e. 仮定法 the subjunctive mood
T.仮定法過去
仮定法とは、実現していないことがもし実現すれば、もしくは実現しなかったことが実現していたら
こうしていただろう、こうなっていただろうと、事実と反対のことを述べ、仮定する表現です。
基本的にはifを使って表現されますが、慣用表現として"if"が使われないものや、省略する場合が多いです。
@ 仮定法過去
仮定法過去は使われる動詞の時制が過去ですが、現在の状況を表します。例えば、
If he went, she would go. (go の過去形は went、will の過去形は would)
≪もし彼が行くなら彼女も行くだろう。≫
これは、現在の事実と反対のことを述べているので、実際には彼は行かないので彼女も行かないということに
なります。
if節の中でbe動詞を使うときは主語にかかわらず"were"になるということも覚えておきましょう。
If I were you, I wouldn't do that.
≪もし私があなたなら、そんなことはしないだろう。≫
助動詞の過去形
| can | could | 〜できる、できるだろう | If I could change the world, I would be the sunlight in your universe. ≪もし世界を変えることができるなら、私はあなたの宇宙(世界の)太陽の光になろう。≫ (チェンジ ザ ワールドより) 実際には世界を変えることはできないので、光になることはできない という内容を含む。 |
| will | would | 〜だろう | If we had rain, he wouldn't come. ≪もし雨なら彼は来ないだろう。≫ 実際に雨は降らないので、彼は来ることになるということを表す。 |
| shall | should | 〜だろう、〜するのだが、万が一〜したら (shouldの事を仮定法現在 と表現することもある。) |
If she should call me, tell her to come. ≪万が一彼女が私に電話をしてきたら、来るように彼女に伝えなさい。≫ If I should lose money, I could manage. ≪万が一お金がなくても、何とかできるだろう。≫ |
| may | might | 〜かもしれない | If it rained today, it might be fine tomorrow. ≪もし今日雨が降るなら、明日は晴れるかもしれない。≫ |
※ if を使ったそのほかの表現
| If only | 〜ならなあ | If only I didn't have work tomorrow. ≪明日仕事がなかったらなあ。≫⇒実際には明日、仕事はある。 |
| If it were not for | もし〜がなければ | If it were not for your advice I couldn't do anything. ≪君のアドバイスがなければ、何もできないよ。≫ ⇒アドバイスのおかげで、やりたいことができている。 |
※ if が使われない仮定法過去
| I wish (=If only) |
〜ならなあ | I wish I could fly. ≪もし飛べたらなあ。≫⇒実際には飛ぶことはできない。 |
| If only it were rainy. ≪もし雨が降っていたらなあ。≫⇒実際には雨は降っていない。 |
||
| But for (=If it were not for) |
もし〜がなければ | But for your help I couldn't finish it. ≪あなたの助けがなければ、それを終える事はできないだろう。≫ |
| If it were not for your help I couldn't finish it. ≪あなたの助けがなければ、それを終える事はできないだろう。≫ |
||
| It's time | 〜する時間だ | It's time I went to bed. ≪もう寝る時間だ。≫ It's time のあとは、主語+動詞の過去形を使う。 |
| It's about time | もう〜してもいい頃だ | It's about time you found out who he is. ≪もう彼が誰かわかってもいいだろう。≫ |
| It's almost time | そろそろ〜する時間だ | It's almost time we went. ≪そろそろ行く時間だ。≫ |
| It's nearly time | そろそろ〜する時間だ | It's nearly time you went to school. ≪そろそろ学校に行く時間だよ。≫ |
★倒置
仮定法はしばしば倒置される事がありますが、 if を省略して助動詞、または過去形のbe動詞を文頭に持ってくる
という形をとります。これは後に説明する仮定法過去完了でも同じです。例えば次の文を見てください。
If I were a bird, I wanted to fly over that mountain.
≪もし私が鳥なら、あの山の向こうへ飛んで行きたい。≫
↓
Were I a bird, I wanted to fly over that mountain.
If I should lose my money, I could manage.
≪万が一お金をなくしても、何とかなる。≫
↓
Should I lose my money, I could manage.
という風に、 if が消えて、助動詞やbe動詞が前に移動しています。
仮定法は難しいですが、会話の中でよく使われるのでぜひとも使えるようになりたいですね。
以下の例文を参考にしてみてください。
If I bought this camera, I could use next holiday.
≪このカメラを買えば今度の休日に使うことができる。≫
If you could do your life over again, what period would you like to return
?
≪もう一度人生をやり直せるとしたら、いつの時代に戻りたいですか?≫
If you stopped being a member of Yakuza, you'd have to cut your finger
off.
≪もしヤクザを抜ければ、指を切り落とさなければならないだろう。≫
Would you be brave enough to do it ?
≪それをやれるほどの勇気はあるの?≫
But for that building we could have more sunlight !
≪あの建物がなければ、私たちはもっと日の光を受けられるのに!≫
It's time I went home.
≪家に帰る時間だ。≫
If you should have any trouble, talk to me.
≪万が一困ったことがあれば、相談してね。≫