そもそも




 そもそも私がなぜ台湾に留学することになったのか。結構色んな人から聞かれます。「なんで大陸に行かなかったの?」とも。また、世の中には台湾というところについて、あまり認識ができていない人もいて、私は中国に行ったと思われていたり、ある人には「meiyiはマレーシア行ってたんだよね」…なんでマレーシアになるんだかw。


 台湾は成田から飛行機で約3時間半、沖縄からだと1時間ちょっとくらいの所にある島です。台湾は正式名称は「中華民国」、もしくは「中華民国・台湾」と呼ぶのですが、歴史的な関係もあり、中国大陸を支配する中国(中華人民共和国)政府が台湾を国家と認めていないため、台湾の国際上の立場は少々曖昧でかつ複雑なものになっています。って、私はこのテの説明はあまり得意でないので、興味のある方はこのへんでも見てみてください。
 台湾の公用語は中国語(北京語)と、その他に台湾語(福建の方言に近い)や客家語という言葉も使われています。私はもっぱら普通の、日本でいうところの中国語しかできませんが、それでも台湾人の話す中国語はちょっとクセがあって面白い。あと、文字も大陸で使われている簡略化された漢字とは異なっていて、繁体字という日本の旧字体に近い字を使います。國學院大學←こんな感じ。(これを例に挙げるのも微妙だけど…関係者の方々、ゴメンナサイ)


 話を本題に移して、私が何故台湾に留学することになったか。それは大学2年の11月にさかのぼります。私の所属している大学では、 卒論が必修である関係上、学生は3年次以降、全員どこかのゼミに所属しなければなりません。そこで当時、私は以前からゼミでお世話になろうと考えていた先生の所に授業の後であいさつに行ったのです。

(私)「先生、私、来年以降もお世話になりたいんですが…」

(先生)「え、私、来年、海外研修で日本にいないんです」

えーーーーーーーーーーーーーーー(ぼのぼの調)


でもそれは外大ではよくある話。気を取り直して話を続けてみる。

(先生)「卒業後はどんな進路を考えているの?」

(私)「まぁ一応留学か、大学院かは決めていないんですけど、進学を考えていて…。」
   「将来はやはり日本語教育関連の仕事に就きたいと思っています。それで最近中国語にも興味が出てきて…」(注)結構テキトーです


そしたら突然…
(先生)「じゃあ留学を考えてるんだったらさぁ、来年台湾行かない?」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!(やっぱりぼのぼの調)


でもまぁ心を落ち着けて話を聞いてみると、先生が担当になっている協定校の中でも、台湾の某国立大学は語学研修のプログラムが充実していて、なおかつそちらには日本語学科もあり、私にとって有意義な体験ができるのではないかということ。それと毎年希望者が少ないので、おそらく希望を出せばすんなり選考に通るよ、とも。「でも私、中国語はまだ全然、ですよ」「いいのよ〜、今年行ったうちの一人は中国語ゼロのまま台湾行ったから!」…いいのかよ!と思いつつ話を続ける。すると、

(先生)「あー、じゃあ今から資料あげるから、私の研究室に一緒に来て!」


おいおい、と思いながら言われるがままについていく私。
すると、先生はもうすでにノリノリで「これ今年行った人が出した申請書類。参考にしてね」「これはランゲージセンターのパンフレット」「meiyiさん台湾に行ったことある?…ないの?じゃあこれ台湾の旅行ガイドブック!貸してあげるから読んでね〜」

そんなノリで私の両手にはどんどん資料が積み重なっていきます。


研究室の奥の方にはたまたまRさんという台湾人の院生の方がいました。先生、突然Rさんに向かって一言。

(先生)「meiyiさん台湾に行きたいんだってー。色々教えてあげてくれる?」
…先生、断定するの早すぎます!私まだ何も言ってません!


そして極めつけの一言。

(先生)「私さっき海外研修に行くって言いましたよね?それって台湾なんですー」


もう逃げられません。



かくして私の台湾留学は決まったのでした。でも、ぶっちゃけ今だから言えるけど、行ってよかったですよ。
数々の経験を得るきっかけを与えてくださったM先生に、まずは、感謝!ありがとうございました〜。