スポーツあれこれ(三宮清純)
じめじめした梅雨です。世の中は季節を反映してか、ぱっとしない話題ばかりです。
そのなかで唯一といっていいほどさわやかさを感じるものがあります。それはスポー
ツです。
バレーのオリンピック予選が女子、そして男子と非常に盛り上がっています。予想
外と言っていいほど日本は活躍しているように見えます。
ところがそれに水を差していると私には思えることがあります。テレビを見ている
と感じるあの不快さ。もうお分かりでしょう。そう、中田久美です。
以前から彼女の解説は不評でした。あれは解説と呼べる代物ではありません。単な
る熱狂的ファンの叫びにすぎません。テレビを見ている人は彼女の甲高い叫び声を聞き
たいわけではありません。日本はどういう戦略で戦えばいいのか。どういう視点で試合を見た
らいいのか。
今流れがどうなっているのか。それを知りたいのです。ところが彼女は多少は以前に
比べ改善されたものの、試合がちょっと盛り上がるともう止まりません。
野球の解説で考えるとよく分かります。江川卓は巨人サイドにたって解説をしてい
ます。
ただ、彼の解説は見所をはっきり提示してくれます。一方、中畑清はどうでしょう。
彼は単なる巨人ファンです。「マルちゃんいいですねー。まさに絶好調!」と当たり前かつ巨人
万歳のことばかりです。
日本を応援するのは当然です。オリンピックに出てほしいですから。ただ、それも
行きすぎて自分の役割を見失ってしまうのはどうかと思います。
ここで気をつけなくてはならないのはそれを出演させているテレビ局です。河合俊
一は男だから女子の解説はしないのでしょうか。私にはそれがわかりません。
こう考えると、マスメディアは本当にスポーツに理解があるのか疑問です。(ここからはさらに
話が硬くなり、主張が激しくなるので注意してください。)2つの問題について考えます。
1つは千葉すず選手のことです。日本水連は彼女をオリンピック代表から外しまし
た。問題にしたいのはマスメディアの対応です。彼らは「不透明な決定」とか、「個性をつぶす
な」とかいって批判します。しかし、一番大切なことを忘れていると思います。「オリンピックでメ
ダルを狙える者だけシドニーに連れていく」という発言です。一体誰にそんなことをいう権利があるので
しょう。これはたとえて言えばこういうことです。甲子園の県予選で優勝したチームに高体連が、「君たち
の
高校は甲子園出ても優勝できないから甲子園出場させません。」と言う。こんなこと許されませ
ん。
「参加することに意義がある」なんて言葉はどこかに言ってしまったようです。岩崎恭子がバルセロナで
優勝すると誰が予想したでしょうか。オリンピックに出ることが目標の人もいる。そう言う人を無視した発
言だということをマスコミはもっと取り上げるべきです。
もうひとつ。野球の審判への暴行です。判定が悪いとか言って星野監督を守ろうと
いうマスコミがありますが論外です。
暴力はダメ。そんなこと幼稚園生でも知ってます。論理的には,「世の中おかし
い。だからこんな世の中作った大人を殺してやる」というのと「判定がおかしい。だから
こんな判定をする審判の肋骨を折ってやろう」
というのは同じです。
まだまだ言いたいことはいっぱいありますが、ここらへんにしておきます。マスコミの取り上げ方は
それを見たり聞いたりする人に大きな影響を与えます。マスコミ人にはそう言った自覚が必要ではない
でしょうか。マスコミ行く人にこれだけは言っておきたかったのです。
ちょっと熱血しすぎました。ごめんなさい。