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人権ドキュン
〜国民総背番号制を中心として〜
文責:赤いナポレオン
<1>情報の把握・管理
歴史的に国家は如何にして国内に絶対的な権力を確立するか、その方法の開発に執心してきた。絶対的な権力を確立する為の条件はただ一つ、権力を集中させれば良い訳なのだが、これがなかなか難しい。それでは権力を掌握する最良の手段は何なのであろうか。それは情報のコントロールに他ならない。それがどの程度までコントロール可能かと云えば実際の話、近年のネットワーク技術発達(特にコンピューター技術)の背景を鑑みれば、国民一人一人の赤裸々な情報を把握・管理することが可能であろう。問題はそれが正しいか否かである。それは国家的には正しいし、個人的には正しくない。
<2>国家的な正しさ〜各国の事例〜
国家が自らの権力を確立する手段として、国民の情報を可能な限り把握しようとするのは当然の行為である。何故なら国民全員が全て国家に従順な愛国の徒と云う訳にはいえないからである。だから国家による国民の情報管理は、ある意味では自衛権の延長線上にある行為として考え得る。
EX)(1)アメリカ/FBI
読者諸兄も御存知の通り、アメリカにはFBIとCIAという二つの弾圧巨頭が存在する。まず前者は対内的な情報収集、不穏分子の弾圧という神聖なる責務を負っている。全ては偉大なる民主主義帝国を建設・発展させてゆく為である。故に悪の共産主義帝国との戦争が発生した場合は速やかに国内の不穏分子を予防拘禁できるように個人ファイルの作成が行われている。一方、後者は対外的な情報収集・破壊工作に従事し、世界の警察官たる合衆国に刃向かうイスラム原理主義のち ぽゲリラどもを人知れずこの世界から抹殺する崇高な使命を持っている。以上の様な事例から云えることは、合衆国は世界でも有数の情報統制国であるということである。
(感想)気持ち良いくらいリアリストであります。軍曹殿
(2)ドイツ第3帝国/ゲシュタポ
第3帝国は云うまでもなく全体主義勢力である。故に情報統制・管理を行うのは明確であり、今更目新しい事はない。ただ驚くべきは第3帝国よりも合衆国の方が遥かにその統制・管理の度合が強いということである。
(感想)お上(国家)に楯突こうとする勢力は往々にして、自分たちの辿る運命を覚悟して反政府活動に身を投じている。それはいつの時代であっても同じである。一見勇敢な様にも見えるが、こいつらは潜在的なマゾヒストではないのだろうか。<仮説>
<3>全ては国益、故に情報管理である
通常の場合、国家の行働基準となるものは「国益」である。極言ではあるが国益を如何に効率的になおかつ短時間で実現することこそ国家が最も重視することである。だからたとえそれが善であれ悪であれ非人道的であれ人権侵害であれ、それを実現する為の方法論にはこだわらない。即ち結果オーライということだ。
確かに国民総背番号制はハッキング・情報売買など現代社会の様々なタイプの情報犯罪と照らし合わせるとプライバシーの保護という点で若干の問題が残る。しかしこの制度の実施によって行政の問題処理効率が飛躍的に高まることを考えれば、国家が国益オーライと考えていることを抜きにしても、私益よりも公益を優先する立場を採った方が我々、一般市民にとっても長期的な利益につながるのではなかろうか。
歴史上存在した超大国、中華帝国(中国の諸王朝をまとめて)にしても西欧の王朝にしても、それが没落してゆく過程はある程度共通している。没落してゆく最たる理由は外圧などではない。内圧、即ち苦心して作り上げた中央集権的システムが大土地所有の進行・不穏な反抗分子の居動などによって崩壊してゆく過程に最たる原因があるのである。こういった大国衰退の歴史が私達に語りかける事は全てが正しいことではないかも知れない、しかしそれは、国家本位で物事を考えれば真実である場合が多い。
<4>リスク・アンド・リターン
スイスでは自分の少しのプライバシーを犠牲にしてでもコミュニティ全体の利益を防衛する事を優先するという意識が国民全般に渡って見られる。こういった考え方をするのは、コミュニティの防衛が最終的に自分たちの利益となって戻ってくるという確信が一般化しているからである。リスクがあって初めてリターンが生まれる。水と安全はタダで転がり込んでくると考える日本人にはどうもこの考えが先天的に欠如しているようにも思われる。死刑制度にしても同じ事で、犯罪者の人権擁護を唱えることは確かに人権運動の高揚に繋がる。しかしその一方で犯罪件数が増加し社会の安全を脅かすというパラドクスを含んでいるのである。分かったかい目先の事しか考えないおバカさん。
スイスの例からもわかるが、国家による国民の情報の管理には国家によって人権が抑圧されたり、個人の情報が流出したりというリスクが伴う。しかし一方で社会の安全を維持し、犯罪を未然に防ぐという安全弁の役割、そして行政の効率化・コストダウンにも繁がるという面に注目し素直に国家の詭弁にだまされるベきである。分かったかいおサルさん達、だから盗聴法も正しいんです。
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