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続・さようなら、奈良そごう。。。12月26日
今日、とある夕方のニュースが奈良そごう閉店を報じていた。奈良そごうが11年間の営業に幕を閉じたのである。
どのような内容であったかというと、今街はクリスマス一色。そごう本社は少しでも利益をあげるためにクリスマスの飾りはするなというような指令を各店舗に出していたらしいが、奈良そごうは、それに反して店内に装飾を施したということであった。
担当社員は次のようにコメントしている。「百貨店は、他の店とは違い夢を与えるものだと考えています。店に入った時、夢の広がるような空間が広がるものだと思います。閉店セールが始まり、どう店を終わらすか考えていましたが、25日が近づくにつれて、どう輝かしく終わらせるかを考えるようになりました。このように本来の百貨店の形で終わらす事ができて、本当にうれしく思います。この店は最高の百貨店であったと信じています。思い出のいっぱい詰まった店でした。」と目にうっすら涙を浮かべていました。
たった二日という短いバイトでしたが、どうやら僕が感じたものに間違いはなかったようです。
ボード初体験はいかに??。。。12月21〜25日
どうも、さぼり魔まっちゃんです。すみませんね、ホント。
ところで21日から僕と某Y氏、N氏と共に北志賀竜王にスキー&ボードに行ってまいりました。 「ボーダー邪魔だよ、そこどけ、そこどけ」状態の頑ななスキーヤーだった僕が何を間違えたかボードを今回経験しようという試みです。何事も挑戦精神で行ってはみましたが結果はどうだったんでしょうか?
21日、京都駅八条口からバスは出発しました。でも、さすがは安さを求めただけあってバスのランクがいいわけはなく、しかも全ての席を埋めるようなせこせこぶりでした。3人という事は、当然一人、見知らぬ人の隣に座ることになるんです。3回2人に、1回1人。ここは先輩が後輩を思いやって、先輩が犠牲に。。。なんて甘い事はしません。何事も民主的に平等が大切です。ここはじゃんけんで公平に。しかし、悪い予感は的中するもので、なんと1回のN氏が犠牲に。その後、サービスエリアでの席変えじゃんけんにも負け、さらには敗者復活じゃんけんにも負け、結局最後までその子が見知らぬおねえさんも隣に座る事に。でも、ある意味おいしかったようですけどね。。。
早朝、ホテルノース志賀(つまり、北志賀って言いたいのね。もうちょっとひねったら?)に到着。少し休憩した後、早速ウェアに着替え(ニューウェアに袖を通すこの日をどれだけ待ちわびたことか!!)気分はもうウキウキです。しかしそのウキウキもボードを履いた瞬間(しかも履き方間違えた〜>Δ<)消えうせました。たった瞬間にいきなしコケてしまった。しかも結構痛い。歩いて登った、たった30mほどの斜面に何回コケたことか!?おまけに滑ったというよりずり落ちたって感じだし。早くもボードの厳しさを知る事になりました。
しかし心配することなかれ!こんな時のためにスクールを申しこんでおいたのです。何事も最初が肝心。変な癖がつくといけないしね。インストラクターは2人(男1、女1名)、に生徒が僕らのほかに女の子が2人。結構細かく教えてもらえそう。まずは板の置き方から、履き方、リフトの降り方なんかを教えてもらいましたが、結局ターンまでは教えてもらえませんでした。しかし、秘技”木の葉落とし”を伝授してもらいました。つまりは横すべりですね。しかしこの秘技木の葉落としに何度助けられることになったか?午後からはスクールを止め、木の葉落としを携え、リフトに乗り込むのでした。
午前中にコケまくり、すでに体が悲鳴をあげていたんですが、午後に入ってからもコケまくり。しかも休憩中に感覚を忘れてしまっているし。去年のスキー合宿で1回生がコケまくっていたのを思い出します。まさか自分までこんなにコケるとは思いもしませんでした。スキーですべる事自体には慣れているから大丈夫だろうなんておごりもどこへやら、です。ほんとボードって痛いですね。しかし、しばらくやっている内に、なんとなくコツを覚え、なんとか我流ターンできるようになりました。ほ〜う、これがボードか?となんか公園のちっちゃな砂山を登頂したような気分でした。まだまだやったんで〜、といきまいていたのですが、、、
次の日、目覚めると全てキレイさっぱり忘れていました。そんなこともあろうかと、今日もスクールを申し込んでいたのです。これって邪道ですかね?この日は昨日の復習とターンの練習でした。でも、これといった成果は見られず不安を抱えたまま、午後に無謀にもロープウェイに乗って山頂までいくことにしました。山頂とは言っても初級コースだったんでなんとかなるだろう、というのは甘い考えでした 。確かに斜度はそんな大したことは無かったんですけど、幅が狭かった。ロングターンもおぼつかない僕たちがここに来てショートターンを迫られたんです。はっきり言って挫折しました。「やっぱり自分はスキーヤーだったんだ。こんな痛くてみじめな思いはごめんだぜ。」なんとか下まで降りたものの完全に自信喪失しました。しかしどうした事でしょう?この日、最後の1時間ほどで、あれよ、あれよという間に上達!!ショートターンのコツを掴みかけ、なんだ、ボードって簡単なんじゃないの?とか余裕こけるようになりました。
次の日、某Y氏はスキーに変更。僕とN氏はそのままボードやってました。僕は午前中ボードだったんですけど、ショートターンをものにし、エッジに乗ってすべるように意識するようにまでなりました。 午後もボードしたかったんですけど、スキーが僕を呼んでいたんで、スキーをすることに。するとどうでしょう?なんとスキーが下手になっていたことか!びっくり??でも、徐々に勘を取り戻しなんとか戻りましたけどね。ボードとスキーって似てそうで、結構違うものですね。
今回で、すっかりボードにはまってしまいました。というわけで、冬合宿はスキー二日、ボード二日ということにしましょう。
早くシュキー合宿来ないかな?みんなで一緒に滑りましょうね。
ボケかましても、いいでしょ?。。。12月14日
どうも、最近めっきり林檎に見いってしまっています。DVDサイコ〜です。
今日はスキーウェアを買いに行ったんですけど、特にネタになる事も無かったんで、少し前のボケたおした一日の事でも書きます。
確か2週間ぐらい前のある日、その時は何かといろいろ忙しかったんですよね。その日は、レポートを4時間ぐらいやってたと思う。きりのいい所まで来たので、「さあ風呂でも入って寝るか〜。」と風呂場に行くとガラスが曇ってる。「あれっ、もう入ったんや。。。???」
次の日、2限からだったので朝8時に起きてレポートの続きやってました。そうこうしているうちに、「あっ、もう学校行かな。」なんとか間に合ったと思い、教室に入ると、「ギロッ!!」と一斉にみんなの視線を浴びた。q(?ー?)p
どうやら演習か中間をやっていたようだ。でも頭の中は混乱???時計を見るとなんと10:13。2限が始まるのは10:45。3回にもなって授業開始時間を間違えてしまった。。。
30分時間をつぶし、ようやく授業開始。さあ、勉強、勉強と教科書をかばんから取り出した。すると友達が「それ教科書ちゃうで〜」「な、なにっ〜!!」確かに違う。。。通信理論のはずが通信工学の教科書を持ってきてしまった。さすがにこの時ばかしはヤバイと思いましたよ。ボケボケです。天然だな。。多分これは母親ゆずりだ、と親のせいにしてしまふ僕なのである。
さようなら、奈良そごう。。。12月3日(でも今日は9日)
(*注)非常に長く、その割にはっきり言ってあまりおもしろい日記ではありません。
どうしても読みたいと言う方だけお読みください。なお、一度回線を切ってから読むことをお奨めします。
みなさんお久しぶりです。なんとか気力を取り戻したまっちゃんです。それにしても10日ぶりの日記更新、、、。スマンです。やっと時間にゆとりができた^0^ノ〜!!。というわけで今日は汚れに汚れた部屋も隅々掃除して、気分すっきり。晴れやか!!さあ、明日はサークル行って、林檎のDVD買って、それから実験のレポートやって、特別講義のレポートやって、通信工学のレポートやって、、、なんや、レポートばっかりやん-_-。でもがんばりまっす。
さてさて本題に入りますが、12月1,3日と日雇いで奈良そごう閉店セールのバイトをしてきました。ずばり!!魅力は日給¥11000、これはデカイ!!そんなお金に目がくらみ速攻申し込みました。
当日は、スーツ着用。友達からスーツを借りたのはいいが、その子のおやじさんのらしくすごいダボダボ。。。あまりカッチョ良くない。さらにネクタイの締め方が分からず、インターネットで検索。インターネットってベンリ〜。悪戦苦闘しながらも、なんとか身支度をすませ近鉄新大宮に出発。
従業員用の入り口から入り、二階へ上がるとすぐ従業員掲示板にお客様さまアンケートを貼ってあるのが目に付いた。「どうか無くならないで。」「すごくお世話になりました。今までありがとう。」「思い出の詰まった奈良そごうが無くなってしまうのはさみしい。」等さまざま。ふ〜ん、なんか大変だなぁ、という感じでぼ〜っと眺めていた。1日はセール初日ということで、社員さんは皆慌しく動き回っている。「これが働く人の姿なのか!!」と、今まで知らなかった世界に足を踏み入れた気分がした。考えてみれば、これまでいろんなバイトをしてきたが、こんな立派な職場でバイトしたことはない。どんな仕事を任せられるのか不安を感じる。そんな時に集合がかかった。30人近くのバイト(全員同志社)が集められ、仕事の内容を説明された。最初は開店時のお客様の出迎え&誘導。その次は各売り場でレジの列の整理である。
メインエントランスに行くと、外にはお客さんの行列、内にはそごうのお偉いさんらしき人と報道カメラマン&女性記者。おお〜、なんか僕って場違いなとこにいないかい?「君はここに立ってて。」と言われた先はなんと入り口すぐ近くのカメラ5台の真向かい!!ええ〜、これって絶対写るじゃん、おおお〜っと全国デビューかぁ〜!?ドキドキ、ドキドキ。開店までのしばらくの間ぼ〜っと立っていると、突然「あの、すみません、ここで出迎えにあたっているのはどういった部署の人達なんですか?」女性記者の人が尋ねてきた。「そんなこと言われたってねぇ、わかるわけないじゃん。」と思いながら「ちょっと僕バイトなんで分からないんですよ、あちらの人が社員さんなんでそちらで聞いてもらえますか?」と答える。僕は考える。「僕って社員さんみたいに見えるのか?そんなに老けてないのに、、、」と同時に「これが記者だったから良かったけど、お客さんに何か聞かれて、バイトなんでわかりませんなんて答えるわけにはいかないよな。どうしよう。」とも思った。
遂に開店時間、混乱が起こらないように50人ずつぐらい区切って入場してもらった。カメラが回る。「ちょっと、これ絶対写ってるよ。」なんて思いながら「いらっしゃいませ〜。」とぎこちない作り笑顔でおじぎをする。すると早速「トイレはどちらですか?」と聞かれた。そんな時のためにちゃんと事前に下調べはしてあるぜ、偉いだろう^-^。「こちら真っ直ぐ行ってもらった左手にございます。」なんて普段使わないような敬語でぎこちなく答える。一難去ってまた一難。「布団探しとるんやけど、何階にあんの?」うっ、これは分からん。速攻社員さんに助けを求める。
1時間ほどそこで出迎えをした後、売り場のほうに回された。僕は子供服売り場での列の整理を任された。「最後尾」のプレートを高々と4時間掲げつづけることになる。その間何回か時間やら売り場やらを聞かれる事があったがその都度「少々お待ちください」と社員さんを探し回るのである。それ以外はいたって暇であった。ぼ〜っとお客さんを見て楽しんだ。特に子供を見ていると飽きない。ベビーカーで無邪気に寝ている赤ちゃん。勝手に走り回るちっちゃい子供、それを追いかけるおかあさん。ビービ−泣き叫ぶ女の子、ダダをこねる男の子。う〜ん、子供も良く見るとかわいいもんだなぁ。
そんな中、あるお婆ちゃんが目を細め、商品を選んでいる。そのお婆ちゃんが僕に気づき、話しかけてきた。「これ何センチですかね?小4の女の子なんですけど、これ着れる?」話を聞いてみると、小4の女のお孫さんに買ってあげる服を選んでいるらしい。でも、目が悪くサイズが分からなかった、しかも小4の女の子の身長も分からない。多分お孫さんに喜んでもらいたくて一生懸命なんだろうな?こんなお婆ちゃんを放ってはおけない。助けてあげなくては。それから10分程買い物を手伝ってあげた。 「この赤いのなんかどうですか?女の子好きそうですよ。サイズは130cmと140cmがありますが。」とか言いながら。なんとか買う服を決めたお婆ちゃんが「どうも親切にしてくれてありがとう。」と言ってくれた。これはかなり感動だ。百貨店で働く人、いや、お客さんと直接触れ合う仕事の喜びってこういうところにあったのか。新たな発見!!
プラカードを持ち直し、また列の整理に戻った。しばらくすると女のお客さんが親しげにパートらしき人に話しかけているのが目に付いた。「もう、ホント残念ね〜、ここが無くなったら寂しくなるわ。みんな言ってるわよ。」どうやら常連さんらしい。それを聞いたパートらしい人も少し目を潤ませ「ホント寂しくなりますね。」と答えていた。これも僕にとってはショックだった。百貨店では、ただのお客と店員という関係しかないの思っていたのに、確かにそれ以上の人間関係がそこにはあるんだな、なんか奈良そごう潰れるのさみしいな。
列はいつの間にかあれよ、あれよと長くなり最終的には50メートルぐらいまでになっていた。この列は4時間ほどで無くなり、僕の仕事も無くなった。そこで次の仕事、ぐちゃぐちゃになったワゴンに上の子供服を整理するのだ。これもひたすた約4時間、たたんで、たたんで。普通の人なら飽きるのだろうが、僕は意外と単調作業が好き。これも動物占いオオカミの性格なのだろうか?単純な作業の中にも楽しみを見つける。折り目を探しながらそれに沿って折る。うまく畳めた時はなんかうれしい。何枚か折ったのを重ねて、一気にワゴンに詰める。きれいになったワゴンを見て、う〜ん満足。
いろいろな売り場の整理をしているうちにFILAの売り場にやってきた。あいかわらず黙々と作業を進めていると、そこの売り場の店員さん(推定42歳)がやってきた「すごい丁寧にやってくれるんやね、ありがとう、ホンマ助かるわ〜。」まあ、仕事だからしっかりするのは当然だけど、人の助けになるっていうのはいいもんだな。その後、その人とおしゃべりしながら手を動かしていた。すると突然「ちょっとごめんね。」と言って僕の後ろに回りこんで、首のあたりに手を伸ばしてきた。「な、なんや!?」どうやら僕のネクタイを直してくれていたようだ。「あんた、スーツ着慣れてないな?ネクタイ、襟から出とったで。」なんていい人だ。わざわざ直してくれなくても。言ってくれれば自分で直すのに。ここでも人間関係のありがたみを感じるのでした。
この日、一日子供服売り場で働いて、一番欲しくなったのはキリンの着ぐるみパジャマ¥1500。ちゃんとおしりの部分にしっぽも付いてるし、フードには耳まで付いている。かなりカワイイ。もし、自分に子供ができたらこんなの着せて記念写真をとってみたい。でも最後まで売れなかったけどね。
3日。
しかし、今日はあいにくの雨。それでもお客さんは結構並んでいる様子。
この日も最初は出迎え作業。僕は一階エスカレーター前に配置された。今日は昨日の休憩時間のうちに店内を歩きまわって、売り場も結構把握できているので、少々の道案内ぐらいならできるぜ!!と少し余裕もできていた。
開店前のミーティング。社員に交じってバイトも集められた。集まった社員の人の間には何か統一された目的意識みたいなものが流れているのを感じた。みんな目が生き生きしている。そう、この日はここにとって唯の一日ではないのだ。バブル期に乱立したそごうが不況のあおりを受け、各店が経営不振に陥り、今閉店までのカウントダウンに入っている。一つの意識に統一された共同体が消えようとしている。ここにいる社員さんはこの後どうなるんだろう?みんな不安を感じているに違いない。でも、そんな雰囲気は感じさせない。閉店するその日まで、自分たちの仕事を真っ当しようとしているようだった。働く男ってかっこいいな。僕もがんばらなくては!!そのミーティングでは、開店より30分早くお客さんを入れ、中で待ってもらう事になったと知らされた。雨に濡れない様にとの配慮であった。機転の利くところがステキ。
お店が開き、お客さんが次々に入ってくる。何度か場所を聞かれたが、大体答えてあげる事ができた。これは成長だな。
30分ほどエレベーター横で出迎えをした後、今日はF4の寝具コーナーに回された。仕事は主にレジでの列の整理である。一昨日の子供服とは違い、そんなに並ぶ人もいなかったのでそんなに大した仕事ではなかった。とは言っても列が途切れることは、ほとんどなかったんですけど。レジの人はひたすら慌しく動いている。カードでの支払いが半分以上だし、一つ一つ包装もしなくてはいけないし。すっごい大変そうだ。そんな忙しさとは裏腹に、至って僕は暇であったので、時々レジすぐ横のDEMAINという輸入雑貨のコーナーも手伝った。この雑貨屋には踊るサンタ人形、光ファイバーで飾られた大きなクリスマスツリー、悪趣味なトラのでっかい置物なんてものが置いてある。大体子供はクリスマスツリーに釘付けになる。ず〜っと見てる。すっごいかわいい(≫_≪)。
寝具を整理しているとお客さんが声をかけてきた。「このマットと、あっちに置いてあるランの模様のマットどっちがいいですかね?」はっきり言って、寝具に関しての知識なんてものは無いに等しい。それでも分かりませんなんて言えないから、なんとか必死に接客した。「こちらの方が少しお値段高くなりますが、毛がしっかり詰まってますんで長持ちするとは思いますが。。。後はお部屋の感じに合わして考えてもらうっていう感じですかね?」知識が無いのに接客するというのは難しい。それでもこのお客さんは買っていってくれた。「やった〜、やったよ、売れたよ。売れた〜!!」心の中では、もうドキドキ。こんなとこに接客業の喜びってあったのね状態であった。
この日もいろんな事があったけど、後10分で終了。もうお客さんもほとんどいなくなったし、商品の整理もしてあってやる事がないので、同じレジにいたバイトの女の子と雑貨屋の前で商品を見ながらおしゃべりをして時間を潰すことに。その子は同志社の3回生、商学部らしい。
同じ3回生と言う事で、進路の事などで話が弾み、そろそろ10分経とうかいう時に事件は起きた。
社員の人が近づいてきたかと思うと、いきなり「今、何やっとたんや?なあ、何やっとた?」矛先は女の子に向けられている。その子が黙っていると続けて「仕事しに来たんやないんか?喋る事が仕事か?ちゃうやろ!!警備やろ、警備。仕事せぇよ、仕事ぉ。仕事もせずに金だけもらおうちゅうんかい?なぁ。それでも金もらうんか?なぁ。文句あったら、会社の方に言ってもええんやぞ、俺は人事の中西や!!」そんな酷な質問を女の子に向けるなよ、ムカツク!!喋ってたから怒られるのは分かるが、その言い方が許せん。今、書いていても気分が悪い。さらに続けて「なぁ、時給いくらもらっとうねん?」女の子はまだ黙っていたので、「お前口ないんか?」というセリフを吐いて、今度は僕に矛先が向けられた。僕はもう切れかけていたが、「日給で¥11000戴いてます。」と本意ではない敬語で答えた。次の瞬間、怒りが頂点に達した。「働きもせず¥11000か?おいしいバイトやな?なぁ、そう思っとんやろ?喋って金もらえるんやもんな。」この時、すっかり僕の中の悪魔がご無沙汰ぶりに姿を表した。「そんなに弱者いびっておもしろいか?そんなに自分の力を誇示したいのか?その陳腐な権力、錆びないうちに存分振りかざしておきな。どうせ、もう使える事もないんだろうからさ。てめぇみてぇなろくでもない人間、先見えてるよ。」と頭の中で囁いていた。多分その瞬間はもっとヤバイ事を思ってたんだろうけど今となっては忘れてしまった。しかし次の言葉で、悪魔は姿を消す事になる。「レジの人見てみろよ、まだ一生懸命働いてるやろ、お前らよりも安い給料でがんばっとんや。」当たり前のようだが、予想外の事実だった。
どう見てもレジにいるのはパートだな。あっ、そうかパートが時給¥1000なんて有るわけないな。あんなにがんばって働いているのに自分よりも給料安いんだ。レジの忙しさを痛いほど感じていたので、急に申し訳ない気持ちになった。あの人達は僕の事をどう思っているんだろうか?バイトにしてはよくがんばっていると思っているのか、それとも大した仕事もせずに高給取りだと思っているのだろうか?いずれにせよ、この¥11000というのは自分には荷が重いお金に思えてきた。確かに今回の仕事内容は楽なものだった。けれど決して適当な気持ちで働いていたわけではない。この二日間を通して、ここで働く人の人間性とか、この会社に対する思いなんかも少し分かった気がする。バイトの自分にできる事なんて限られているだろうけど、この奈良そごうという店のためにできるだけのことはしてあげたいという気持ちで働いていた。しかしお客さんから見れば、社員もバイトも関係ない。大袈裟かもしれないが、こんな自分でさえ、そごうの看板を背負っている。
結局自分のやってしまった事は、この奈良そごうの顔に泥を塗り、レジの非常ながんばりを無駄にすることであった。あの男が怒るのも無理はないな。慣れない仕事、長時間の労働で緊張の糸が切れてしまっていたとは言え、やっぱり喋っていた自分が悪い。(あの言い方はムカツクけど。)
この二日間に経験した事は、給料以上に価値あるものであったように思う。繰り返すと長くなるので、書くのはやめるが、いい刺激、良い社会勉強になった事は言うまでも無い。たった二日ではあったが奈良そごうが無くなってしまうのは、すごく寂しい事だと思うようになった。
貴重な経験をありがとう。さようなら、奈良そごう。
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