b. 過去完了形  past perfect


動詞の部分を 「had + 動詞の過去分詞形」 にする。
訳すときは「〜してしまった。」、「〜してしまっていた。」という感じになります。

基本的には現在完了と同じ用法があるのですが、いずれの用法においても過去のさらに前の出来事を表す大過去の表現と絡んでいます。例えば「私が家についたときその番組はすでに始まっていた。」というような表現において、その番組が始まったのは私が家に着く前の出来事なのですが、そういった場合に過去完了を用いるのです。

When I rushed into the classroom, the class had already started. 
≪私が教室に駆け込んだとき、もう授業は始まっていた。≫

この文章では授業が始まった後に「私」が教室に入ってきたので、授業が始まるという表現は過去のさらに過去ということになり、過去完了形を使います。つまり、過去の表現を表す節や文、その更に前のことを表す節や文が必要ということになります。よって、文章をカンマで区切るか、文を二つに分ける。または関係代名詞や接続詞の文で表現するのです。

過去完了形の部分だけを抜き出して使うよりも、接続詞や関係代名詞と一緒に使われることが多いようです。もし過去完了の部分だけ使われているとしたら、その前後に過去完了を使うべき質問かやり取りがあると思います。結局過去完了形は、過去のある時点から、過去の別の時点まで物事が継続、関連していることを表す文法なのでそれを明らかにすることが多いのです。

以下、他の文法とともに使われている過去完了の例文を挙げようと思います。


○関係代名詞を使った場合

I found my watch that I had lost.
≪私がなくした時計を見つけた。≫

当たり前ですが、時計をなくしたことのほうが昔のことなので、過去完了形になっています。

The store where we had worked was closed.
≪私が働いていた店は閉められた。≫


○接続詞を使った場合

When she got to the platform, the train had just left.
≪彼女が駅のホームに着いたとき、ちょうど電車が出たところだった。≫

He had finished his homework when I told him to do it.
≪私が宿題をやるように行ったとき、彼は宿題を終わらせていた。≫


○文章を二つ以上使い、話を作る場合。

He was late for school today.
His alarm clock hadn't rung.
≪彼は今日学校に遅刻した。
  目覚まし時計がならなかったのだ。≫

She couldn't cook dinner.
She had left her shopping bag.
≪彼女は夕食を作れなかった。
  彼女は買い物袋を忘れてきてしまったのだった。≫


○仮定法の中の過去完了

If I had turned down it, I wouldn't have had a hard time.
≪もし私がそれを断っていたら、つらい思いをしなかったのに。≫



基本的には話のオチの部分を過去完了にすると考えればわかりやすいと思います。
実際、物語などを見ると過去完了が頻繁に使われているのがわかります。
自分で場面を想像して書いてみるのもいい練習になると思います。

久しぶり!」の表現集の中にも過去完了を使った言い回しがあるので参考にしてみてください。