あ行
あきんど【商人】
 昔の商売のやり方は、現在とは違い、行商あるいは一定の時期に市場で行うのが主であった。 市を開く時期は、農業の収穫期であった秋であった。そこで、商人は「秋に来る人」の意味で「秋人(あきびと)」 と呼ばれるようになった。秋人は織物や都市で流行の品々を背負い、穀物などと交換し、 そこから「秋荷う」の意味で、「商い」という言葉が生じた。

あげあしをとる【揚げ足をとる】
 揚げ足とは挙げ足とも書き、相撲や柔道などで、地面を離れて浮き上がった足のこと。 相手の浮き足に付け込み、その足を取って倒すことを「揚げ足をとる」という。 これが変じて、相手の浮き足に乗じた悪達者の意味に転じて、人の言い損ないや言葉尻をとらえ、 皮肉を言ったりやり込めたりする現在の意味になった。


か行
げこ【下戸】
 お酒を飲めない人を下戸と言うが、その由来は藤原京時代の大宝律令からでた言葉で、 人民が大戸・上戸・中戸・下戸の4等戸に分けられ、成年男子6〜7人の家を上戸、 3人以下の家を下戸とした。当時は家族数がすなわち労働力であり、それが直接貧富の格差につながった。 貧乏な家は酒も飲めないことから転じて、酒を飲めない人のことを下戸というようになった。

さ行
さばをよむ【鯖を読む】
 鯖は腐りやすいため鮮度を落とさないうちに、急いで数をかぞえて売り、そのときよく 数を誤魔化して売ったことから。また魚市場で小魚を早口に数えながら箱に投げ入れるのは 「いさば読み」といい、後で数えると数が足りないことが多かったことから、「さば読み」 になったなど諸説がある。

た行
たががゆるむ【箍が緩む】
 年をとったりしてしっかりした所が無くなることを「箍が緩む」と言うが、「たが」とは桶の周囲 にはめる、竹や金属で作った輪のことで、それが緩むことで桶が開いてしまうことから、 しっかりした所が無くなるのをそう言うのだろう。

はんどん【半ドン】
半日出勤のことを半ドンと言うが、正式には半日ドンタク。 もとはオランダ語で日曜日を意味するzondagで、それが休日や祭り を意味するドンタクとして日本に浸透した。ちなみに福岡の博多どんたくも祭りの意味。


な行
なつ【夏】
夏は暑(あつ)が変化して出来た言葉であり、冬は冷(ひゆ)が変化して出来た言葉で、 両者は日常の私達の感覚に基づいている。

は行
ぺけ【ペケ】
 ×をペケというが、その語源はマレー語のpergiで意味は「あっちへいけ」。 あるいは中国語の「不可(プカ)」が訛ったものと言われている。

ま行

や行

ら行
ろは【ロハ】
 漢字の「只(ただ)」を、カタカナのロとハの二字に分けて読んだもの。

わ行
わきやく【脇役】
 能狂言で主役を演じる役者のことを「シテ」といい、その相手役の役者を「ワキ」ということから。

わんぱく【腕白】
聞き分けが無いという意味の古語「わやく」が転じた、また「関白」が訛ったなど諸説がある。