
珍しいメキシコ映画。
ラテン系ともあって、内容は濃い。
原題の「perro」とは「犬」といった意味であるらしく、「amores」とは「愛」とかいった意味であるらしいから、直訳すると「犬のような愛」といった意味であるらしい。スペイン語。
兄嫁への報われぬ恋をする若者。
キャリアも不倫も勝ち取ったかに見えた若いモデルの女。
捨て去った家族に忘れられぬ愛を抱く老人。
その3つの物語がオムニバス形式で同時進行する。
「犬」が原題にあるように、「犬」がそれぞれの物語でキーとなる。
「愛」がテーマだからといって甘い物語ではなかった。
むしろ現実的な状況を映し出す。
ペットとなる犬から闘犬まで。
現実的なドラマ。
でも自分達の暮らしとは、かけ離れている何かがある。
メキシコの暮らし。
メキシコの生活感もにじむ。
簡単に人を刺すし、撃つし。
なにか薄汚れている雰囲気。
卒業旅行でも思ったが、無警戒で街を歩ける国なんざ日本ぐらいなんではなかろうか。(日本も危ないって話もある。)
なにか、緊張感と暗い雰囲気が街を覆っている。
そこで暮らす人々には、パワーとやはり濃さが必要なんでなかろうか。
だから濃いんだ、ラテン系は。
と思った。
≪チェックポイント≫
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ・・・監督。ブラッド・ピットが出てるEDWINのCMもこの人が作ってる。名前がいかにもメキシコ。
リッチ−・・・よく生きてたね。
ボサノヴァ・・・南米生まれの陽気な音楽.。良し。
3時間の長編。でも長さを感じさせない面白さがある。