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2000年4月5日
中国の宴会
よくあるネタだが、中国でのお酒の飲み方について少し触れてみよう。
私はお酒が好きだ。とても好きだ。飲めるならば飲める時に飲めるだけ飲んでおく。いつか書いたように、接待も結構多い。飲めるときは飲むべきなのだ。いや、飲めるならば飲まなければいけないとでも言おうか。
この間日本から数人お客さんがきた。彼らは日本人であり、中国でのお酒の飲み方を知らない。だからといって悪いことではもちろんない。ただ、昔の私、中国に来たばかりの頃の私を思い出したのだ。
あの頃、私は酒は飲める方だと思っていた。昔は強いとおもっていたが、韓国に行って飲まされて飲ませてちょっと「酸っぱい」思い出を作ってから、少し遠慮して、「飲めるほう」といっている。
中国に来てから、仕事で酒を飲むようになった。接待である。今までは呑んでつぶれてもよかったが、これからはそうは行かない。仕事をしなければいけないのだ。中国に来る人は、お酒が飲めないと仕事ができないといってもいいくらい中国でお酒を飲むことは重要なことだ。中国の言葉で、3回飲んだら親友、というような言葉がある。中国で商売をするならまず飲めなければいけない。意外と今でもこの習慣は残っている。
そして中国の宴会は乾杯の嵐である。
私は結構気に入っているが、飲めない人はそうはいくまい。とにかく何かしら理由をつけて飲ませるのだ。今日は日本からお客さんが来ただとか、乾杯したことがめでたいから乾杯だとか、しまいには何がなにやらわからないままに乾杯している。要するに乾杯しなければ飲めないのである。日本人のように、自分ひとりの酒をゆっくりやる、というようなことはない。
日本から来たお客さんたちは、自分の酒をひとりで飲んでいる。ふと気づくと私は自分ひとりでは絶対に飲まなくなっている。必ず誰かを誘って乾杯しながら飲んでいるのだ。これにも実は少しおどろいたが、これができないと中国で生きていけない。最初はできなくて、よくくたくたになりながらふらふら家に帰ったものだ。
また、中国の人は昼間から平気で酒を飲む。午後仕事だから、といいながら乾杯をする。どうやら酒を飲んでも仕事ができるというのが一つのステイタスらしい。全く困ったステイタスである。おかげで寄ってへろへろになりながら学生に謝りつつ授業をすることもあった。今ではもうそういうことはなくなっている。飲みなれたのだ。中国式に。
これも困ったことではあるが。しかし、昼間から酒を飲んで乾杯をし、これで私たちは友達です、という感覚は、理解しようとしなければまあまず理解できないだろう。また、言葉で理解することはできても、感覚で自然に理解することは難しい。
最近思うのだが、私のこの適応力にも困ったものだ。すっかり理解してしまい、感覚的に3回で友達。をやってしまっている。
日本に帰ったとき社会復帰できるだろうか・・・甚だ心配である。中国に修行に来たつもりが返って役立たずになってしまいそうだ・・・
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