『アモーレス・ぺロス』(’02.墨)

珍しいメキシコ映画。

ラテン系ともあって、内容は濃い。

 

原題の「perro」とは「犬」といった意味であるらしく、「amores」とは「愛」とかいった意味であるらしいから、直訳すると「犬のような愛」といった意味であるらしい。スペイン語。

兄嫁への報われぬ恋をする若者。

キャリアも不倫も勝ち取ったかに見えた若いモデルの女。

捨て去った家族に忘れられぬ愛を抱く老人。

その3つの物語がオムニバス形式で同時進行する。

 

「犬」が原題にあるように、「犬」がそれぞれの物語でキーとなる。

「愛」がテーマだからといって甘い物語ではなかった。

むしろ現実的な状況を映し出す。

ペットとなる犬から闘犬まで。

 

現実的なドラマ。

でも自分達の暮らしとは、かけ離れている何かがある。

メキシコの暮らし。

 

メキシコの生活感もにじむ。

簡単に人を刺すし、撃つし。

なにか薄汚れている雰囲気。

卒業旅行でも思ったが、無警戒で街を歩ける国なんざ日本ぐらいなんではなかろうか。(日本も危ないって話もある。)

なにか、緊張感と暗い雰囲気が街を覆っている。

そこで暮らす人々には、パワーとやはり濃さが必要なんでなかろうか。

だから濃いんだ、ラテン系は。

と思った。

 


≪チェックポイント≫

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ・・・監督。ブラッド・ピットが出てるEDWINのCMもこの人が作ってる。名前がいかにもメキシコ。

リッチ−・・・よく生きてたね。

ボサノヴァ・・・南米生まれの陽気な音楽.。良し。

 

3時間の長編。でも長さを感じさせない面白さがある。

作品群