季節 -アルバム撮影にはセーターで-   (いっちー)
 6月になりました。中学、高校の時、6月になると一気に夏を感じた、皆さんには そんな経験がありませんか。そう、6月1日は衣替え。電車のなかは前日までとは うってかわってさわやかな白色の制服であふれかえる。普段はむさくるしいとしか 感じることのない満員電車もこの日ばかりはなにか清清しさを感じたものです。
 さて、こんなことを思い出すと、季節を感じることって実はそんなにないことに気づ きます。昔は食卓に乗る食べ物で季節が分かったと言います。「初物」という言葉、 今はほとんど使われませんが、一昔前の人にとってはわくわくするような響きがあっ たようです。テレビの芸能人を見ていても冬にノースリーブかと思えば、夏は長袖 なんてことはしょっちゅうです。
 久米宏が言っていました。「季節感がなくなった現代で僕が一番季節を感じるの はデパートのショウウィンドウです。」なるほどと思います。ただ、言ってる久米宏 の 横にいるのがノースリーブ(3月にもかかわらず)の長島三奈であることに僕は皮肉 さを感じてしまいましたが。まあ、何年か後にはあそこにノースリーブの市川美奈さ ん がいるのでしょう。皆さん想像してください。
 話がそれました。季節を感じるのはなにか?僕は大学生の服装だと思います。高 校生までは制服があります。社会人はスーツです。微妙な季節の移り変わりはそこ からは感じられません。大学生は建物の外での活動が結構多いこともあってかその 服装には常に季節の移ろいをみてとれるのです。
  そう考えると非常に残念なことがあります。卒業アルバムです。皆さん今まで何 度か アルバムをもらったことでしょう。それを開いた時なにか違和感を感じなかったで しょうか。
手渡されるのは3月。まだコートを着ている人もいます。にもかかわらず、そのなか で生き 生きとした姿でうつっているのは6月あたりの半袖姿の自分たち。まあ6月ではない にし ろ、大概アルバムには締め切りや撮影時期の関係で、ある季節の姿が集中的にうつっ ているのです。
 これでは面白くありません。今の調子でいくと大学のアルバムにはみな半袖姿でう つ ることになります。季節を十分に反映させたファッションができるのは大学生の今だ け です。季節感あふれる服を着られる大学生の特権をアルバム上でアピールしようでは ありませんか。そこで提案です。アルバム撮影の日には各季節で一番気に入っている 服を着ていきましょう。さいわい、個人撮影、サークル撮影など何回か機会はあるは ずです。
是非アルバム写真撮影にはセーターで。