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*95年度
作戦名:いくま隠し子作戦
指揮官:いくま(性格判断)/きゃみさん(ダーツ)
使用兵器:性格判断/ダーツ
発案:不明
販売価格:300〜100円/200〜100円
原材料単価:0/30〜20000円
作戦実施期間:11月
戦果:30000円前後/100000万円前後
損害:30000円前後(+セガサターン)
作戦区域:4−3333/電話ボックス前テント
客数:200名強/測定不能
純戦果:l00000円弱
いくまの野望はとどまることを知らない。ついに歴史部の鉾先がテントに向けられる日がきたのだ。
もうしみったれた部屋でちまちま商売をしなくてもよい。シャバの世界でテントおったてて商売できる日がきた! いくまは確信する。性格判断は確実に2万円以上の利益を出す。ならばそれを仕入代に用いて商売するならば、絶対に赤字が出ることはあるまい。
シャバに出ること、それは“いくま”の部長生命をかけた決断であった。3年にわたって暖められてきたイクマ大祭プランの決勝点であった。
そうしてテントをくわえた2正面作戦が敢行されることになったのである。これを可能にしたのは綿密な計画(犯罪ふくむ)と、歴史部の高い動員力があったためだ。
なお、テントの内容がダーツに決まった経緯というのは、正直いってよく覚えていない。食い物はリスキーだからやめとこうという話もあったのだが、その先にどのようにしてダーツになったのかが不明瞭なのである。
さて、そのダーツの景品だが、カス景品は駄菓子やらぬいぐるみ、最高景品はセガサターン(きゃみさん供出)とスーパーファミコン(いくま供出)である。問題はその間の中級景品で、これは〇〇〇がバイト先の〇〇〇〇〇でガメてきた時計とライターであった(いずれも単価500円くらい)。20個くらいはガメてきたと思うので《いやいや、ガメてきたみたいなので》、結構な金額である。今思えばよくあんな危ない橋渡ったもんだ《いやいや、渡らせたもんだ》。
作戦立案は終了し、後はその決行が待たれるのみである。性格判断はいくま自ら指揮官となり、ダーツの指揮官には信頼の置けるきゃみさんを配置して万全の態勢は整えられた。
その兵員配置は、性格判断が3個師団l2名強、ダーツが1個師団4〜5名となった。
攻防戦記の上では、性格判断を西部戦線、ダーツを東部戦線と呼称したい。
・西部戦線異状なし
西部戦線は3日にわたって穏やかで、当時の指令部報告書には西部戦線異状なし、報告すべき件なし」という文句に尽きているくらいだった。
マイナーなボケはこれくらいにしておく。
性格判断戦線に関しては、取り立てて書くことはない。杉山女子大からきていた占いに若干客をもっていかれたが、それ以外はしごく順調にことは進んだ。忙しくなかったわけでは全然ないが、それはすでに昨年経験済みのことである。メンバーを替えつつも内容は同じであるので、この戦線の経過は前年の戦記を見ていただければよい。
なお、水虫はすでに完治していたことは付け加えておく。
・激戦、東部戦線
赤軍との激戦に明け暮れる東部戦線は、戦車(男、時計・ライター狙い)、重戦車(アベック、男の見栄)、地雷犬(ジャリ、サターン狙い)の猛攻にあえいでいた。しかしシビア得点設定要塞は、これらの攻撃を全てはね返して微弱な被害を受けるにとどまったのである。
ここで一人の死んでいた男が目を覚ます。神谷準部員はそのダミ声を存分に活用して、さんざんっばら呼び込みを行い、どれだけ効果があったのかは計りかねるが、少なくとも士気の高揚に存分に貢献したのである。彼の在籍3年間はこの瞬間のためにあった。彼の人生で最も輝いた瞬間だったのかもしれない(失礼)。
西部戦線は平穏に、東部戦線は強固な要塞線で、それぞれ我が軍の優勢は確定したかのように思えた。
しかし、連合軍は秘密兵器の投入を伴う、オーバーロード作戦を水面下で進行させていたのである。
・連合軍試作兵器「A副店長及びそのジャリ」
連合軍の西部戦線上陸作戦は唐突に始まった。それに最初に気が付いたのは、幸運なことに“いくま”であった。東部戦線に連絡を終えて西部戦線に帰還途中、いくまはバイト先の副店長を発見したのだ。直ちに“いくま”は西部戦線に連合軍試作兵器を誘導し、自身は東部戦線に急行して要塞の秘匿兵器を隠蔽するよう命じた。
今でも耳を澄ませば自身の絶叫が明瞭に思い出されるのである。
「店長来た! 時計隠せ!」
ほんとやばかったっス。あと一歩で刑事事件だからな。幾多の大祭という戦場を渡りあるいた“いくま”だが、あれほど金玉が縮む思いを味わったのは初めてである。
さて、連合軍試作兵器はその上陸地点を誤り、ジャリ爆弾を西部戦線に撒き散らしたのである。
いつの間にやら副店長のジャリが“いくま”の隠し子ということになってしまい、不名誉な思いを味わったことを付け加えておく。
・要塞線突破
たしかに司令官きゃみさんの慢心があった。あまりにも高い得点設定では客がこなくなるのではないかとの判断により得点設定を下げ、きゃみさんは自ら要塞線の防御を捨てたのだ。
1機の急降下爆撃機はそのチャンスを逃さなかった。
爆撃機の投弾ラックを離れた500キロ爆弾は、要塞線の対空砲火をかいくぐり、幾多の重戦車を灰燼に期さしめたセガサターンを直撃したのである。
きゃみさんは自らの判断により、最も愛するものを失った。
ただ、きゃみさんを責めるのは酷かもしれない。その急降下爆撃機パイロットは、これまで出ていた最高得点の2倍以上の点数をたたき出したのである。まさかそのようなことか起こるとは、たしかに“いくま”でも思わない。そもそもからして自分の判断で自分のもの失ったわけだから、別に責任もクソもないわけだ。
さりとてなんぼなんでもそのままきゃみさんをほっておくのはあまりにも哀れなので、有志の見舞い金を募って新サターン購入資金とすることがその場で決定した。
ちなみにそのパイロットはいずこかの売り子であり、後でチョコバナナくれた。
高いチョコバナナ。
こうして両戦線ともに激甚な衝撃を被ったのだが、結局のところ戦局に深刻な影響は生じなかった。というか、書いてて面白い事件はこの2つくらいしかなかったので、すげえ大げさに書きました。本当は順調でしたね。
さて、終戦を迎えてから計算したところ、連合軍よりかすめとった賠償金は10万円の大台に乗った。
いくまは感慨深く思い出す。最初の戦争が500円だったことを。
こうして“いくま”の野望は、大祭においては一段落を迎えたのだった。
・後日談
サターン見舞い金は定価を大幅に越えたことが東京地検特捜部から報告されている。その余剰金について若干の不明瞭な点があり、1日中には“きゃみさん”は証人喚問に召喚される予定である。
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