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 &                                   &

    看護学校通信     Vol.4

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 本誌は、都内の某正看護学校3年生の著者が送るメルマガです。
 




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 もくじ  #1 [連載] 看護学校の授業あれこれ (4)

            ――基礎看護技術1)、浣腸――


      #2 [特集]正看護婦国家試験合格率

            ――この状態は続かない?――

      #3 [連載] 実習とは何ぞや     (4)

            ――母性看護学実習、分娩室編1)――

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 #1 [連載]看護学校の授業あれこれ (4)

       ――基礎看護技術1)、浣腸――


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 いきなりすごいはなしをします。
 

 「かんちょう」というと、「おしりに指を入れるもの?」と思う人がいるかもし

れません。

 ちょっと違います。

 お尻に指を入れてうんこをかきだすのは「摘便」と言います。

 「浣腸」は簡単に言うと、「お尻に管を入れて、大腸の中に液体を流し、腸の中

をきれいにすること」です。

 これは、手術の前に腸の中をきれいにするために行われることが多いようです。

 私はまだ、実際に患者さんには行ったことはありません。

 この処置は、結構辛いものだそうです。
 
 
 多くの看護学校では、授業で浣腸のような看護技術を習ったら、次は「技術試験」

というものが待っています。(ない学校もあるそうですが・・)

 私が看護婦役、友達が患者役、そして、そばで教官がじっと見ているのです。

 緊張しますよねー。

 そして、成績がつけられます。

 さらに、上手くできなかった人には、もれなく、「不合格」とサインされ、「再試」

が待っていたりします。(私の学校では)
 
 技術試験に落ちないために、多くの人が練習します。

 浣腸であれば、患者役は「陰部モデル」というおまたとおしりそっくりのものをは

いて、看護婦役の人が、その陰部モデルを本物と見立てて、お尻に管を入れ、液をい

れます。

 しかし!学校によっては、技術試験のときに、「本当に浣腸をする」ところもある

そうです。それで、トイレが混んで大変だったそうですが。ひえー。

 
 そういえば、看護学校で初めて「陰部モデル」を見たときは、驚きましたねー。

 「こんなものがあるの?よく作ったわね!」と。


 





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 #2 [特集] 正看護婦国家試験合格率

       ――この状態は続かない?――
 


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   第86回(1997年) 93%   

   第87回(1998年) 86%

   第88回(1999年) 96%

   第89回(2000年) 99% ←今年の春です


 これは、正看護婦の3年制専門学校の国家試験合格率です。(小数点以下省略)

 90%代の合格率で、すごくいいですよね。

 でも、第87回を見てください。

 少し下がってますね。

 実は、国家試験の合格率は、今後、70%台になるだろうと言われているんです。

 「えっ、でも、第88回・89回はすごくいいじゃない。」

 そう思いますよね。

 それは、第89回に教育のカリキュラムが変わったためだと言われています。

 第88回は旧カリキュラムの最後の年だから、不合格になって次の年に受験するの

は大変だということで、合格率が上がったということだそうです。

 第89回は新カリキュラムの最初の年だから、だということだそうです。

 カリキュラムの変わり目は合格率がいい、と教官は言っていました。

 「合格率が下がったと言っても、結構いいことに変わりはないじゃない。」

 そう思う方もいるかもしれません。

 しかし、以前は、国家試験の合格率は97%を割ることがなかったそうです。

 
 「看護婦あまり」といわれている今日。

 国家試験のボーダーラインはあがり、必ず不合格者が増えるといわれています。

 
 「落ちたら、次の年に受ければいいじゃない。」

 ところがどっこい。

 国試浪人した人の合格率は、50%前後。

 かなり厳しいようです。

 なんとしても、現役で国家試験に合格しなければ・・・・。

 大病院では新卒しかとらないところも多いのです。
 
 自分の行きたいところへ、そして、国試受験後のバラ色の春のためにも!

 めざせ国家試験現役合格!!




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 #3 [連載] 実習とは何ぞや     (4)

       ――母性看護学実習、分娩室編1)――


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 最近の日本は少子化で、当然お産も少なくなっている。

 だから私の学校では、母性看護学実習は二人でペアを組んで行うことになってい

た。
 
 「今日も分娩なかったねー。」

 午後4時ごろ。
 
 その日も病棟から学校へ帰る準備をしていた。

 お産がないときは何日もなかったりする。

 
 病棟の更衣室で着替えて帰ろうとしたそのとき、

 「学生さん、ちょっと来て!」

 助産婦さんが私達に声をかけた。

 お産かもしれない!

 私達は顔を見合わせ、助産婦さんのところへいった。


 「Kさん、20代、経産婦。中国人・・・。」

 助産婦さんの説明を聞いて、私達はおどろいた。

 教官から、外国人の方のお産が多いとは聞いていた。

 でも、私達が受け持たせていただけるなんて!

 すごくやりがいがある!

 私達は、胸を躍らせた。

 
 KさんはLDR(陣痛室と分娩室をいっしょにした部屋で、主に夫や家族の立会い

出産に使われる)のベッドによこになっていた。

 テーブルを4つのソファーが囲む。ゆったりとして、きれいで、まるでホテル

のような部屋だった。

 洗面所、トイレつき。

 CDラジカセ。

 そして、ベッド。

 そばにはKさんのだんなさんがいる。


 陣痛には発作と間欠といって、痛いときと痛くないときがある。

 Kさんは、発作のときには「ウウッ!イタタタ・・・。」と言って苦しい表情

をし、痛みのために体を激しく動かしていたが、間欠時には目を閉じ、布団をか

ぶって眠っていた。その繰り返し。

 私達学生は何をしていたかというと、陣痛発作時に腰をさすったり、お腹をさ

すったり、水をコップに汲んできたり。

 お腹の赤ちゃんが元気かどうか、モニターを見たり。

 でも、だんなさんが立会いのお産なので、だんなさんにできることはだんなさ

んにしていただくようにとの指導を受けていた。


 午後5時ごろ、私達は、夕食をとりに学校の寮へ戻った。

 「まだこの調子だとかかりそうだから、先にご飯を食べてきたほうがいいわ。

もしもすぐに生まれそうだったら、病棟から電話をするから。」

 指導者との相談のもとである。お産がすんだら、最低でも2時間は病棟に残らな

くてはならないからだ。

 
 私達は30分くらいで夕食を済ませ、再び病棟へ向かった。

 
 やはり、経産婦さんは経過が早い。

 明らかに陣痛の発作は長く・痛みは強くなり、間欠は短くなっている。

 「トイレニイキタイ・・・。」

 Kさんは盛んにそう訴えた。

 トイレとは、おそらく便のこと。

 そして、便がしたいのは、赤ちゃんが下のほうへ降りてきているからなのだ。

 助産婦さんは、Kさんにそう説明した。

 しかし、Kさんは日本語があまりわからない。

 そのため、日本語をよく理解しているだんなさんが、助産婦さんの言葉をK

さんに通訳していった。

 
 「これから、分娩の準備をするわ。私は手袋して手が離せなくなるから、学生

さんはナースコールを押したりしてね。」

 助産婦さんはそう言うと、「分娩セット」を台車に乗せてKさんの足元にもっ

てきた。台車の上には、大きな緑色の布がかけてある。

 そして、助産婦さんは、自分の白衣の上に、緑色のガウン(分娩衣)を来て、

ナースキャップをとり、緑色のキャップをかぶった。

 まるで、手術をする医者のような格好だった。


 「いよいよはじまるんだ・・・。」

 もう時計は、6時をまわろうとしていた。

       
       
       次回へ続く

 
 

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 [編集後記]
  
  担当教官との面接が始まりました。

  進路の面接が。

  やはり、ないても笑っても三年生。

  国家試験の勉強も、ぼちぼちしています。

  通学途中、電車の中で。(混んでいたらしませんけれど)

  電車に乗っている時間は、することがないのに拘束されているので、何かしなけ

 ればもったいない、と私は思います。


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   看護学校通信  vol.4

  ★ 発行日:平成12年 4月24日 

  ★ 発行人:ドロップ

  ★ 発行部数:766部
  
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