昨日試験勉強がいやになって、ボーっとテレビを見ていたんですけど、そこである国の地雷問題を取り上げていました。他の番組やニュースで何度か見たことがあったのですが、何度見ても目を背けたくなるような光景です。片足のない人々、時には両足もなくしている人もいました。

 30年ぐらい前(正確には知らない)、ベトナム戦争があったとき、ある軍の本部、支部は村などに置かれました。そしてその本部などを守るために、周りに地雷が大量にばら撒かれました。戦争が終わり、その軍は本国へ帰っていきました。残ったのは戦場になって、焼け野原になった土地と化学兵器に犯された人々と大量の地雷でした。

 戦争が終わって何十年も経った今でも地雷はまだまだ発見されます。そして、運の悪い人々の脚、命を奪って行きます。脚を奪われた人々は仕事が出来なくなります。この地域に住んでいる人々の仕事は当然オフィスワークなどではなく、農業です。ですから脚がなくなると言う事は、仕事のとっては致命的なのことです。

 しかし、村人はなぜわざわざ地雷がある可能性のあるところに進入するのか、不思議に思いました。実はそれは仕方のないことらしいのです。(申し訳ないのですが、はっきりとは覚えてません。ちょっと憶測はいってます。)たしか、食糧難かまたは、政府から村を街から離れたところに移動させられて、耕地を開くしかなく、それで、しょうがなく地雷のある土地を開墾せざるを得ないと言う状況なのです。

 そして、脚を失った人々は都市へ出ます。何をするのか・・・・。物乞いです。物乞いしか出来ないのです。というよりも他にやる気を失ってしまうと言うほうが正確なのかもしれません。何しろ、突然脚を失い仕事が出来なくなる、こんな事を信じたくはないでしょう。そうして、酒におぼれて行くそうです。ですから、その特集をしていた村ではある安酒が良く売れているそうです。

 去年(?)ノーベル平和賞をもらった人で、その人は地雷で脚を失った人のためにいろんな事をしていました。例えば、仕事を出来なくなって人生にやる気のなくなった女性に裁縫を勧めてみたり、頻繁に会いに行って、いろんな人の話し相手になってあげたりとかしたそうです。しかし、実はこの人も地雷で被害に遭い、両足を失い車椅子での生活を強いられている人でした。この人がどの様にして、絶望からたちあがったのかは知りませんが、強靭な精神力だと感じました。この人にノーベル平和賞ぐらいでは足りないって、絶対。

 そのまま、しばらくテレビを見ていると、被害者の人達が物乞いに行っている市長か、その国のお偉いさんかは知りませんが(仮にA氏)、とりあえず、僕の父親の世代ぐらいの人が出てきました。そこで、レポーターの人がその物乞いをしている被害者の人達についてどう思うか質問しました。そこでそのA氏の答えは

「あの物乞いたち(被害者)には迷惑している。この都市(仮にM市)は観光地だから、街の景観が汚れるし、そうなったら旅行者達も減ってしまう。近々、あの村の人々を街からさらに離れたところへ移動してもらおうと思っている。そうすれば、街へ出てくる事が不可能になり物乞いが減る。」

とこんな事をほざきおったのです。これを聞いた瞬間、殴ってやろうかと思いました。ていうかその場にいたら、殴りかかっていたかもしれません。こいつには人の心がないのかと思いました。確かに、国、市の経済を考えるとそのように考えるのが先になるのかもしれません。しかし、多分レポーターもそんな事を聞きたいんじゃなかったと思います。もっと

「とても同情しています。地雷による被害に対して何とかして助成金等を出してあげたい。またはそういうキャンペーンを国家レベルでやるように交渉したい。」

っていう答えを期待していたんじゃないですかね?少なくとも僕はそういう答えが返って来るもんだと思っていたから、もう怒りが頂点に達するまでに、1秒とかかりませんでした。

 だって、地雷を残して行った軍は今、のほほんと生活をしているわけですよね。(のほほんかどうかは解からないが・・・・) そして、その時に戦った政府の人達も地雷とは直接は関係ないところで生活しています。やっぱり、いつの時代でも被害に遭うのは弱い人達なのです。しかも戦争が終わってもその被害は続いています。そしてやはり、政府関係の人達はこういう人達へのケアはしません。もちろん地雷という最悪の置き土産をして行ってくれたある軍も・・・。

「そりゃその国の事情があるんだ」

と言ってしまえば、それですべては終りです。確かに事情はあるでしょう。でもその国の国民を放っておいて何が事情でしょう。それともA氏のような人達には村の被害者達は国民ではないのでしょうか。別に国民だから守ってやれよと言うのではありませんが、それでも人として、もっと違う態度、言葉があるはずです。

遠ざけて見えない様にするのではなくて、もっとその問題に前向きに取り組んで欲しいと願います。人間の心をなくしてしまったら、世の中地獄ではないでしょうか。もっとやさしさや慈しみの心を大切にしたいと改めて思いました。

     やっぱり平和がいい。痛いの嫌いだし。  ご意見は掲示板メールでどうぞ。

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