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「キリストとユダ」

                    byあべちゃん
裏切った者・裏切られた者というテーマで今回キリストとユダについて書いていくわけですが、まず、あなたは神の存在(又はキリストの行った奇跡)を信じますか?

 この質問について私も未だ明確な答えは出せていません。
キリストに関する話を1つします。
〜ある人里離れた所に5千人の空腹の人々がいました。
 もう限界だという時になってイエス・キリストは弟子の持っていた食糧を出させましたしかし食糧は5つのパンと2匹の魚しかありません。そこでイエスは天を仰いで賛美の祈りを唱え、そしてパンを裂いて群衆に配りました。すると、5千の人が満たされたそうです。〜

 この話を聞いてどう思われましたか?“そんなわけないやん”と頭から信じない人もいるでしよう。また“キリストが5つのパンと2匹の魚を皆の前で出したことによって、後で、皆にかくれて食べようと思って食糧をかくしていた人々が次々と皆の前に出したのでそれが膨大な量となって5千の人が満たされたのでは”という柔軟な考えの方もいるでしょうし、“ひょっとしてとてつもなく巨大なパンだったのでは!”という優れた発想の方もいるでしょう。ここで私が言いたい事は、当時は話が口コミで広まっていったので途中で現実よりも話が大きくなってしまったのではないか、ということで、現実にあった事なのかどうかという確信がありません。つまりくわしい所までつっこめない!!ということなのです…。

◆イエス・キリスト〜この人は誕生さえも信じ難いのです。
〜母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず密かに縁を切ろうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」〜
〜聖書より〜

それは現代でいうと女性が宇宙人に誘拐され、解放されてみると妊娠させられていた、というようなもので、おまけに生まれてくる子の名前まで勝手に決められていたのです。ヨセフは「ちょっとまってくれよう、おれ知らんで”とは思わなかったのでしようか。

◆イエスは弟子ユダに裏切られるまでに何度か危険な目にあっていますが、その度に神の予告によって危機を脱してきました。その中でも、生まれて間もない頃のものを紹介します。

〜主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親をつれて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまでそこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」…ヘロデはベツレヘム(キリスト誕生の地)とその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を一人残さず殺させた。〜
〜聖書より〜

ヘロデはB.C.37年にエルサレムを占領し、ユダヤの王となり約30年間パレスチナ全土に権勢を誇った人物で、予言者がイエスを“ユダヤ人の王”と預言したことに非常に不安を抱いて、イエスを殺そうとしたのでした。

◆イエスは30歳を過ぎてから活動を始めたのてすが、フィリポ・カイサリア地方で活動していたとき、自分の死と復活を予告していました。

〜この時からイエスは、御自分が必ずエレサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明けはじめられた。〜
〜聖書より〜

イエスはこの後ガリラヤで1度、エルサレムで1度、合計3度自分の死と復活を予告していました。これは、前もって何度も弟子たちに予告しておくことで動揺させない為だったのでしょうか。それともよっぽど皆が信じてくれなかったからなのでしようか。

◆イエスには12人の弟子がいましたが、その中の1人、イスカリオテと呼ばれていたユダがイエスを裏切ったのです。ユダは祭司長、律法学者たちに銀貨30枚をもらいイエスを引き渡す約束をしました。

なぜユダはイエスを裏切ったのでしようか。

この「銀貨を30枚もらい」という言葉は聖書にあったのですが、聖書はキリスト教の聖典なのでユダにとって不利に書いてあるのは当然です。ユダは銀貨の為だけにキリストを裏切ったのでしようか考えられる理由を挙げてみました。
1、ユダは無償でキリストや病人などの世話をすることに嫌気がさした。2、ユダはキリストの奇跡を観たことがなかったので、本当に奇跡が起こせるのか観てみたかつた。
3、キリストもしくは他の弟子と馬が合わなかった。
私の考えはこの中では2番なのですが、村上友視氏は「夢の通い路」でこのようなことを書いています。〜「裏切り、受難、磔刑、そして復活……このコースはキリストの神話にとって不可欠ですね」「となると?」「キリストはユダの裏切りを甘んじて受けた」「なるほど……」「というよりも、キリストの神話にとってユダの裏切りは不可欠だった」「……」「もっと考えると」「まさかキリストとユダが通じていたって言おうとしているんじゃないだろうね」「その通りなんです」「……」「あたしは、ユダとキリストは神話のために心を結んでいたんじゃないかと」〜この話も含めて皆さんの考えはどれに近いですか。

◆ユダは銀貨30枚でイエスを裏切ったわけですが、どのような方法でイエスを引き渡したのでしょうか。

〜イエスが話しておられると、十二人の一人であるユダがやって来た。祭司長たちや民の長老たちの遣わした大勢の群衆も剣や棒を持って一緒に来た。イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのがその人DA.それを捕まえろ。」と、前もって合図を決めていた。ユダはすぐイエスに近寄り、「先生、こんばんわ。」と言って接吻したイエスは、「友よ、しようとしていることをするがよい」と言われた。すると人々は進み寄り、イエスに手をかけて捕らえた。…このとき弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げてしまった。
〜聖書より〜

なんと、主犯はユダではありましたが、他の弟子たちもイエスを見捨てて逃げているではありませんか! しかもペトロと呼ばれていたシモンとその兄弟のアンデレに裁判(イエスは神の子と自称し、民衆を扇動した罪で裁判にかけられていた)で、呪いの言葉さえ口にしながら“あの人とは仲間ではない、知らない”と言われているのです。しかし、ユダが裏切ることもペトロが知らないと言うこともイエスはあらかじめ知っていたのです。
こうしてイエスは死刑の判決が下り、十字架につけられ死にました。その瞬間神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、墓が開いて、眠りについていた多くの聖なるものたちの体が生き返ったと言われています。そしてイエスは予告した通り、三日目みごとに復活してみせたのです。

◆イエスは死んだものの復活を果たしたわけですが、そのイエスを死に追いやったユダはどうしたのでしょう。

〜イエスを裏切ったユダは、イエスに有罪の判決が下ったのを知って後悔し銀貨30枚を祭司長や長老たちに返そうとして「わたしは罪のない人の血を売り渡し、罪を犯しました。」と言った。しかし彼らは「我々の知ったことではない。お前の問題だ。」と言った。そこでユダは銀貨を神殿に投げ込んで立ち去り、首をつって死んだ。〜
〜聖書より〜

また聖書の別の箇所にはこう書いてあります。
〜このユダは、不正を働いて得た報酬で土地を買ったのですが、その地面にまっさかさまに落ちて、体が真ん中から裂け、はらわたがみな出てしまいました。〜

 すベてのことを知っていながらわざと裏切られたキリスト、何も知らないでキリストを裏切ったユダ、この場合は下の者が上の者をという裏切りでしたが、裏切る、裏切られるということの両者の関係はさまざまです。そして裏切りという行為に伴うメリットですが、これも個人のものであったり大勢のものであったりとさまざまです。さてここでは誰にメリットがあったのでしょうか。ユダは銀貨をもらったが自殺してしまいました。キリストは後にこれだけキリスト教が大きくなったが処刑されるという痛いどころではない目に遭っています。そうすると残されたのは、大きくなったキリスト教の恩恵をうけた弟子ではなかったか、という気がしてならないのです。 皆さんはどう思われましたか。
(参考文献「聖書」)

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