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武蔵の姉が嫁いだとされる家

@仁風閣

昨夜のN見さんの発案で、仁風閣を見ることに。 こぜにやからはタクシー(料金950円)を使って乗り付ける。 仁風閣は旧鳥取城の敷地内にある。 タクシーの運転手氏によると、鳥取城は廃藩置県の際に取り壊されたが、 その前にすでに落雷で天守閣が焼失していたとのこと。勿体無い。 仁風閣は、パンフレットによるとルネサンス様式だそうだ。 昨年塗りなおしたとあって白く美しい建物だが、 個人的には多少薄汚れていても年月を感じさせる壁、 というのが好きなので、ちょっと残念だったりもした。

内装保全のためスリッパでぱたぱた中を歩く。 古風な家具や螺旋階段、蒔絵の施されたソファに、窓を背にした謁見室まである。 離れに、廊下に赤絨毯を敷いた茶室や、椿が植えられた庭もあり、なかなか風情があるところだった。 門のところでこの旅行最初で最後の集合写真を撮った、否、タクシーの運転手氏に撮ってもらった。
仁風閣正面
↑仁風閣の正面。
螺旋階段の手すり 蒔絵の椅子 窓 照明 アゲハチョウの家紋
鳥取駅にて、電車に乗るまでの短い間に、キオスクで土産物を物色。 向かう宮本武蔵駅は岡山県であり、鳥取の土産物らしい土産物を買えるのがここで最後だからだ。 土産物ついでに一同鳥取名物の20世紀梨のシャーベットや、 大山牧場の牛乳を使ったブルーベリーアイスを購入。 暖かい電車の中で先生も交えて食う。 梨シャーベットはあっさり味、ブルーベリーアイスは牛乳の濃厚な味がしてうまい。

智頭駅で降り、次の電車が来るまでの間、駅周辺を観光することに。

@智頭

智頭駅は、行きしなに鳥取大丸で昼食を食べた駅である。 観光案内所の事務所で荷物を預かって頂き、身軽な格好でいざ観光に。

塩谷出店・西川克巳映画記念館へ。 塩谷出店は、現在喫茶店として使われており、結構いい雰囲気のお店。 時間があればここでお茶したかった……。 一方、映画記念館の方は西川映画のポスターや、 主演の俳優さんたちのサインなどが掲示されていた。 卒論で山口百恵をテーマにしたS藤さん曰く「ああ〜卒論書く前に来たかった〜〜」。 何となくわかる気がする……。

余談:この旅行中に、元嘉暦が使用されていた証拠が発見されたという新聞記事が出ていた。 暦法を卒論テーマにしていたI本、泣く泣く。

名残惜しいながらも(何しろホントに時間がないのだ)、石谷家住宅の見学へ。 ここの一部は江戸期から存在したという、かなり古い建物である。 時間の都合上、本玄関と江戸屋敷までしか入れなかったが (500円分きっちり見たかった……)。

「電車まであと15分!」という声に急かされながら、皆で走る走る。 先ほどからの雨は霙から霰に変わり、走るとバシバシとざらめ状のものが顔に当たるのである。 痛い。しかし次の電車を待つわけにはいかない。 余りに必死に走りすぎて、浜下先生以下、 学生たちの貴重なマラソンシーンをファインダーに収め損ねてしまった。
梁
↑石谷家住宅の梁。すごい迫力。

@岡山県大原町〜宮本武蔵ゆかりの地〜

宮本武蔵駅から徒歩で、宮本武蔵生家を訪ねる。 シンプルな駅にはコインロッカーがなかったため、皆重い荷物をえっちらおっちら担ぎながら歩く。 しかしその中で先生だけは荷物をおおかた宅急便で送ってしまったらしく、一人でラックラクに歩いておられる。 いつもの校内でノンビリしている姿からは想像がつかないが、さすがに旅なれたところがおありである。

「たけぞう亭」で遅めのお昼。先生と学生数人で「二刀流めん」なるものを注文する。 食べ方があるらしく、

1.食べる前に「えいやー!」と気合を入れる。
2.両手に箸を持ち、右手でソバ、左手でウドンを食す。
3.ダシを飲むときは器を両手で持ち、姿勢を正して豪快に。

……だ、そうだ(←記憶に頼って書いているので、ちょっと違うかもしれない)。 お調子者のI本はもちろん、S藤さんも挑戦。先生は早々に右手で食しておられた。 うまくいかないので左手でソバを食してみたところ、ちゃんと麺が箸にからんで、それなりに食べることができた。 二刀流めん、600円也。うまかったです。ごちそうさま。

たけぞう亭のおかみさんと一緒に写真を撮ってもらった後、武蔵資料館へ。 展示室がひとつしかないのに入場料500円はちと高い気もするが、 説明をしてくれるお兄さん(武蔵or小次郎の格好をしていた)のお話が面白かったので許可。 剣の腕で有名な武蔵だが、その反面、文化人としての側面も持っていたらしく、 絵を残したり、自ら鎚を振るって手製の小柄や頬当て、剣の鍔なんかも作っていたのが展示されている。 絵のほとんどは複製だが、唯一、達磨の絵だけは本物らしい。 嘘か真か、「二億円も出してこの絵を買ったために、 ここの入場料は300円から500円に値上がりしたんですよ(笑)」とのこと。

余談:資料館にいた武蔵(註:町役場の職員らしい)は、説明の途中で鳴ったケータイに、 「はろー」で始まり、終わり「ヨロシコ!」で答える超現代人だった(笑)。

二刀流に挑戦!
↑半分ヤラセな二刀流。
宮本武蔵駅にあるレリーフ 武蔵神社 大原町の山側の風景 武蔵の墓 たけぞう亭のおかみさんと

そして、帰路

皆寝る寝る。すかすか寝る。ぐーぐー寝る。寝まくりである。 そんな皆の間で、私I本だけ眠らずにでれでれしている。ケモノみたいでちょっとイヤ。 O本さんと頭を突き合わせてアエラなんぞ読んでたりする。 私I本、旅行中で一番頭を使っていた瞬間かもしれない……。

というわけで、旅行に参加した皆さん、幹事を務めてくれたS藤さん、 そして無駄に若いエネルギーを発散する猿山のサルたち女子大生を率いてくださった先生、 お疲れ様でした。 旅行に行かなかった人たちにも、楽しさが少しでも伝わればと願いながら、 筆を(パソコンのキーボードを?)置きたいと思います。

心に残る思い出をどうもありがとう。

記録者:I本
智頭急行
↑宮本武蔵駅に入る智頭急行。
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