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2000年3月25日
ふと思いついてトイレについて。
トイレと言うやつはどの国でもそれなりに特徴がある。
日本なら和式、キン隠しがついているあれだ。
しかしあれは男性にとっては非常にいいものだが、例えばあれをそのままのコンセプトで中国にもってくるとえらいことになるだろう。
日本のトイレは立って用を足せる。(男性のみ)そのため、入って、そのままの向きで座る(蹲踞する)ことになる。つまり入り口に背(あえて「背」と言っておこう)を向けることになるわけだ。
さてここで中国の話になるが、中国のトイレにはたいてい鍵がない。あっても大部分はその痕跡が残るのみ。トイレに入る際にはまずちょっとだけ開けて、中に人がいないことを確認してから入る。「じゃ、人がいたらどうするんだ」決まっている。隣りの部屋を確認すればいい。
つまり、入っているときに誰かに見られる可能性が大いにあると言うことなのだ。これが、もし入り口に「背中」が向いていたらどうなるか?・・・当然、至極あたりまえの事ながら、「背中」を見られることになる。人間、そういう状況になれば、ついそこに目がいってしまうものだろう。
だから!
中国の公衆トイレは入り口に向って座るのだ。こうすれば人が見たとき「背中」を見られないですむ。うつむいていれば見られるのは頭だけだ。
公衆トイレならこんなに合理的で素晴らしいことはない。(鍵をつけるのが一番早いのだが)
もっと強烈な公衆トイレもある。ドアがなくて下には溝。縦に並んでおり、L字型の敷居で区切られている。入り口方面からは見えないが、一番奥まで行って帰ってくるときは見ないのがマナー、というシステム。時々前方(または後方)から水がすごい勢いで溝の中を流れていく。
私はさすがに恥ずかしくて、いつも一番奥のを使う。目の前には排水用の水を流すための太いパイプがあった。太さ約17センチ。
私が用を足していると、突然! ものすごい勢いでそのパイプから水が溢れ出した!
もうすごいと言うほかない。水は当然空高く跳ね上がり、それと一緒に今しがたひねり出したばかりの私の子供も楽しそうに元気よく躍り上がった。
後は推して知るべし。
こんなところでするんじゃなかったと、ちょっとクサくて冷たいズボンでさっさとウチに帰ったのでした。
一番前ではするもんではないなぁ。
中国にくる人、今では少なくなったこのトイレ、田舎の観光地などでは依然根強く残っております。目の前に極太のパイプがあるときはご用心!!!
中国のトイレ、もう少し話はありますが、今日はこの辺にしておきましょう。
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が、別にどうという事もないので、
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