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2000年5月10日


バッタものばっかり。

 中国には「似て非なるもの」が多いことは前にも書いたが、中国の製品は、まったくもって「大体」で成り立っている。
 例えば、私は中国に来てすぐ、320元もする自転車を買ったのだが、これがまたすぐに壊れてしまった。直し直し乗っていたがこの間ついに再起不能になってしまった。乗れないことはないのだが、明らかに私の要求にはこたえてくれない。これはまあ、高いながらも中国の普通の人が買う、いわゆる怪しげなところで買ったのでまあ納得できる。しかし、諦めて今度は外資系の大型スーパーで530元の高級な自転車を購入したのだが、これがまた「似て非なるもの」。見た目はとても丈夫そうなマウンテンバイクなのだが、しばらく乗って、ちょっとハードな負荷をかけたらくにゃっといってしまい、また修理に手間が掛かることとなった。
 今では、あまり負荷をかけないように、そろそろと乗っている。これでは爽快感半減なのだが・・・。
 また、中国の階段は公共の明かりがなく、なれないうちは懐中電灯でもないととてもじゃないが歩けない。私はすでに目をつぶっても歩けるくらいにはなったが、新しく来た先生は懐中電灯を持参している。これが、最初にもってきたものが調子が悪く、こちらで2元ほどで買った懐中電灯が、これがまた情緒のあるもので、もって歩いていると光がゆらゆらと揺れるのである。後ろから見ているとまるでろうそくの明かりそのもの。非常に雅な光なのである。
 ぜひどこかで製品化していただきたいものである。
 「風で揺れる懐中電灯」
 どこかの仏具屋さんで開発してみたらよいと思うのだが…
 私はギターを弾くのだが、こちらに来てから数本買ったギターのうち、一番最近買ったものが一番見た目はよかった。しかし、これも少し前、ペグ(音を調節するための部品)の中のギヤがかけてしまい、音の調節がまったくできなくなってしまった。またしても修理に手間がかかることとなった。
 そして、それらのものを修理する際に使う工具。
 日本から友人などが送ってくれるものは、感動的なまでに丈夫だ。日本では日曜大工程度で壊れる工具は少ないと思うが、こちらでは油断できない。道端で売っているねじはマイナスしかない。まっすぐにマイナスの線が入っているものは数%だろう。ぐっと力を入れればすぐに山が潰れてしまう。
 悔しかったのでこれも外資系のきれいな大型ホームセンターに行ってねじを買ったのだが、やはり結果は同じ。プラスのねじだったので信用していたら弱いことこの上ない。パッケージはきれいなのである。道端でゴロゴロっと売っているねじを、一つ一つ選んでより分けて買うのならば悪いのがあっても少々は仕方ないと思えるのだが、パッケージになっていて見た目だけが強いものには腹が立つ。
 ドライバーも、ペンチも、スパナも、ぐっと力をいれると壊れる。ペンチはすでに先があわない。壊れたドライバーでは修理どころかかえって悪くなってしまう。
 ただ力任せにやっている私が悪いのかもしれないが・・・。
 なんにしろ中国では「修理のプロ」が掃いて捨てるほどいる。
 一言いえばすぐに取り替えてくれるし、1年間は壊れても保障します、という保障は必ずのようについてくる。「保証」でなく「保障」というのがまったく中国だ。律儀にきちんと保障期間内に壊れるのだから。
 またこういう「似て非なる」欠陥商品を作るのも、もしかして失業対策のひとつなのだろうか・・・。確かに壊れなければ直せないわけではあるのだが・・・。




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