Home/Britain/Turkey /Bulletin Board /Link /Profile/Mail

紅茶の国笛吹き日記

人類学者の卵の卵の、英国の大学町でのおのぼりさん状態な学生生活を綴る日記。博士課程の一年目を始めたばかりで、ほんとに右も左もわかっておりません。紅茶の国に住んでいるといっても、紅茶よりコーヒーばかりよく飲んでおります。( >>>>古い日記を読んでみる。)

日記才人(8948)に テキスト庵(1019)(27 March, 2001)、それから【日記圏】(3313)(4 July, 2001)に参加してます。

↓↓日記才人の投票ボタン↓↓

10月30日(Tue)

あ、そっか


前にブライトンに住んでいたときも感じてたことでもあるが、冬時間になって、やけに日が暮れるのが早くなった。7時なのにもう真っ暗。「どうしてだろ〜時計の時間は一時間遅くなってるはずなのに。
なんて、本気で思ってたんだけど、よくよく考えてみたら当たり前。時計を一時間遅らせるってことは、 今まで夜の8時だったのが7時になるってことで、時計を遅らせたからって、時の流れも1時間遅くなってるわけではないのよね。合計2年近くサマータイムのある国(英国とトルコ)に住んでて、こんな簡単なことに気づきもしなかったことだよ。(サマータイムになるときはなるときで、「うお〜日が暮れるのが突然おそくなっちった。なんで〜?」なんて素朴に思っておりました。)

フラットメイトのイタリア人、GLがハロウィンの仮装で使う小道具を買ってきている。そっか、あしたはハロウィンだった。

今日の勉強:
研究のほうでは、週末からPaに言われて半年間のトルコ滞在で感じたことをまとめてます。ただ書いていけばいいことなのに、どうしてこんなに時間かかってるんだろ。まだ半分も書けてない。。。

▲Top


10月28日(Sun)

気がつくと何もしていない週末。


土曜日でサマータイムが終わり、時計の針を一時間戻した。戻してから寝たのに、朝起きて一番最初に見たのは調整し忘れていた携帯電話の時計だったので、かなり焦る。(サマータイムでなくても十分にお寝坊な時間だった。。。)それにしても、日本でいうところの澄み切った秋の空といった感じのお天気。

焦点を当ててみたいと思うことについて、Paが「いいんじゃない」と言ってくれたので、来週末に行く予定になってる学会で、お会いしたい先生との話のネタもできたようなもの。というわけで、気分的には一歩前に進んだ感じの研究だったが、金曜、土曜と実は全然文献読めてないことに気づく。木曜の理論のセミナーの準備もあるし。。っと焦ってきたり、落ち込んだり。せっかく気分が上向いてきたとおもったらこうだ。こっちに来てからというもの、研究の進み具合のよしあしに関係なく気分の浮き沈みが激しいなあと、自分でも思う。生活そのものは落ち着いてきたと思うが、精神的にはまだまだ緊張が解けてないのかもしれない。自分ではどうにもできないことかもしれないけれど、あんまりひどくならないようにしたいところ。といっても、まだこういうことを自分の中だけに抱え込まず、なんらかの形で吐き出せる状況にあるのは救いだと思う。本当につらくなったら誰にもいえなくなってしまう気がする。

いずれにせよ、研究に関しては、見通しはともかくどやってみたいことがでてきてるし、あとは勉強に集中してる時間が増えてくると、もう少し心の中ににもちゃんとやってるって自信みたいなものも出てきて落ち着くかな。ってゆうか落ち着いてほしいことだよ。

最近(少ない…汗)の勉強:
Shankland, D (1996): 'Catalhoyuk: the Anthropology of an Archaeological Presence' in Hodder, I (ed.) On the Surface: Catalhoyuk 1993-95
Shanklan, D (2000): 'Villagers and the Distant Past: Three Seasons' Work at Kucukkoy, Catalhoyuk' in Hodder, I (ed.)Towards Reflexive Method in Archaeology: the Example at Catalhoyuk
トルコ中央部の新石器時代の遺跡調査に同行した人類学者が、遺跡の周りに住んでる人たちが「遺跡」とされた場所とどのように関わりあっているかということについて調査したことに関する報告書。どちらも短い。当然ながら新しいほうがより深みのある考察になってる。トルコの村落社会における宗教的実践や社会変化に関する研究で実績のある人だけに、そっち方面の議論。ちなみに来週末はこの人に会いに行きます。
Bartu,A (2000): 'Whereis Catalhoyuk? Multiple Sites in the Construction og an Archaeological Sites' in Hodder, I (ed.)Towards Reflexive Method in Archaeology: the Example at Catalhoyuk
チャタルホユックという「遺跡」に関する見方が様々な立場からのどのように生みだされ、解釈されているかに関する論文。ぱっと読んだくらいではよくわかんないところも。

▲Top


10月25日(Thur)

Collegeの晩餐会(Formal Hall)に行く(その3)


昨日の日記に自分のお勉強のことを書いてしまったのは、時々見ている海外地域情報の掲示板に、それはあんまりなってくらいnaiveな意見が目立ってて、暗澹たる気分になってたから。そういう意見を書く人に限って、「俺は現地に実際にみてきたんだからこれは本当だ」みたいな論理で突き進んでて、聞く耳をもたない。たしかに百聞よりは一見かもしれないけれど、いったい何を根拠に自分のものの見方が絶対正しくって、ある民族のすることは理解不能で恐ろしい、みたいな態度とれるのかねぇ。

まあそれはそれとして、毎週木曜日は、社会理論のセミナーがある日。で、毎週のように勉強不足、知識のなさを痛感する日。今日はGramsciのhegemony論が中心。指定された文献を読んできて、その要約とコメントから議論が始まるけれど、コースメイトのコメントを聞くにつけて、これは英語力の問題ではない気がしてくる。てゆうか、自分には知識がないよってことを実感する。というわけで、勉強になる一方で、議論についていけていないのでへこむことだよ。来週はembedednessで、フランスの社会学かつ人類学者、Bourdieuなんかを読むことになる。Bourdieuは修士論文書いてたときに読んだけれど、理解のほどは…なので、いずれにせよもう一回きちんと読まないと。

しっかり落ち込んだあと、今日の夜はわがHughes Hallの大学院生自治会(MCRといいます)とGonville and Caius CollegeのMCRの共同企画、交換Formal Hallで、Gonville and Caius CollegeのFormal Hallに行ってきた。Caiusは歴史あるCollegeのひとつで、ついでにかなりのお金持ちらしい。きっとFormal Hallも格式ばっててすごいはずって、昼間しっかり落ち込んでもここでしっかり観光客気分になっちゃうから救いがないなあ。

で、食前にMCRの控え室でシェリーを飲んで、磨り減った石の階段を上がってCaiusのダイニングホールに入る。ホールは古くて趣もあるし、歴代のフェローの肖像画もかかってたりして、さすが〜って感じ。でも、実際の食事はけっこうinformal。所属の学生はガウンをきてたけれど、銅鑼もなく、ラテン語の「呪文」もなく、雪崩式に食事が始まる。たまたま教官が出席してなかったせいかもしれない。座席は2階席で、学部生を見下ろしながらのお食事。なかなか気持ちよいものだった。でもお食事は、メインのお肉が最悪。ベジタリアンにすればよかったと本気で後悔。デザートのイチゴムースがまあまあで、そのあとにチーズ(これがおいしかった)とフルーツがこなかったら印象最悪になるところ。ダイニングホールの雰囲気はいままでの4つのなかではここがいちばんだったけれど、食事の質ならHughesかな。Corpusだったら伝統的雰囲気をもう少し楽しめて、総合的な満足度が高かったのはRobinson。

今日の勉強:
これからです。。(汗)
今日の剣橋的豆知識:
Gonville and Caius Collegeのダイニングホールには、このCollegeでももっとも有名な人物の一人、Professor Stephen Hawkingの肖像画が掛かってる。

▲Top


10月24日(Wed)

トルコ人女性の会話。


トルコはイスタンブルの、アヤソフィアの前で二人のトルコ人女性が出会ったそう。一人は黒ずくめでベールをかぶり、もう一人はベールはおろか、Tシャツ、ミニスカな格好をしていたんだって。ミニスカの女性がベールの女性に話し掛けると、ベールのほうはびっくり。
「あなた、トルコ語が話せるの?トルコ人?てっきりヨーロッパ人かと思ったわ。」
そしたらミニスカも、
「あなたのほうこそトルコ人?そんな格好してるんだから、てっきりアラブからの旅行者だとばっかり。。」

ちょっと極端にきこえるこの会話が実話かどうかは別にしても、こういうことが洋の東西の文明の交差点ともいわれている、トルコではよくあることなんだそう。もっとも、一番興味深いのは、正反対の格好をしているどちらの女性も自分こそが典型的「トルコ人」とおもっているところかな。すなわち、ここには二つのまったく反対な「本当のトルコ」観が浮き彫りになってる。さらにいうと、「本当のトルコ」について、トルコ人の間でも意見がわかれてるってことがわかる。

一般的にいって、外からの外国に対するイメージって、均質的なもの、固定的なものであることが多い。日本人はみんな寿司を食べる、着物を着ている、みたいな。でも、その国の内情はまったく違うことはよくある。というわけで、実際に外国行って、長いこと滞在して、その国の様子見てきました!っていうのは、人から聞き知ったことだけであ〜だこ〜だといってるよりはずいぶん本当らしく聞こえる。。だからといって、そうした実際の体験談が、ほんとうにその外国のことみんな語り尽くせるとは言い切れない。その国での経験だけでなく、その人自身のもっている様々な価値観も、その人の意見を形成するうえで大きな役割をはたしているわけだし。といって、観察する側がいろんな意味で「中立」でいられることはまず無理。さらにややこしいことには、「その国らしさ」について、その国の「平均的」(こういう文脈では不適切な表現ですね)な国民のもってるイメージが、このトルコの女性の会話の例に見るように、全く異なることだってある。現実は、ほんとうにごちゃごちゃしている。

そういうことまで、きちんと配慮することは可能だけれど、問題はその先に何があるのかってことだよね。ここまでくると、ごちゃごちゃだぁ〜ということ自体は決して難しくなくて、むしろそれが前提とすべきことなわけだけれど、やっぱりどこかで、こういう複雑な現実をさらりと説明してみせたい、なんて思ってるところあるし。まあ、これから数年、しっかり考えていきましょう。

今日の勉強:
Navaro-Yashin, Y (1999): 'The Historical Construction of Local Culture: Gender and Identity in the Politics of Secularism versus Islam' in Keyder, C (ed.) Istanbul: Between the Global and the Local
何を隠そう、笛吹きの(本来の)指導教官の先生が書いた文章。「トルコ的」とはいかなることかについて、世俗主義者とイスラム主義者がどのようにそれをとらえているか、についてジェンダーの側面に着目して論じたもの。トルコ人のもつ「トルコ」観って、ぴしっと確立したものじゃないですよってお話。日記の話はその導入部分。ってことは、今日の話はほとんど受け売り?!…ちょっと否定できなかったりして。

▲Top


10月22日(Mon)

雨上がり。


昨日の大雨がうそのように澄み切った気持ちのいい一日。ただしCam川はぎりぎりのところまで増水してるし、Backs(Cam川沿いにいくつかの古いCollegeが持ってる緑地帯)は冠水してるしで、すごいことになってる。

でもすごいことになってたのは、川だけではなく、Da曰く、彼の所属するCollegeRobinsonの敷地も、増水で湖みたいになったらしいし、半地下のお部屋に住んでいた知り合いは、浸水したっていってたし。てゆうか思いっきり水害が起こっていたらしい。自分の家は何事もなかったので、気にもしてなかったけど(ラジオでも聞けよ)。

週末はついついネットしたり、だらだらしたりと、勉強に集中できてない。いかんなあ。一日は恐ろしい勢いで過ぎていっているというのに。。。。

今日の勉強:
Bloch, M (1998): How We Think They Think: Anthropological Approach to Cognition, Memory, and Literacy
LSEの先生が書いた本。アメリカで出版されたらしいために、大学図書館にはなかった本(こら!)。社会的な記憶がいかに次の世代へ受け継がれるか、という問題について、語りという行為のみならず、その出来事を想起させる場所に「行く」という行為、個々人の心理学的側面なども考察すべきと説いている。ただ、提言という感じで、具体的にどうみるべきかとかいってないのが残念。

▲Top


10月20日(Sat)

キルギス語。


自分の研究については闇の中を進んでいる感じ。何からどうやってやっていいか、わからないことばかり。てがかりをつかむための助言をくれるのが指導教官なのだから、いろいろ質問をすればいいのだけれど、どういう質問をすればいいか、ということでまた考えてしまって、結局質問できなくなってしまう。困った。困った。Paがどう答えていいかわからないような質問はすべきじゃないような気がするので。。でもなぁ〜そんなことあんまり気にしないで、馬鹿みたいだとおもうようなことでも聞いちゃうほうがいいのかなぁ、やっぱり。。

それはそうと、昨日のRobinsonのFormal Hallでのおしゃべりで興味深かったのは、外国語学習のお話。RobinsonのDaは中央アジアのトルコ系の国のひとつ、キルギスタンで現地調査をするために、夏までの一年間、キルギスタンでロシア語とキルギス語を勉強してきたそう。彼にとって、ロシア語はキリル文字がなんとかなったらって感じだったみたいだけど(それが信じられない)、キルギス語の語尾の変化とか単語の語順とかはマジでつらかったらしい。日本語は、そのへんトルコ語、キルギス語に似てるからか、あんまり問題にならないけれど。Da曰く、「英語でいったら"I'm going."が"I home going am"になるんだよ。変じゃ〜ん。」って、それが普通のこっちにとっては、動詞が先にくる英語のほうが困るっていうか、15年近く英語勉強してても、まだ慣れないけどね。特に関係詞とか使いまくりの複雑な話をしないといけないときとか。。。

で、キルギス語はトルコ系の言葉だから、見ればなんとなくわかるかな〜と思って、Daがキルギスタンで使っていたキルギス語のテキストを見せてもらう。が、キルギス語はロシア支配の影響か、キリル文字で表記するので、キリル文字知らない僕には何がなんだかさっぱり。…甘かった。文字知らなかったらわかるも何もない。ちなみに、トルコ語はラテン文字(一番おなじみのアルファベット)。トルコ語系といっても、中国のその昔は「西域」と呼ばれていた地域に住む人たちが話すウイグル語はアラビア文字。ウズベキスタンでは最近ラテン文字に切り替えたけれど、まだラテン文字わかる人が少ないらしい。。。

今日の剣橋的豆知識:
家の近くのオリエンタルショップで「すし○郎」発見。でも日本円計算で1000円超える値段でした。

▲Top


10月19日(Fri)

Collegeの晩餐会(Formal Hall)に行く(その2)。


今日は午前中、Paと会って研究について話をする(俗にいうSupervisionというものですが、こちらのレベルがひくいのもあって、まだ具体的に方法論がどうのこうのという話には到っていない。。。(汗))。Paとのお話自体は楽しくできたけれど、間接的にオリジナリティを出せといわれる。やっぱりここが一番難しいことのひとつでもあるし、困ってしまう。夕方、西洋における東洋との接触以後のモノの審美的価値についてののセミナーに出席。現象学とか自分の知らない分野の専門用語がいっぱい出てきて、全然わからず。やっぱり落ち込んだけど、わけわかめだったのは自分だけではないということもあとでわかる。あまり誉められたことじゃないけれどほっとしちゃったりして。

そのあとはコースメイトのDaからチケットを買って、同じくコースメイトのGyとPといっしょにこの大学で一番新しく設立されたCollege、Robinson CollegeのFormal Hallに出席。Robinson Collegeは、企業家が出資して設立したモダンなCollege。チャペルもあるし、きれいなお庭もある。なにより設備も建物も新しい感じ(ついでにいうと建物はばかでかい。)。で、Formal Hallは、学生はガウン着用、、教官用のテーブルは別、料理も別で、一応High Tableがある。といってもここじゃあ一段高いところにあるわけではないけれど。料理のほうもなかなかよろしくって、結構満足。いろんな意味でRobinson College、いいかも〜なんておもっちゃったり。

で、来週は、古いCollegeのひとつでたしかProfessor Stephen HawkingがいるGonville and Caius CollegeのFormal Hallにいくことになりそうです。(ちょっと行き過ぎかも。。)

おそらく、再来週の週末から月曜にかけて、WalesはLampeterというところで開かれる学会にいくことになりそう。Paがコンタクトを取っておくようにと紹介された先生に会いに行くのが目的。ただ、ちょっと気になることは、そのお人柄についていい噂をきかないこと。Paも、ちょっと気になることをいっていたし。。

今日の剣橋的豆知識:
このあいだ人に連れて行ってもらったKing's Collegeのカフェはなかなかいいっすよ。入り口入って左行って、建物に入るとすぐ。ただ、観光客の人でもOKかは、King'sにいるGyに確認を取っとかないと。

▲Top


10月16日(Tue)

ちょっと持ち直す。


昨日の鬱な気分を引きずっていても仕方がないので、気を取り直して図書館へ。といっても寝坊をしてしまい、予定よりも1時間は遅れての図書館入り。木曜日の社会理論のセミナー で扱うFetishism関係の本をコピー。本当は自分のリサーチ関係の本を読むつもりだったけれど、流れでコピーしたものから読み始める。と、すぐにコースメイトのJoとの約束の時間。彼女にその授業で使うFreudのコピーを渡して、ちょっとおしゃべり。Joは英国人だけれど、内部進学ではなく、ベルファストの大学をでてこっちに進学してきた女の子。昨日の自分の発表を聞いて、ベルファストで取っていた「地中海地域の人類学」のreading listを探してくれるとのこと。ちょっとうれしい。

お昼を食べて、だらだらが長すぎたと焦って図書館に戻る。ぼんやりと午前中の続きを始める。しばらくして、集中できなくなったので、図書館をちょっとお散歩。本の検索なんかもやってみたりして、指導教官Yaご推薦の一冊をゲット。コピーのところで同じくコースメイトのJaに会う。Jaも木曜日の授業用の文献をコピー中。話して、こちらの手持ちの文献と、Jaの文献を交換することに。こうやってクラスメートと協力するのはやっぱりいい気分

結局、読みはじめた本を全て図書館で読み終えることができなかったけれど、まあ次につながる感じで家に帰れた。予定もかなり遅れているし、夜はもう少しがんばらないと。

今日の剣橋的豆知識:
 社会人類学科では、連絡事項等のプリントで、先生や教室、Collegeの名前を頭文字を主にしてよく略すことがある。MSとかCHみたい感じで。たとえば僕の指導教官のYaはYNY、CollegeはHHになる。なかにはClare Hallみたいに、ちっとも略してないものもあるけど。でもこれが慣れるまでけっこう大変。最初のうちは何のことかさっぱりわかんなかった。ちなみに、先生の略字で、JALになる方もいらっしゃいます。

▲Top


1015Mon)

へこむ。


今日は、セミナーで自分の研究したいことを発表することになっていた。週末を使って一応準備はしてきたつもりだったけれど、むちゃくちゃ緊張してしまって、原稿をぼそぼそと。。。反応が「こんな本を読むといいよ」というのに終始したのは、きっと何をいってるのかわかってもらえなかったからだろう。。。研究がどうのこうのという前に、英語なんとかしろみたいなことを思われたような気もする。今度は緊張しても原稿を棒読みしないでいいようにもっと準備します。お願いだから見棄てないで。

日本語でも人前で話すのが苦手、ということを多少は克服しないと。鬱な気分になっていたので、一袋買うと思う一袋おまけするセール(要はお一人様二つまで半額セール)のみかんを一袋しかカートにいれなかったことだよ。それにしても、あ〜落ち込む。

今日の剣橋的豆知識:
「地球の歩き方」にも出てくるパブ、Eagleは、Formal Hallにお邪魔した、学科のお隣のCorpus Christi Collegeがオーナーなんだとか。学科に一番近いんで、このごろよく利用させていただいております。

▲Top


1012(Fri)

Collegeの晩餐会(Formal Hall)に行く。


昨日は、我がHughes Hallの新入生歓迎のFormal Hallに出席。今日はコースメイトのCaからチケットを買って、同じくコースメイトのDaといっしょに古いCollegeのひとつ、ラテン語名前のCorpus Christi CollegeのFormal Hallに出席。名前は同じFormal Hallでも、やってることはずいぶんと違うのが興味深い。

まずは今日のCorpusから。CorpusのFormal Hallは、いわゆる伝統的なスタイルを取っているとでもいいましょうか。観光ガイドに紹介されているようなイメージのもの。Corpus所属の学生はガウンを着ないといけないことになってるし、Fellow(College所属の教官)たちの席は、High Tableといって学生用の席とは一段高いところに、別に作られている。食事も別で、High Tableではもっといいものが出されるらしい。(これは800年の歴史をもつこの大学の、伝統的階級制度の生き残りみたいに揶揄されるものであり、「民主的」を標榜するCollegeでは廃止している。)また、晩餐の始まりは、執事みたいなおじさんの鳴らす銅鑼(?)が告げ、全員が起立すると、Corpusのマスター(校長みたいなもの)らしき人がラテン語でなにかごにょごにょ唱える。で、食事。きちんとした格好をした給仕がついて、食事を出していく。厳かというほどのことはないけれど、さすがにかなりFormalに食事は進む。食事はFellowのほうが給仕の都合もあってはやく終わるみたいで、彼らが先に席を立つ。ここまでくると、それまできちんとしていた学生たちは、一気に羽目を外し始める。(今日はあんまりひどかったのか、執事みたいなおやぢが銅鑼を鳴らして注意したくらい。)ちなみにデザートのチーズケーキは結構おいしかった。Corpus は600年を越える歴史を持つCollegeだけに、ダイニングルームもかなり古い感じ。300年とか400年前の学生たちも同じテーブルで食べていたのかと思うと感慨も深くなる。こういうの見せられると、どうしても気分は観光客になってしまうなあ。

これが、昨日の我がHughes HallのFormal Hallとなると、ずいぶん様子が変わってくる。まず、服装。ネクタイくらいはしないといけないけれど、ガウンは着なくていいことになってるし、「民主的」な我がHughesでは、High Tableだってない。食事の始まりも、ラテン語なんかは唱えないしね。だから、ずっと気楽な感じ。いかにもなイメージとはかけ離れた、ガイドには絶対載らないようなものともいえる。(てゆうか、Hughes Hall自体、もともと載ってない。)ただ、教官も学生も同じ席で同じものを食べるようになるため、出される食事は、平均したらHigh Tableのある所のものよりもずっとよいことになるはず。事実、Hughesのほうが、食事の質に関しては高い気がした。(まあ、ついでにお金持ちなところでもないから値段も高いんだけど。)Corpusで一番最初に出されたオニオン・スープ、ただの茶色い液体だったし。。。

雰囲気を味わうか、食事の質を取るか。みなさんはどっちをとりますか?自分の場合は、Corpusみたいな伝統的な形式をとってる所に無いものねだりしたくなるというか、憧れみたいなものを感じるなあ。(…ないものねだりをし始めるときりがなくなるので、このへんでやめておこう。)。

来週は、Daの所属する、Cambridgeで一番新しいCollege、Robinson CollegeのFormal Hallに行くことになるかも。自分でやってるとはいえ、こう行事が続くと、勉強がおろそかになりそう。はやく生活スタイルを確立しないと。

今日の剣橋的豆知識:
「民主的」でなのは新しいCollegeに限らないもので、Cambridgeを代表する歴史あるCollegeのひとつ、King's Collegeは、ものすごく左翼的というか、革新的というか、なんというか(ほんとかどうかしらないけれど、Collegeのバーには、ソビエトの鎌とトンカチのマークが貼られてるとか。)。。。High Tableを廃止してるし、ドレスコードみたいなものもほとんどないらしいです。King's Collegeに所属してるコースメイトのGyによれば、「ネクタイもしなくてもい〜よ〜。てゆうか、俺ネクタイ持ってねえし」

▲Top


109(Tue)

蔵書700万冊でも…


無い本は無いということを知った一日。

来週は月曜にセミナーで、そして金曜には指導教官のPaと、自分のこれからの研究について話さないといけない。そこで今日は手始めにPaに薦められた本を探しつつ自分の研究についてかんがえるために学科の図書館に。お昼までかかって、読みたい本の何冊かをコピーし(もちろん一部っす)、読み始める。特に進んだわけではないけれど、読み始めると、考える手がかりみたいなものが漠然と浮かんできそうな気もする。とはいえ、全然ぴんと来なくて困って、お昼を食べてメールチェック。Paからメッセージをもらう。明日リーディングリストを作って送ってくれることになっていたけれど、その前に考える手がかりについての提案と、そのための参考文献をいくつか紹介してくれる。困っていたところだったので本当にうれしいと思った。面倒をみようとしてくれているのがよくわかったし。こちらとしては、彼女の指導に応えるアウトプットをださないといけないけれど、こういうことをしてもらえると、がんばろうという気分にもなれるし。。

ということで、午後は、もう一度本探し。学科の図書館ではなかったり、借りられていた本があったので、蔵書700万冊の大学図書館へ。学科の図書館で借りられていた本を検索してみる。…、…、…、三回くらい繰り返して、間違ってないかも確かめてもヒットせず。気になって学科の図書館のカタログを見たけれど、学科の図書館のほうだとやっぱりきちんと出てくる。ってことは、探している本、大学図書館にはないってことね。ま、蔵書700万冊を誇るといっても、英国で出版された書籍ならすべてあるということだから、アメリカとかで出版された書籍なんかだとカバーしきれていないかも。とはいえ、いきなりこうゆうことになるとは。著者はロンドン大学の教授だし、あると思ったんだけどな〜

▲Top


108(Mon)

世間は狭い…?


低気圧が英国付近でくるくる回ってるらしく、昨日から嵐と晴天が一日のうちにやってくる変なお天気。でもってちょっと寒い。

このところ、世間はというか世界は狭いと思わされる出来事が続いている。例えば、金曜の夜Girtonからの帰りにCollegeのパーティに寄り道したときに知り合った香港のJe。彼女は中世史専攻のなので、当然うちのフラットメイト、GLの知り合いだったし、所属するCollege、New Hallでのアドヴァイザーは、僕の指導教官Paだったりする。それから今日の午後のセミナーをHo博士とともに受け持つ、博士号の口頭試問に受かったばかりのPeは、日本で現地調査をし、調査期間中は僕の卒業した大学に籍を置いていて、しかもその時期は僕が在籍していた時期に重なるってことが判明。それこそ廊下や学科の図書館ですれ違っていたかもしれない。ついでにいうと、この学科の3人の教授の一人MF教授は、僕の日本での大学に客員教授として招かれたことがある方なのだが、僕の学年
幹事は実は僕が開いた新入生歓迎コンパに奥様ともどもいらっしゃってたりするわけで。教授は覚えていらっしゃらないだろうけれど、そのときに挨拶くらいはしたことあるし。

フラットメイトたちも授業に追われるようになってきたし(のはずだが、GLは我が家でのパーティを企画中だったりもする)、日本からの荷物もようやく届いて、もう勉強できてない言い訳もできなくなってきた感じ。来週ちょっと発表しないといけないことが二つ重なって早くも気だけは重くなってるけれど、まだまだだらだらしてしまう。動きださなきゃ。。。

▲Top


105(Fri)

時には博物館でワインを。


今日の用事は、まず指導教官のPF博士との初顔合わせ(以後はファーストネームのPa)。本来指導教官は、トルコとキプロスがご専門のYNY博士(以後は同じくYa)だったんだけれど、彼女は今年研究休暇を取ることになって、PaがYaが戻るまでの間面倒を見てくれることになったんだそう。お部屋に入って挨拶を済ませると、Paが自己紹介がてらなぜsuperviseを引き受けたのかを話してくれる。彼女自身は、イタリア、そして最近はフランスのことを研究しているのだけれど、理論・テーマ的な問題意識が自分とかなり重なっていて、興味深く思ってくれたらしい。「いい研究計画です。」と、とりあえず誉めてもらえる。こっちにきてからびびりまくることの方が多いので誉めてもらえたことはうれしかったし、これからがんばろうという気にもなってきた。で、どんな本を読み始めるといいか、具体的なアドバイスをくれる。

一番参考になったのは、自分が研究計画書に書いたことが、理論的にはどのようなテーマと結びつくのかをわかりやすく説明してくれたこと。自分としては、自分の興味を持ってることを整理はして書いたつもりだったが、なにがどこにどうつながるか、きちんとわかっていたわけではなかったから。まあ、博士課程やろうというのに、これではいけないんだよね〜と、へこみそうにもなってきちゃうけど。。。とりあえず、指導教官との顔合わせはいい雰囲気で終われたので、この関係を維持していけるようにしないと。

で、学科の歓迎パーティに隣の敷地にある考古学・人類学博物館へ。会場は、なんと博物館の展示室。バルコニーのようになっているところから、吹き抜けになっている下の階の展示物を眺めながらワインを飲むとは、博物館好きにはたまらないことだね。もちろん一般にも開放されている所ので(たしか入場無料)、初めてこの町にきたときにも見学したけれど、実際に学生になってみてこんな体験できるなんて思いもしなかったことだよ。いや〜素敵やった。

そして、ここで現地調査から帰ってきたばかりの日本人の方にお会いする。学科の雰囲気など、いろいろ参考になるお話を聞かせてもらう。また、本来の指導教官であるYaについても噂を少々。人柄については、聞く人みんなが誉めるし、自分自身も会ってみて、本当にいい人とおもっていたけれど、実は彼女、次世代のCambridgeを担うホープと期待されるほどの切れ者だそう。アメリカはプリンストンを卒業してすぐにEdinburghにポストを得たけれど、あんまりすごいんでCambridgeが引き抜いてきたって、ある教官が話したらしい。その日本人の方も本当に感心するくらい頭がいいらしい。そんなすごい人にこれからしごかれるのかと思うと、びびるような、楽しみなような。。。(ちょっとマゾ

素敵なことはこれで終わらず、このあと、Girton Collegeの学長もされているS教授のご招待の夕食会で、Girtonの学長用フラットにお邪魔する。Girton自体「新しい」Collegeに入るせいもあるけれど、新しくってとても素敵なフラット。オレンジとブルーに統一されたソファのセンスもよろしくってよ。お料理のほうも、さすが学長主催のものらしく、とてもおいしかった。Girton Collegeの本拠だけは、ほかと違ってCambridgeの街の中心からすごく離れている。それでもちゃんとチャペルなんかもあって本格的。それに比べて我がHughesは、もともと大学とは別個の教育機関だったこともあって、小さいばかりでなんにもないという印象をもってしまう。気楽な所なんだけどなあ。ついつい他のCollegeと比較しちゃうことだよ。

▲Top


10月4日(Thur)

たらいまわし。


今日の午前中、社会科学系の学科合同のリサーチスキルの講義の一つ、EXCELのコースに参加すべく、コースガイドに書かれていた地理学科の講堂に行くと、一人女の子が座ってるだけで誰もいない。心配になって、彼女に聞いてみると、彼女もそのコースを受けに来たという。しばらくすると、どんどん学部生がはってきて、どうやら場所の変更があったんではないか、という話になる。彼女いわく、コンピューターの授業をやるところに行けばなんとかなるんじゃないか、ということで移動を開始。で、着いてみるとここでやってるんじゃないかって教室には誰もいない。途方にくれたので、地理学科までもどって、学科の秘書さんに尋ねてみることに。(地理学科も合同コースに参加してる)その秘書さんは、講義の時間が一時間早まったことは知っていたけれど、今どこでやってるかわからないから、別の階の何某さんのところへいくように指示する。そこに行ってもその何某さんはその場所を知らず、最終的になぜか学部生担当の秘書のところへたらいまわし。そこでようやく講義をやってる場所がわかる。なぜこんなことになったかといえば、時間変更が、Collegeの行事の関係で出席できなかった昨日の講義紹介の時間に伝えられただけだったから。。でもその他に掲示、メール連絡一切なし。もうっ!!この時点で教室に着いてから一時間の遅れ。一時間早く始まっているから、もう2時間遅れてる。(講義は4時間)大急ぎで教室に駆け込むと、EXCELの演習課題を始めさせられる。他の人はかなり進んでる。EXCELのことあまりわかってないのに、いきなり演習はじめたからぱっぱらぱ〜状態。挙句にサーバーがダウン!こらこら、ここは英国一のコンピュータ・システムITは英国最速とまで聞いたぞ)をもっとんとちゃうんかい!

たらいまわしって、本当にいらいらさせられる。半ば必修みたいな授業だったので、出ないといけなかったし。社会科学系の学科合同のコースってことで、責任の所在もめちゃくちゃ曖昧なのも困りもの。可能な限りの協力をしてくれているのはわかるけれど、行く所行く所で「これは私の担当ではないから、知らないの。」みたいなことを言われてもねえ。。。

EXCELに苦しめられたあとは、午後から理論面のセミナー。リーディングリストが渡されて、課題ももらって、さすがに気が引き締まってくる。英語のこともふくめて不安なことばかりだけど、そのぶん時間つかわないと。

▲Top


10月3日(Wed)

学科を案内してもらう。


今日の午前中は、この大学に初めて勉強しにきた人向けの学科のツアーに参加する。学科のコーヒールームからコンピュータルーム、お隣の大学の敷地にある学科の図書館などを見学。学科の図書館、Haddon Libraryはとても古い、いかにも昔からの図書館という感じ(今度写真でもつけます。)。それでも蔵書はほぼ完全にオンライン化されているけれど。

その後、大学院生や教職員が利用できるUniversity Centreなど、アカデミックというよりは、もっとプラクティカルな施設まで案内してもらう。さて、大学院生や、教職員だけが利用できるはずのこのUniversity Centre。一番上の階のカフェテリアにあがったところ、どこからどう見ても日本人の奥様風の女性グループがお茶をしてる。観光客?だとしたらすごい穴場知ってる超玄人集団。たぶん、在Cambridgeの大学の先生たちの日本人奥様会みたいなもんでしょう。たまたま集団でお茶しているグループがなかったこともあって、少し浮いてて目立ってた。(別に非難しているわけではないのですが。。)

▲Top


102(Tue)

初顔合わせ。


社会人類学科のミーティングに行く前に、図書館に登録を済ませる。Londonの大英図書館、Oxfordのボドリアン(?)図書館とともに、日本でいう国立国会図書館みたいな役割を果たしているここのUniversity Libraryは、とてもでかい。でかすぎて、道に迷ってしまいそう。英国で出版される全ての書籍が集められていて、ここだけで蔵書は700万冊に上るとか。検索カタログも、200年前のものとかあるし。(この他、それぞれの学部学科、Collegeも独自の図書館を持つわけで。。。)まあ、大学での利用に限らない公的な性格も持つこともあって、使いにくい面もあるみたい。とりあえず、検索の仕方をきちんとマスターしなければ。ちなみに、図書館の入り口の向かいには、Clare Collegeの建物が。寮かな?だったらすごいなあ。図書館の正面に住めるなんて、うらやましい。

ミーティングに行く。新入学の博士課程学生は15人。このうち3人はCambridgeの学部を卒業して進学してきた生え抜きさん。あとは出身国も様々な外様さん。ま、よその大学院で修士とった人、Cambridgeで修士とった人に分かれるけれど。日本人に限らず、アジア人自体、今年は自分だけなのかな。みんな超優秀に見えるし、早速コンプレックスの塊君になってしまう。焦るなあ。

な〜んて思っていると、教授登場。PhD Commiteeの議長を務めてらっしゃるS教授に学科主任のH教授。(ちなみに社会人類学科でProfessorを持つのは、この二人と、あとはMF教授の三人。)緊張はクライマックスに達し、自己紹介も口が回らない。あ〜先が思いやられるなあ。

そうそう、ミーティングの前にS教授とH教授が雑談をしていた。H教授が天井そばの窓を指差しつつ、「なんであんなところに通風孔みたいなのがあるのかしら?」というと、S教授が、「あれは昔、この建物が植物園として使われていた時の、おそらく最後の名残よ。」といって、今度は学生のほうに顔を向けて、「植物園といっても、18世紀の話だけれど。」とおっしゃった。50年前とかならともかく、18世紀とくるとちょっと自分の想像をこえるので、びっくり。まあ、18世紀といっても、800年の歴史を持ち、16世紀ごろからの建物も残ってるCollegeもあることを考えれば、けっして古くないのかもしれないけれど。

▲Top


101(Mon)

新学期。


今日は新学期の始まり。Cambridgeでは秋学期のことをMichaelmas Termと呼ぶらしい。ガウンに蝶ネクタイの兄さんが歩いてたりもして、お〜さすがとおもってみたりもする。新学期といっても、物事が本格的に指導し始めるのはfull termという期間が始まる明日で、しかも学期の第一週は、木曜日から始まったりするのでわけわからん。はやくこちらのシステムに慣れないといけない。

わけわからないまんまでも物事は進むみたいだし、こちらも学科のほうに顔を出すことにする。学部があるのは、町の中心部。NEW MUSEUM SITEというところ。社会人類学科以外にもいろいろな学部学科がはいってるこの一画には、20メートルくらいありそうな鯨の骨が飾ってあったりする。それからここは、知る人ぞ知るキャベンディッシュ研究所が置かれていた所。ここからは何人もノーベル賞受賞者がでている。人文社会系の僕でも知ってるくらいだから、業界での世界的名声は、いふべきにもあらず、といったところ。ふと、DNAの構造解明の研究もここでおこなわれてたのかな〜と、高校時代、生物の時間に見たDNA構造解明までを描いたテレビドラマを思い出して遠い目になる。実際のところはどうなのかまったくしらないけどね。

一度来たことあるのに迷いながら目的の場所へ。秘書の人に聞いて、学科にきた自分宛の手紙が入れられることになるピジョン・ホールの場所などを教えてもらう。ピジョン・ホールにはもう新入生用の書類が入っていたので、チェック。明日さっそくミーティングがあるらしい。その他、この一年がどう進んでいくかを説明した冊子に目を通して、やっぱり自信がなくなる。こりゃあたいへんだぁという感じ。まじで。

落ち込んでどうしようもないので、やけ食いして気分晴らし。最近のお気に入り、PRET A MANGERでサンドイッチ二つ、しかもデザートにチーズケーキまで買って食べてしまう。(普段はサンドイッチ一つでも十分なくらい。)たべまくったらようやく落ち着いてものを考えられるようになってきた。みんなが通る道なんだし、まあ、だめでもともとやん。みたいな。といいつつ、「だめな奴は何をやってもだめ」みたいな言葉が頭に浮かんできたりもして。。。。

それにしても、なにか別なストレス解消法見つけないと…。やけ食いは、腰周りしか大きくならないし。。。

▲Top


9月30日(Sun)

やきそばをごちそうする。


今日も基本的には土曜と同じようなことをしてたけれど、今回英国にきて自炊することを思い立って、そのときにそばにいたGLに声をかけておく。何を作ろうか考えたときに、イタリア人のGLの手前、パスタなんざ作ってもねえ、ということで、焼きそばに。近くのオリエンタルショップで、運良くつゆ(もう超高い)と、だしの素に乾燥和布と豆腐(これも高い)を手に入れることができたので、適当おすましもつくった。なんか薄味だった(自分でもこれは…と思ったくらい)ためか、「日本料理は味付けが薄い」と思われたのが気がかりだけど、まあ、満足してもらえたよう。

▲Top


9月29日(Sat)

トルコ人の女性と知り合う。


なぜか朝の5時に目がさめ、もう一度寝て目がさめてみるともう12時過ぎ。。。といっても今日は、特に予定もないので、生活のための買い物に時間を取る。生活用品を安く売ってるお店は、さすがに新学期が始まる時期らしく、異様な混みよう。でも、みんな列を作って辛抱強く待ちつづけるあたりは、さすがに英国的であるね。

戻ってくると、フラットに新しい人二人。一人はアイルランドの陽気な兄ちゃん、J(といってもポーランドの血も引く)。それに、はっきりいってめちゃくちゃ二枚目なスペインのI(頭文字だけではなんともわからないかと思いますが、聞き慣れない名前だったんで聞いてみると、バスク人ではないけれど、バスクな名前なんだとか。)どうでもいいけど、イイ男が多いフラットだなあ。そのあと、GLのコースメイトで、CollegeもHughesのアメリカ人の女の子、Mが遊びにくる。Mは才色兼備な女の子。

で、夜、Collegeのwelcome drinkにGL、Mに、Iとで行くことにするが、自分はCollege Tourに行く関係でちょっと先に出かける。welcome drinkは、Collegeのなかのバーで催される。まあ始まりはいい加減で、雪崩式に飲み会状態に。あとから追いついてきたのに、早くもM以外の女の子たちとしゃべってるGLを見つけたので声をかけると、その中のひとりがトルコ語で話し掛けてくる。ちょっと驚いたけれど、なんとかトルコ語で返すことができた。どうやらGLが僕のことを話していたよう。彼女はD。MBAをやってるらしい。CollegeはHughesではなく、St.Catharine'sだとか。お友達がHughesにいるのでたまたまきてたみたい。英語とトルコ語のちゃんぽんでお話。Dは英語教育で名を馳せるイスタンブルのB大学出身で、英語がとても上手。彼女にとっては、トルコ語を話す大学の学生に会ったのは僕が初めてだったみたいで、しかも僕がトルコ人ではなく日本人だったから、それはもうおどろいていた。こっちにとっては久しぶりのトルコ語だったけれど、なんとかなってほっとする。6ヶ月は無駄ではなかった。もちろん、安心していいわけじゃないけどね。

いろんな人と話して、自己紹介しあったけれど、ことごとく名前を忘れてしまったことだよ。(Dのことはさすがに覚えた。)

▲Top


928(Fri)

自転車を買う。


お昼は、サセックス時代にお世話になり、去年からケンブリッジの博士課程に在籍されてるお姉さま、Aさんとお食事することになったので、午前中のうちに自転車を買うことにする。待ち合わせ場所が、歩いていくにはかなり遠いところだったし。何軒か回るつもりだったけれど、一軒目でほとんど決めてしまう。いつもの悪い癖。中古にしたけれど、新品の一番安いのと値段が大して変わらないような気もしなくもない。ま、予算内におさまったし、気に入ったものがあったからいいか。新しいと、盗られる可能性ももっと高くなるし。

で、待ち合わせのCollegeの寮へ。道順を地図できちんとチェックしなかったのもあって、思いっきり迷う。どこで曲がればいいのかわからなくて、全然関係ないNew Hallのほうとか行ってしまったり、行き過ぎてRobinson Collegeのあたりを行ったり来たり。。。当然遅刻で、Aさんごめんなさ〜い!しかも、英国でまともに自転車に乗るの初めてだったから、もうほんと怖い思いをした。(英国では自転車は主に車道を走ります。)右折、左折の合図もかなりぎこちなくてきちんとできなかったし。ヘルメットとか買ったほうがいいなあ。

A子さんとお食事をして、ちょっとお話して、買い物して…としてるうちに夕方となる。今日は、洗濯がてらCollegeで晩御飯を食べることにする。我がHughesの食事は質の高さを誇るとパンフレットに書いてあったけれど、在籍されてた方の日記には、その真偽のほどがかかれてなかったし、そもそもここは英国なので、あまり期待はせずにたべてみることに。…まあ食べられるかな。期待したらだめだけど。といっても、前に「味覚が麻痺してない?」といわれたくらい僕の舌の許容範囲は広いから、だめな人にはだめだろう。そうそう、香港からのFがフラット入り。

▲Top


9月27日(Thur)

学生証を作る。


昼近くまで寝てしまう。昨日、学生証を作れるときいたので、その場所にいく。何人かすでに並んでいる。来週になると、どっと人が押し寄せるらしいので、今のうちにやっといて正解だろうなあと思いつつ待っていると、20分くらいで自分の番がきた。こういうこともあろうかと、出発前に証明写真を用意してきたけれど、デジカメをつかってその場でささっと撮ってしまうらしい。一回目は撮るタイミングがわからなくて、へんな顔になったので、もう一回撮ってもらう。今度も頭が斜めに傾いてて納得行かなかったけれど、係りのお姉さんに、「これで十分」といわれたので引き下がることにする。でもな〜、この顔で3年か。。。ちょっと悲しい。とはいえ、こういう手続きをしていると、だんだん学生になっていく気がして、ちょっとうれしい気分にもなる。

そのあとは…、何したっけ?とくに何もしていないような。。。まあ、こんな日もあるさ〜。明日は自転車を買いにいくことにしよっと。なぜか朝の5時に目がさめ、もう一度寝て目がさめてみるともう12時過ぎ。。。といっても今日は、特に予定もないので、生活のための買い物に時間を取る。生活用品を安く売ってるお店は、さすがに新学期が始まる時期らしく、異様な混みよう。でも、みんな列を作って辛抱強く待ちつづけるあたりは、さすがに英国的であるね。

▲Top


9月26日(Wed)

お部屋に入る。


午前中、Collegeの用意してくれたお部屋にお引越し。まずCollegeに行って鍵をもらい、その足でお部屋に。これからお世話になるHughes Hallは、King'sやTrinityといった観光名所にもなっている古いCollegeがある町の中心からはちょっと離れていて、でかいParker's Pieceの芝生公園をてくてく越えた先にある。ちなみに、他の新しいCollegeが多く集まるのは中心部から反対側のCam川を渡った先なので、孤立してる感じで建っている。で、今度住むことになったお家は、中心部からてくてくParker's Pieceを越えて、さらにてくてくてくてく、Hughes Hallからも歩いて7、8分ほどのところ。中心部に残る中世からの古い町並みに感動して、こんなところに住める自分が信じられない気分になりそうだったけど、自分の家は、ごく普通の住宅地のなかにあるんでそんな感動もあったもんではない。ちなみにアジア系、特に中国人ぽい人たちが周りに多く住んでいるようで、日本人にも似た顔つきの人と多くすれ違うし、すぐ近くにオリエンタルショップもある。

で、入ったお部屋は4畳半より大きいくらいのところ。一階でカーテン閉めないと丸見えになるのがネックなこと以外はすべてまあOKか。キッチンまわりは、洗濯機と冷凍庫がないのが気になるけれど。(あとでわかったが、買うか、レンタルしないといけないみたい。)今年から各部屋に備え付けになったというパソコンはコン○ックのちょっと古そうな奴だった。もってきたラップトップがあるから使わないだろうなあ。ちなみに、6人で住むことになるみたい。なぜか僕の部屋だけ専用のシャワー・トイレがついてる。えへへ。荷物をおいて落ち着いてから、外出。

銀行で口座を開く。日本からの送金は、口座を開いた時点で可能ということを確認して親に連絡しておく。英国にくる前に一番気にしていたことだったので、おもったよりもスムーズにいってほっとする。

夕方、晩御飯を食べるお店を考えながら、King's Collegeの近くを歩いていたら、びしっとディナージャケットで決めている紳士たちがCollegeのなかに入っていくのを目撃。おおお〜、学校がはじまったらガウンも着たり、あんなカッコもすんのかな〜と、緊張してしまう。(…とかいいつつも、内心、ちょっと期待もしてる。)

家に戻ると、見たこともないカッコいい兄ちゃんがケータイで話をしている。フラットメイトになるイタリア人、GLだった。中世史専攻の彼は、新学期に先行してはじまっていたラテン語のコースをとっているので、自分より2週間くらいはやくケンブリッジに到着していたよう。いろいろ知ってることを教えてもらう。てなことをしていると、政治哲学で博士2年目のイスラエル人学生何某氏(名前失念)が遊びにくる。で、またいろいろと学校生活のことを教えてもらう。で、ガウンの件をさっそく聞いてみると、「んなもん、買わなくていいんじゃない。うちは全然着る機会ないよ。」とのたまわれる。

ドキドキしつつも、ガウン着たり、ディナージャケット着たりの生活に憧れもあったから、なんか肩透かしをくらった気分…。

▲Top


925(Tue)

英国初日。


着陸したロンドン・ヒースロー空港は霧で真っ白。着地するぎりぎりまで滑走路もみえなかったくらい。パイロット尊敬しちゃう。降りてみると、出発直前に日本でも気温がぐぐっとさがったけれど、さすがにこっちのほうが寒いと感じる。さらに5度くらいは低そうだ。

飛行機を降りて、厳しいことで有名な入国審査に進む。一応準備できるものは全て用意してきたつもりだけれど、やはりドキドキしてしまう。前回サセックスの卒業式に出るべく入国したときの係官がお姉さんで優しかったので、今回も優しそうな顔をしたお姉さんを探して、その列に並ぶ。が、そんな下心を知る由もない係官は、淡々と、時に3年いたいっていうけど、大学からの手紙に3年在学するなんて書いてないわよ」とか、「貴方の財政証明、日本円で書かれてて、ポンドでいくらかわかんないわ。」(ちなみにこれは、もう一通、ドル換算の証明を用意してたのでクリア〜)、みたいな突っ込みを入れながら審査。ドキドキしまくった。でもまあ普通に3年分の学生ヴィザをちゃんとくれて、入国できた。ほっとしたし、預けた荷物を受け取る前に日本に到着の電話。

荷物を無事に受け取って、コーチ・ステーションから最終目的地、ケンブリッジ行きのコーチに乗る。(アメリカはしらないけれど、英国では長距離バスのことをcoachというみたい。)1時間くらいと勝手におもってたら、途中、Luton空港などにも寄って、ケンブリッジに着くには2時間半もかかることがわかる。まあ、バスのなかで寝る時間が増えたようなもの。バスからイングランドの風景を眺めていると、前にも一度滞在していたことがあるので見慣れているような、気分も新たにやってきたせいかなんだか目新しいような、いろいろな感情が入り混じったどうにも言い表せないおかしな気分になってくる。

12時ごろにケンブリッジに到着。まずは予約したGuest Houseへ。Parker's Pieceというだだっ広い公園に面したところにあって、所属することになるCollege、Hughes Hallにも近いってんで選んだところだけれど、静かできれいだし、気に入る。荷物を整理して落ち着いたあと、着替えてお昼を食べる。英国の外食は高くつくことを思い出す。日本円に直して2000円近くする。まだすこし安いパブじゃなくて、イタリアンにはいったせいもあるにせよ…。

ご飯のあと、Collegeに顔をだすことにする。新学期は来週からだけれど、学生登録とかどういうふうに行われるか前もって知らされてないし(この日の何時からやるってのはわかるが、何準備しておくのか、みたいなことね)、授業料等の支払いの仕方とか、聞いておきたいこともあったので。予告もなしにいくのは失礼かと思い、恐る恐るレセプションへ。担当の人のところに連れて行かれて、いろいろと教えてもらう。Collegeが用意してくれてるお部屋には土曜から入れることになっていて、自分もそのつもりでGuest Houseには4泊の予約をいれていたけど、なんだか成り行きで明日から入れることになる。らっき〜というべきなのかな。なんか突然やってきてるし、失礼なことしまくってる気が…最初のうちはねぇ。でもだんだん、右も左もわかんないんだしなりふりかまっていられませんわって気分になってくる。銀行口座も明日開くことにして、残った時間でのんびり中心部を歩き回って、スタバでお茶。キャラメル系に初挑戦。

▲Top


9月24日(Mon)

長い長いロンドンへの空の旅の始まり。


昼過ぎ、関西国際空港に向かう。JRは連休最後の日であるためか特に新幹線が混み合っている。新幹線では、荷物も多いのでデッキに立つことに。まあ、何事もなく「はるか」に乗って関空に到着。あの事件以来気になっていた警備面のほう、張り紙にはいろいろ書いてあったけれど、これで厳重なのかな〜という印象も。まあ、トルコの空港の厳重さに比べたら…。(平和ボケと揶揄されるくらい、日本が平和だったことはとてもよいことだったとは思うけれど、とちょっと複雑な気分。)

タイ国際航空利用の南回りロンドン行きといっても、バンコックまでは日本航空とのコードシェア便だそうで、今回は日本航空の飛行機DC10でいざ出発。日本航空なんて格安チケットも高いし、安く上げたい自分には縁のないエアラインだったけれど、外国の会社の飛行機ばかりに乗っているせいもあって、さすが日本の会社だけにサービスが日本人好み〜なんて感じてしまう。機内食も、おいしいといえるかは別として、味付けが日本人に合わせてあるのがよくわかる。お客さんも多くなくて、結構快適な空の旅。

で、バンコック到着。やっぱり南の国だけにむしむしと暑い。セキュリティチェックは、バンコックの方がきびしいというか、細かく行われている感じで、夜中の12時なのに、世界中に飛び立つ便が多く、人がいっぱい。ゲートの途中にあるセキュリティチェックのところは長い長い行列ができてしまってた。なんとか飛行機に乗り込む。こっからロンドンまでは、今度こそタイ国際航空の飛行機で飛んでいく。どうしてか知らないけれど、かなり混んでいて、しかもでかいニュージーランド人の夫婦が隣だったので、ちょっと窮屈。日本人好みな味付けの日本航空の機内食のあとにタイ国際航空の機内食を食べると、ずいぶん味付けが違うな〜と感じてしまう。もちろん料理も違うんだけど。もうず〜っと乗り物に乗ってた疲れも回ってきたので、が〜が〜寝まくって、機内食等のサーヴィスのときだけ起きて、ロンドン到着。

今日のエアライン:日本航空&タイ国際航空
日本航空もタイ国際航空も、客室乗務員も平均年齢が少し高そうな感じだった。タイ国際航空のサーヴィスもよかったけれど、日本の会社だけに、日本航空のサービスのほうがどっちかといえば好き〜と、思ってしまうのはしかたのないことかな。

▲Top