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築島さん必死!(仮) -築島(つくしま)-

Ver.2.00.2072.3

 行動力 (意欲?) と実力が伴わない典型的「可愛い・ドジ・元気」キャラ。
 予め持たされているデータを実体験としてトレースすることで無邪気にカンドー!
 コンセプトは「疲れるけど、一緒にいたいキャラ!?」です。

シナリオのつぼ

カレンダー

01

 自分の弱点を隠すためのアイテムは、よく見てみると世の中にけっこう、あふれてる。
 髪の毛が気になる人にはカツラ、背が低ければシークレットシューズ、胸のボリュームが足りなげな人にはそれ系のブラ、……男(股間?)用のはあまり聞いたことがないな。
 とにかく、人間の欲望は果てしなく、それを叶えるためのテクノロジーの進歩にも終わりがない。

 とりあえず人類には、まだまだ隠し足りない、情けないところが残っているようで。
 そして今年、ついに某社が、ある意味最高に情けない工業製品をデビューさせた。
 それが『築島さん』だ。

『築島さん最新版、発売! 通販のみの限定発売!』
『今度の築島さんは、○○機能を大強化!』
『日頃のご愛顧に感謝し、乗換キャンペーン実施中。詳しくはお手元の旧・築島さんにお聞き下さい……』

 築島さんのオフィシャルサイトには、最高に情けないコピーがあふれており。
 おなじみのユーザーの声コーナーには、「新しい彼女が出たら必ず買います」とか「人間の女の子の比じゃありません」だの「築島さんがいなければ、あまりに味気ない人生に死を選んでいたかも知れません」など、やらせっぽいコメントが50以上も。
 そ〜までして、プライド捨ててまで売りたいか、メーカーさん? 情けない。

 ターゲットを「女の子に相手にされない(飢えた)男」という、とても判りやすい範囲に絞り、企画・開発・広報活動の全てをその層だけに集中させた結果、爆発的に大ヒットしている……らしい。
 らしいというのは、築島さんに関する情報があまりにも少ないからだ。
 メーカー自体、公式には「介助が必要な方向けの福祉機器」としているが、まぁ、ちょっと考えれば誰でも“本来の用途”に気づくし、それゆえ表だって語るヤツも少なくなるしな。いても黙殺されるし。

 しっかし、判んないなぁ〜。
 こんなもん買っても、ホントの女の子の(都合の)悪いところがない代わりに、いいところも得られないんじゃないの?
 結局偽者なんだし。

 それにこの価格。
 車買えるよ、中古じゃないのが。
 女の子とドライブする代わりに、キカイと部屋で過ごすのか。

 一緒に外で遊ぶこともなく。
 ただひたすら恋人ごっこに興ずる。
 とてつもなく暗〜い、ジメジメッとした、そんな男たちの姿が勝手に脳内上映されてしまう。

 で、一番情けないのは、だ。
 画面の中の、築島さんの購入ボタンのはるか下の方に、さりげなく周囲に埋没する寸前という風情でそっと設置されていた「モニター申し込み」ボタンを押してしまった自分。
 我ながら脳、やられてる感じ……。

 数日後。
 築島さんがやってきた。
 宅配便かなにかで来るのかと思いきや、なんと普通に歩いてきた。

 全体的にボーイッシュなファッション、というかまったく飾り気のないカッコ。
 小柄な身体に不釣り合いな、大きめのボストンバッグを肩から提げている。
 これで胸がふくらんでなきゃ、「悩める男の子(14)、二度目の家出」とかタイトルを付けたいところだ。

「はじめまして、築島です……」と、声のみならず全身から気弱そうな雰囲気を漂わせている。
 こういうのが、最近の「理想の女像」なんだろうか?
 ともかく、家に上がってもらうことにした。

 ……予選通過〜出会い〜背景説明。

02

(スポーツセンター伏線)「『スポーツの秋』と言いますし」vs「秋にゃ早いだろ!」

03口ラ

強制イベント、スポーツセンターにて特訓。
※触が1以上ならスポーツセンターでの他社ロボ「ライバル宣言」を後述。
「袖擦り合うも多生の縁」とまとめようとするが、最終的には口げんかに。
 家に帰ってきてから報告するが、なんだか悔しそうだった。
 ――ところで、どうして築島がアンドロイドだと判ったんだろう?

04

 クッキーの練習。
 料理のパラメータ問わず、クッキーだけはデフォで作れる。

05食夜

 晩飯時に。
 手酌でチビチビやっていると、築島がなんだか呑みたそうなので、試しに呑ませてみる……すると、昨日作ったクッキーを肴にグイグイ、そのまま本気で酔っぱらう!?
 わがままモードに入った築島、プレイヤーを近所の神社の夜店に連れ出す。

 帰り道、酔いが醒めるまでと立ち寄った公園で、スカートを「ぺたっ」とくっつけて座ることが出来ない築島を笑う。
 月を見ながらトーク。
「月のクレーター、全部言えますよ。でも、実体験すると違うんでしょうね……」と、立ち上がり、そのまま夜の公園を走り回る。

「風切り音を初めて聞いたときに、ちょっぴりうれしかったんです!」
 ところで、飲んだ酒はどこに行くんだろう?
 帰宅後、一緒にお風呂♪

06

 フツーに特訓。
 (毎晩やってるけど)研究所の予備にTELで状況報告する築島。
 シメジと松茸の話で爆笑!? (←なんだこれは)

07

 何かの特訓で失敗して左手薬指が傷ついて、「キズモノになっちゃいました!?」と用法を誤った暴言を吐く。
「何であんな練習で!?」といぶかるプレイヤー。
 傷は指輪でごまかすことに。

08

 Battle 1st.料理はクッキーだったので絶対にパス!
 最強調味料「二億母(≒ニョクマム)」は煮詰めて粉にし、最後に振りかける。
 混ぜ込んだ他の参加者は味が濃すぎ、軒並み点数ダウン。

※触が0ならこの時点で敗退…築島回収。「ごめんなさい、です……」「――謝るなよ」

※触が1以上なら勝利…途中経過作って「通過しました!」「次は優勝だな?」「『千里の道も一歩から』と言いますし」と返す築島、でもそれ、ちょっと違うだろ。

09死過対

 日課の状況報告中。
「知ってると思うけど」と勝ち残ったことを言おうとする築島に、「もう、知ってたんだ」と予備。
 築島の研究開発スタッフの一人が、会場に試合観戦しに行く途中で事故に遭い、死亡したと聞く。

 落ち込む築島に、「寿命の長さじゃなくて、幸せだったかどうかじゃないか?」とプレイヤーは言うが、築島はそれを受け入れることが出来ず、口論になってしまう。
「怒ってはいませんが、納得できないんです……!」
 まま、泣きながら寝てしまう。

 抱きかかえてソファへ運ぼうとすると、小さく「今日は一緒に寝たいです」と築島。
 くっついたまま就寝?
 プレイヤーが「何か」を自覚する瞬間だった。

10

 落ち込みムードが続く。
 TEL で予備が「ライバルに気をつけてね」と。
「狙われてんのか?」「――はい」

 ずっと忘れていたレポートを仕上げ、FAX で送信。
「FAX機能なんて、使ったことないけどな。研究所って、意外とローテクが幅を利かせてるのか?」

11ラ

 買い物に行く。
 築島の服とかも?
 何を選んでも買い物!

「『可愛い子には旅をさせろ』と言いますし」とか。
 うっかり「買い物にでも行くか?」と言ったばかりに、すべての選択肢は「ショッピング」に変更!
「水中騎馬戦とかが競技にあったら、困りますから」と、水着コーナーへ。

 付いていくのに抵抗があるプレイヤーは外で待っている。
 と、女性のマスターに仕える先輩がいた。
「あんたにリプレースされたくないんだよ」と先輩。これも後述。

 時を同じくして、プレイヤーは妹とばったり!

12

「私もいつか、後輩に抜かれるんでしょうか?」「魅力と能力は、時として比例しない。支え合うのが人間だ」「――私はヒトに、なれるかな?」

13物

 練習にもことさら熱が入っている。
 しまくる。
「今日はいつにもまして気合い入ってたなぁ」「後悔しない『さよなら』がしたいですから」

14夢口

 最後の試合前日。
 いろいろ復習。
 思い出が走馬燈のように脳裏に。

 泣いても笑っても、明日だ。
「夢は優勝ともう一つ、この生活がずっと続けられたら……。私の夢は、ダメですか?」
「未来永劫特訓の日々か? 俺はいやだけどな、そんなの」プレイヤーはそう言い、築島は何かを言いかけ、グッと飲み込む。

「もうちょっと目が潤んでたら、いいシーンなんだが」とプレイヤー、本当に目を潤ませる築島。
 何だかなぁ。

15別

 最後の試合。

※'1'以下のものがあればそれでこける…「ひどい負け方……」「僕らも気落ちしたよ」「やはり『ダメ』か」「――はい」
 連れられていく築島。
 あとで「痛くなく、してくれるって」とメールが。

※すべて2以上の場合…モニター終了後、淡々とレポートを書いている。
 自分でも驚くほど冷静。気持ちに区切りをつけるため?
 ……そして、夢の終わりに。

※嗅が3の場合…数ヶ月後、家電量販店でバイト、金を貯め、築島をいつか買おうと夢見ている。「この夢、ダメじゃないだろ?」
 数ヶ月後、1ヶ月分レンタルするお金ができて、……やってきた彼女は、当たり前だが当時の彼女とは違った。家事全般なんでもござれ、それ以外でも過不足なく……。ただ、例のファックスで報告する姿が、まったく同じ?
「いろんなヒトに買ってもらえたら、そのうちのひとりの私が、あなたにも買ってもらえると思って。すっごくいろいろ、練習したんです」と築島の告白。指の傷が動かぬ証拠……。

※嗅が4以上の場合…幾多の困難を乗り越え、やっと結ば(略)年という歳月が流れていた。
 ちょっとしたことから大げんかの挙げ句2、3日口をきかなくなったり、仲直りしたあとその反動で極端にラブラブモードに入ってしまったりと、そこそこ普通の、幸せな暮らし。
 永遠にそれが続けばいいのにと、築島は願っていたのだが、しかしメモリの片隅に居座る根拠のない不安があった。

 それが今日になって、急に現実味を帯びてきた。
 築島の、後輩発売のニュースが飛び込んできたのだ。
 自分を元にして作られた大勢のコピー達が、ユーザーの恋人の座を先輩から奪い取ってしまったことを彼女は知っている。

「今度は自分の番かも知れない、このままでは、プレイヤーに飽きられてしまう」
 そう不安を募らせた築島は、怪しいルートで出回っている「築島さん用裏基盤」を自分で取り付けてしまう。
 なんでもそつなくこなし、適度に(プレイヤーを立てる、程度に)コケる筑島は、今まで以上にプレイヤーの魂を揺さぶった。

 しかし、プレイヤーは、ある種の違和感というか、得体の知れない不安感に襲われるのだった。
 そしてそれは、不幸にも的中してしまう。

 ――その晩。築島はすこしずつ、壊れだした。
「右手が、動かなくなっちゃった……」

「視野のオブジェクト切り出しも不良化進行」
「言語系も……」

 裏基盤がシステムに限界以上の負荷をかけていたが、自己診断装置は改造を検知されないように無効化されていたため気づかず、ゆっくりと壊れて続けていたのだ。
 ついには、基幹システムまでも停止する。
 昨日分のバックアップを適用すれば戻ることは判っているのだが、それは築島を「モノ」として扱うということ。

 プレイヤーには、それができなかった。
 ――そのまま、時間が止まる。

※嗅が6以上で…他のキャラへ続く(紹介文くらいは読める)……。


いま「嗅が4以上」に入っているアレの代わりに、こんなモノが入っていました

 賞金で築島を買い取る。
 試作のため、後に視力を失う。「最後の記憶が、泣き顔なのは辛いです」「ニュース、読んでって言ったのに(研究所からサポートニュースとして予めメールで届いていた)」
 ところで、例の「願い」はどうなったの? →スタッフロール。


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