慣れ

久しぶりに恋愛相談を受けた。
愛情で付き合ってるのか情で付き合ってるのかわからない、、、というものだった。
ま、何を言っても本人次第だからいつもどおり聞くだけ聞いて
てきとうにアドバイスをしておいた。
話しはがらりと変わるけど、僕には生まれたときからメイドがいる。
そしてそのメイドは毎晩ご飯を出してくれる。
僕は毎日家でそのメイドが作った料理を食べる。
この日課を欠かしたことはない。
生まれてから20年間、メイドが出してくれていたのは茶碗一杯のご飯と梅干しだった。
ずっとそうだった。どんなに泣いてもそれしか出てこなかった。
でも、20歳の誕生日の日にメニューが変わった。
茶碗一杯のご飯とステーキになった。
僕は本当に嬉しかった。食べたこともないステーキ。
あの感触、味、忘れることはないだろう。
そして、このステーキなら毎日だって食べれるし、
毎日出てきたら食べ続けよう。そう一生だって食べれるよ。そう思った。
2ヶ月経っても、3ヶ月経っても飽きなかった。むしろ嬉しかった。
だってずっとステーキが食べれるんだから。
21歳の誕生日、メイドが持ってきたのはやはりステーキとご飯だった。
だけど、そのステーキは半生だった。
僕は怒った。少しの変化だけど、嫌いになった。
たったこれだけのことなのに大嫌いになった。
一年前の同じ日、一生食べ続けることができる。
そう思っていたステーキでも、やっぱり飽きたのだろう。
もう一度メイドに頼んで焼いてもらえば全然食べれる。
それに、半生だって食べることはできたのだ。
だけど、食べることを選ばなかった。嫌いになってしまったのだ。
人間なんてこんなもん。そうまとめるのが一番簡単かな、、、
だけど、何かを始めるとき、その時の意欲、積極性は本当にすごいものがある。
何かに慣れてしまったら、その感情すぐに忘れてしまう。
本当に大事なものが何なのか、、本当に目指していたものは何なのか。
昔からある言葉「初心忘るべからず」
慣れ、慣れてしまったら小さな事、小さな変化に対して過剰反応する事。
それは確かに自然な事だけど、最初の想いどっか行ってしまってる気がする。
生活に慣れてしまったら、何かをする意味忘れてしまう気がする。
本当にやるべき事が何なのか、そういう事って常に考えなくちゃね、、、
今は英語が目の前にあるし、それをマスターする事が何よりも大きなやるべき事。
忘れないようにしよう。

PS 上の話はもちろんフィクションです。