ユースホステル(YH)は、今から80年前の1909年の夏にドイツの小学校教諭であったリヒャルト・シルマンがドイツのアテルナ城内に簡素な青少年用の宿泊施設を作ったのがそもそもの始まりです。その後、ユースホステルはドイツからヨーロッパ中に拡がり、今では世界中に作られるようになりました。
日本では1951年に日本ユースホステル協会(JYH)が誕生し、1954年には国際ユースホステル連盟(IYHF)に加盟が認められ、世界に共通する会員証の発行が出来るようになりました。現在、世界には約5000、日本には約380のユースホステルがあり、会員はその全てを使用することが出来ます。
日本のユースホステルは、北は北海道の礼分島から南は沖縄の西表島まで、都市・高原・山・海岸・湖畔など至る所に散在しており、施設も近代的なビルやペンション風、古い民家などいろいろあります。そして気になる宿泊料金は、1泊2食付きで平均3800〜4200円、最高でも4700円までです。
ユースホステルは原則としてセルフサービスです。食事の運搬、自分で使った食器の洗浄、片付け、ベットメーキングなど『自分で出来ることは自分でする』、これがユースホステルにおける基本です。しかし、近年、食器の洗浄などは衛生面を考慮してユースホステルの人たちがやってくれるところが多くなってきています。
ユースホステルのよいところは、エコノミーな宿泊料金だけでなく。泊まり合わせた全ての宿泊者(ユースホステルではこれをホステラーという)と交流を持てるところです。消灯時間までの間、集会室や食堂に集まって管理人(ユースホステルではこれをペアレントという)さんやホステラー同士で旅や色々なことを語り合ったり、ゲームをしたり、飲み明かしたりして楽しい夜を過ごすことが出来ます。また、仲良くなったホステラー同士で次の日一緒に旅に出たり、アドレスを交換して写真を送ったりすることも珍しくありません。そして、ユースホステルで知り合ったのがきっかけでゴールインするカップルさえもいます。
とにかく、ユースホステルは、ごく普通のホテルや旅館では味わえない『旅の楽しさ』を教えてくれます。そして、一人旅や長期旅行など学生時代にしかできない旅の手段にユースホステルは最適ではないかと思います。
皆さんも是非ユースホステルの会員になって、その楽しさを実感してみてはいかがでしょうか?