めるまで自分の悪業に気が付かない)。産業廃棄物や核廃棄物は垂れ流し(ゲロの処理さえしない)。そして誰も責任を取らない(酔っ払っていたこと認めない)。
(F・ドアを蹴破ってくる)
F.まさに、
「酔っ払い大突撃!!」
全員.もうええって!<
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