コラムの定義(みうらあつし)

 初めてコラムを書くことになったのでここで「コラム」とは何かということについて考察したい。 コラムとはそもそも英字新聞、雑誌で縦長のスペースに書かれる短い評 論記事のことで日本語にあえて訳すのなら囲み記事である。日本の新聞でいえば社説 にあたる部分のことだろうか。つまり厳密な意味で言えば木村太郎の「コラムです。」 というのは嘘っぱちである。
 話は突然飛ぶが、私は大学で物理学を勉強している。こ の中で線形代数という数学がたくさん出てくる。理系の人は分かると思うけど、文系 の方々のために、線形代数というのは高校数学で出てきた行列の計算の超応用版であ る。行列の横の行を「行」、縦の行を「列」という。最近知ったのだが、行列の縦の 行、すなわち「列」は英語でコラム(column)というらしい。縦長のスペースに書かれ る記事と、行列の縦の行は同じcolumnという単語で書き表せるということで私にとっ てとてもわかりやすい。やっぱり自然科学は欧米からの輸入文化であることを痛感し た瞬間である。
 コラムを書く人のことをコラムニストという。ここで早口言葉を思い ついた。「コーラでコラムニストを懲らしめて」。全部ひらがななら「こーらでこら むにすとをこらしめて」。けっこう言い易くて残念である。せっかくまじめな話題を 展開していたのについいつもの方向へ流れてしまったので元へ戻してみる。他にコラ ムという単語が意味するのは例えばパルテノン神殿の縦の棒の部分。別にパルテノン 神殿じゃなくてもよくて、ああいった建造物の縦長の柱のことをコラムという。で も、私はパルテノン神殿が好きなので、あえてこだわってみた。バレパにも数人コラ ムと呼ぶにふさわしい背が高い、縦長の人がいるが、間違っても私や桃林君、市原 君、大橋君などはコラムたりえない。コラムになりてーよ!!しかし、金色君は血の滲 むような努力をすればコラムになれるかもしれない。いとしの降旗さんのように。 (おっと失礼、失礼。)
 ここではコラムの縦長性にこだわって考察してきたが、僕自 身が今書いている文は全く縦長の配置でなく、これがコラムであると高らかに宣言し ていることと著しく矛盾している。縦長性にこだわったことがおかしいのか、それと もこれがコラムであると宣言していることがおかしいのか。おそらく縦長性にこだ わったことがおかしいのであって、ということは私も、桃林君も、市原君も、大橋君 も、そして金色君もみんなコラムたりえるというという結論が出る。めでたし、めで たし。