異常の定義は?
結論から言うと、はっきり決まっていない。
しかし、医学の世界では、この症状を持っていたらこの精神病と書いてある本がある。
この本をDSM−IVといいます。
例えば、多重人格の人(今は解離性同一性障害と呼ばれている)は DSM−IV では次のカテゴリーに当てはまります。
| A. | 2つまたはそれ以上の、はっきりと他と区別される同一性または人格状態の存在(その各々は、環境および自己について知覚し、かかわり、思考する比較的持続する独自の様式を持っている)。 |
| B. | これらの同一性または人格状態の少なくとも2つが、反復的に患者の行動を統制する。 |
| C. | 重要な個人的情報の想起が不能であり、ふつうの物忘れで説明できないはど強い。 |
| D. | この障害は、物質(例:アルコール中毒時のブラックアウトまたは混乱した行動)または他の一般身体疾患(例:複雑部分発作)の直接的な生理学的作用によるものではない。 |
どうですか?
当てはまりました?
普段、“おまえは2重人格だ”と言われてる人もこれには当てはまらなかったでしょう。
と言う事は、医者に行っても2重人格とは診断されないのです。
と言う事で、あなたは精神異常ではありません。
人間のすべての感情と行動は脳がつかさどっています。
ここからは英語でいきます。(日本語の名前を知らないので − もし知っていたら教えてください)
脳にはいろんな構造があります。
まず人間を人間にしている脳。
つまり他の動物にはない脳はCerebral Cortex(たぶん、大脳皮質)。
これは脳の外側を覆っているのもです。
ここでは感覚の伝達、複雑な情報の収集、学習、記憶、そして計画する能力などをおこなっています。
ここは特にハイレベルな作業をするところです。
このCerebral Cortexには4つに別れます。
Frontal Lobe、Parietal Lobe、Occipital Lobe、Temporal Lobe

Temporal Lobe は言葉の処理や記憶、物の見方などにかかわっています。
Parietal Lobe は痛み、圧力そして体温などの情報を受け取ります。
Occipital Lobe は視覚にかかわっています。
これらの脳は神経細胞でできていて、細胞内をかけ巡る情報は電気信号によって伝わります。
そしてこの電気信号に大きくかかわっているのがNeurotransmitter (神経伝達物質)です。
神経伝達物質は約50種類ぐらいあって、そのなかにはドーパミンやセロトニンがふくまれます。
例えば精神分裂患者はドーパミンが多すぎて、過剰な電気信号が送られていると考えられています。
今の生物医学アプローチのもっとも盛んな研究はこの脳内伝達物質にあります。
他に遺伝子研究も盛んです。
遺伝子とはすべての生き物が持っているもので、この遺伝子にわれわれのありとあらゆる情報が入っています。
そして異常心理を学ぶときに重要なのが、1卵生双生児と2卵生双生児の比較です。
1卵生双生児は2人とも全く同じ遺伝子を持っています。
つまり、クローンなのです。
2卵生双生児は違う遺伝子を持っています。
双子の片方が何らかの症状を持っている場合、1卵生双生児と2卵生双生児のを比較する事によってその症状は遺伝によるものなのかどうか判断します。
精神分析モデル:精神異常は無意識の精神的葛藤によって説明する。
この精神的葛藤はおもに幼少時代に端を発していて、いろいろな症状を生みます。
このモデルの基礎はフロイトによって提唱された。
詳しくは人格のところで説明してます。
行動モデル:このモデルは全ての行動は(異常な行動も含む)学ぶことによって起こるとします。
つまり、もとから異常なんではなくて、あとから‘学んだ’行動なのです。
報酬(例えば誉めること)と観察(親や、友達の)によって異常な行動は生まれます。
自閉症の子供を例にたとえると、一部の自閉症の子供は自分で自分の体を傷つけます。
永遠と自分の腕を噛んで、骨が見えることさえあります。
これは、彼らは自分の腕を噛むことによって大人の注意(報酬)をひいているのです。
この‘誰かからの注意’は非常に強力な報酬なのです。
いわば動物として社会的な行動をするためになくてはならないものなのです。
もちろん親は自分の子供が腕を噛んでれば心配するし、注意を払います。
これが重なって、異常な行動(腕を噛みつづける)が生まれるのです。
この一連の行為が‘学ぶ’ことです。
では、自分の子供が腕を噛んでいたらどうすればいいんでしょう?
すぐに叱ることです。
子供は、叱られることによってこの行為はしてはいけないことだと学ぶのです。

人文主義モデル:異常な行動は本来の自分の感情に気づかず、そして表現できないことによって生まれます。
このモデルは、どんなに異常な行動でも本人がどのように世界を見ているか、そしてそれの合理的な反応だとします。
以前から持っているものの例として、遺伝子、幼少時代の経験や学習、生物医学的な行程から生まれたものなどがあります。
例えば、うつ病に関係している遺伝子を持っている人は脳の中の神経がよりうつを引き起こす原因となる環境に反応してしまいます。
会社が倒産したとか、知人が死んだとかそういう特定の環境に人よりも高い確率で、うつを引き起こしてしまうのです。
もし、それらの環境がごくまれにしか起らないのなら、またはその人が高い適応能力を持っているのならうつの症状は出ないでしょう。
このアプローチは紹介した三つの中で今、もっとも支持されています。
すべての要素を取り込んで、うまく複雑な異常心理の原因や解決法を説明しています。
