SEVEN お勧め度 100%
STORY

野心に燃える新米刑事と、長い刑事生活に疲れ果て、厭世的にしか世の中を見られなくなってしまった退職間際の老刑事の二人が直面する、「七つ」の猟奇的な連続殺人事件が、この映画の基本プロットである。そして降り頻る雨に濡れ、疲弊し、荒廃し切った名前も明かされぬ都会の片隅で、姿の見えない犯人を追って二人が彷徨う「七日間」が描かれる。犯人が遂行しようとする連続殺人は、マザーグースの歌よろしく「七つの大罪」に沿って行われる。例えば「大食」の罪を着せられた超肥満男は死ぬまで食べ続ける事を強要され、「強欲」のレッテルを貼られた弁護士は、ベニスの商人の様に天秤に盛られた金と同質量の肉を体から切り落とす事を強要される。「怠惰」の犠牲者は栄養の点滴や床擦れの感染予防に抗生剤まで打たれ、一年間もベッドに縛りつけられたままでいた事が判明する。犯人は何故か、七つの大罪に沿った殺人に固執し続けるのだ。二人の刑事は犯人の異常な手口に戸惑い、そして犯人の動機を推測することが出来ないことに翻弄される。殺人の手段や犠牲者の選択も長期に渡る綿密な計画に基づいており、しかも捜査に必要な手がかりすら全く現場に残されていない。残されていたのは殺された者達を紛糾する「七つの大罪」の言葉のみ。七つの大罪の終わりがすべての終わり。 Return