等価交換

世の中はギブアンドテイクで成り立っている。
お金を払って何かを買うにしても等価交換が原則になっている。
もちろんそこには企業側の人件費や技術費、その他もろもろと加算されて入るのだが
要するに世の中はそういうもので成立しているのだ。
お金というものは気をつけなければならない、という事を知らない人が多い。
お金は確かに持っていなくちゃならないものではあるが、必要以上に持つ必要もない。
だってお金は道具に過ぎない。と僕は思う。
お金を稼ぐために一生懸命働くのはいいと思う。
だけど、何をするために一生懸命お金を稼ぐのか。
それが見えずに一生懸命働いている人は少し憐れに思える。
だってお金は道具だから。長さを測らないのに物差しを買う人はいるかな・・・
写真も撮らないのにカメラを買う人っているのかな・・・
そしてお金はとてつもなく怖いものである。
恋愛絡みの男や女同士の友情も、食べ物の恨みも怖いものがあるけど、
お金が絡むと人間が変わってしまうことも事実である。
そしてお金は人を偉そうにする。
お金を持っているからって偉そうになる人がいっぱいいる。
僕は人のお金で偉そうな格好をしている人は嫌いだ。
社長令嬢やら御曹司だかなんだか知らないが、親がお金持ちで放漫になった子供は可哀想だ。
お金を稼ぐことの苦労を知らない、お金の大切さを知らない人間は可哀想だ。
話が少しずれた。
お金は人を偉そうにさせる。
お金を払っているのだから俺は、わたしは偉いのだと思わせてしまう。
レストランでもどこでも、お客だから何をしてもいい、
お金を払っているんだから何をしてもいい、そう思っている人がいっぱいいる。
従業員は俺たちが払ったお金で飯を食っているんだから、俺は偉い、お前は働け、
無意識にでもそう思っているお客はかなり多いと思う。
でも、それは違う。お金という等価交換がそこには成立しているかもしれないが、
人間感情はそんな簡単なものではないし、僕らお客はそこにその従業員がいなければならない。
だから彼がそこで働いていてくれることを感謝しなければならない。
決してお金を払っているお客が偉いわけじゃないと思う。
僕は昔兄に怒られた。ファミリーレストランと呼ばれる所に行った時だった。
僕が店員さんに「ちょっとメニュー持ってきて!」と叫んだ。
兄は「お前なんでそんなえらそうやねん」、って怒った。
確かに・・・なんで僕こんなにえらそうなんだろう・・・
お客だから?違う。ただ偉いと思っているだけだった。
お金を払うから物が出てくる。でも、その仲介の人は仲介してくれているんだから
感謝しなくちゃな。僕が彼らに対して命令口調で話す権利はどこにもない。
それから僕はいつも感謝を忘れずにギブアンドテイクを行っている。
日本人は「ありがとう」って言葉、言い難いのかなーと思うことがある。
英語ではサンキューってよく耳にしてた。でも日本ではあんまり聞かない。
バスを降りる時、スーパーで買い物したとき、よくthanx, cheers, thank youなんて
ありがとうをいっぱい聞いていた。
もう一度「ギブ」も「テイク」も感謝の気持ちを持って接してみたら見る目が変わるかも。
見返りを期待しなくても、知らない人にありがとうって素直に言えたなら案外気持ちがいいものだ。