オネコなわたしのオバカな毎日―流血の日々
by Tobiko
 
 
 夏の夜、祭りの喧騒にさそわれて街に繰り出した。
ねぶたを見ながらビールに酔う。ほろ酔い加減で家路につく。
「自転車でねぶた見物なんて、地元民の特権だもんね〜」などといい気になりながらキコキコ。
次の瞬間、自転車と私は地面に大の字に…
 家について体を点検すると…両足5か所ずるむけ。
「暑い盛りなのに、タンパンはけねーよ」と思ったが、甘かった。ジーンズはくと擦れてキズが治らない。
ずるむけの足をさらしてタンパンはくはめに…
会う人みんな目を見張る。自転車でも飲酒運転は危険です。
 





 
久しぶりに夫とふたり待ち合わせてデート。
買ったばかりのスカートに、タンスの奥からだしてきたバッグ。メークも念入りに。
カクテルのおいしい大人のお店。素敵なマスターも加わってアダルトな時間。
 どこからか記憶がない。きがついたらベットの中で朝になっていた。
起きてみると、シーツのあちこちに血痕。「なぜ?何があったの?」
夫いわく「やっとつれて帰ってきたんだぞ。5回は転んでたんだから」
そうだったのね。そういえば私カクテルに弱いのよね。
横浜でカクテル飲んだときも、階段の最上階から下まで転がり落ちて
タクシーで東京のホテルまでたどり着いた事があったっけ(私は記憶がない。夫の証言による)
 





 
 風呂加減をみにいって、濡れた足のまま脱衣所を出ようとしたら、すべって転んだ
急いで起き上がって廊下を歩いていたら娘が「お母さん、廊下に血の跡ついてる!」
「どうしたんだろう」 自分の足を見てみたら出血。左足の中指と薬指の間が切れている。
「指のおまたがさけちゃった〜」
 次の日近所の外科へ。診察してくれた医師が首をかしげて
「どうすればこうなるんでしょうね。酔っていたんですか?」
ふつう女性患者にそんなこという? あいにくシラフだったんだよ〜
二針ぬうことになったが、「縫いにくいな。どうすればこんなとこ裂けるかな。やっぱり酔ってたんだろうな」
ぶつぶついいながら治療してくれた。結局全治二週間。抜糸するとき「今度は治療しやすいトコけがしてきてね。」
 この話をすると、誰もが失笑こそすれ同情はしてくれない。私のキャラがなせるワザ?
 





 
 傷だらけの人生を歩いてきました。これからも変わる事がないでしょう。
こんな私を見捨てないでいてくれる夫と母親を選んで生まれてこられなかった娘におわびと感謝を込めて。
 




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