The Game お勧め度 100%
STORY

サンフランシスコの一等地の豪邸に住むニコラスは朝食を済ませると急いで出社する。着くと早々に、秘書のマリアから届いている手紙の内容を告げられる。ガーラ美術館、フィッツ植物基金、そしてヒンチ家からの結婚招待状・・正装にお酒、お喋りは私の趣味ではないとして欠席の返事を出すのだった。他人とのつき合いを不毛とするニコラスは、その時かかってきた元妻のエリザベスの電話の応対もキャンセルしまた、本日の自分の48回目の誕生日にも無関心であった。マリアからは、最近シーモアという男からのイタズラ電話がしきりにかかってくる事を聞かされると、彼は何かに気が付いたように今日の予定の昼食会をキャンセルし、いつも行くレストラン、シティ・クラブに向かうのだった。そこにはコニーコンラット)が待っていた。イタズラ電話をしていたのは彼であり、コニーはニコラスの弟でもあった。禁煙の場でも平気で喫煙を始めるコニーは、実兄の誕生日を祝おうとする。しかし投資会社の社長であるニコラスにとって欲しいモノは全て所有し何も望むものはないとすると、コニーは懐から何かの招待状を取り出した。それは”CRSクラブ”の案内状。ここに電話すれば、必ず人生が楽しくなることを告げると、そこに電話する事と念を押す。自分もそこで経験し楽しい人生を送っていることも告げて・・・

  翌日、取引先のビルの14階が偶然にも、昨日貰ったカードに書かれた企業の名前と一致していた。半信半疑、彼はここのオフィスを訪れると、そこはまだ改装中といった感じの会社。受付でカードを見せるとすぐに近くにいたファインゴールドが対応するのだった。昼食(デリバリーの中華料理)中の彼はここにある書類に記入し、申込書と簡単な心理テストを行うことを話した。このクラブでは何を売っているのか説明を受ける前に書類を突きつけられた彼は、この書類にサインをする事を拒む。するとファインゴールドは、お客に楽しい余暇を送らせるためのゲームをする事だとして簡潔に説明した。この胡散臭い会社の会員になるものかと口にするモノの、内心では少し興味を持っていた。簡単なテストを受けるだけ・・いつでも辞めたいときに辞めることが出来る・・そんな感じに言葉巧みに丸め込まれると彼は渋々テストを受けることにした。

  会議中に彼の携帯に電話がかかってくる。CRS社は彼の申請は不合格だというと相手は理解を求めて電話を切った。そして、仕事が終わり帰宅すると、家の前に何やら死体のようなものが転がっていた。皮肉にもかつて自分の父親がこの場所で自殺した事もあり、過去の記憶とダブらせる。恐る恐る近づくとそれは道化(ピエロ)の人形で有ることが分かった。部屋に持ち帰りイスに座らせる。すると口にはCRSと書かれた鍵がぶら下がっていた。マジマジと人形を眺めていると後ろのTVから何故か彼の名前を呼ぶ声が聞こえる。不思議に思って振り向くと、TVの男はこちらを見透かしているような口調で彼に話し掛けるのだった。それはゲームの始まりを意味し、人形の口にぶら下がっている鍵を説明する。今後も鍵を渡し続けるが、その鍵はいつ使うのか何処で使うモノか分からない事を告げるのだった。
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