日常生活について

昨今実に様々な生活及び旅行情報誌が氾濫していますので、 とりたてて「アメリカでの生活」における説明書やガイドブック なんか作る必要はありませんが、私の経験から何点か述べたいと思います。

コンテンツ

1.日用品の購入
2.レストラン
3.ファースト・フード
4.支払い
5.自動車
6.運転免許
7.モーテル
8.病院(歯医者)



日用品の購入
日本みたいに食料品の小売店のようなモノはあまり見当たりません。 食料品や雑貨の購入は主にスーパーマーケットで行うのが通常です。 大きい買物かご一杯に冷凍食品を買っているアメリカ人を見るといつも 「ホントに料理しない国民だなあ」とつくづく思います。Wal-Mart (ウォル・マート:雑貨)、Sam’s Club(サムズ・クラブ:雑貨)、 Schnucks(シナックス:食料品)等がどこに行ってもある全米規模のチェーン店です。

日用品(特に電気器具)は不良品が多いです。その代わり大体3ヶ月以内だと 返品または返金可能でその手続きも非常に簡単です。「ここがおかしい」といって 領収書を見せて状態を説明すれば終わりです。私の知り合いには、この制度を利用 してある商品を3ヶ月間使えるだけ使った後「やっぱりだめだ」といって返金してもらっている人もいます。

日本の食べ物やお菓子も、有名な物(豆腐、ラーメン等)はそういうスーパーマーケットに行けば大体 どこにでもあります。よく見るお菓子は「ポッキー」「オサツスナック」「カッパ海老セン」 「サッポロポテト」です。また、日本のものを専門的に扱っている店屋 (多くは中国人や韓国人が経営するアジアフード店など)に行けば大体必要な物は揃います。 賞味期限は保証しませんが。

ちなみに、 消費税 (セールス・タックス)は州税・市税含めて合計6.975%です。




レストラン
どこに行っても、日本料理店はあります。それが日本人が経営しているかどうかは別にして。 レストランの種類は豊富です。 フランス料理、イタリア料理、インド料理、中華、メキシカン等々なんでもござれです。そういえばこの前 地中海料理という店屋で7ドルでシシカカブを食べました。まあまあでしたけど。

いくらお腹が空いているとはいえ一人で2品以上も頼むと大体の 場合痛い目にあいます。理由の一つは「量が多い」からです。この場合は持ちかえ れば済みますが、もう一つの理由で「まずい」場合はどうしようもありません。 思うに各国の伝統料理もアメリカ人の口に合うようにできているので、 ほとんどの料理が大味です。「甘い!」「しょっぱい!」「辛い!」「濃い!」「水っぽい!」のどれかです。 私の友達(アメリカ人:白人)は、にぎり寿司 と一緒にペプシをがぶ飲みします。ざるそばを頼んだところ、そばとしょうゆを 出してきた中国人経営の日本料理屋もあります。「香りを楽しむ」とか「見て楽しむ」 なんかありません。「食えればいい」んです。どうせ胃の中では一緒になるんですから (しくしく)。「食べ物が自分の口に合わない」事が私がアメリカで永住できないで あろう根本的理由だと思います。

チップは大体支払いの10%ぐらいが妥当ですね。定員の態度が横柄でもやっぱり支払わなければなりません。 ところで、慣習(マナー)とはいえ、なぜにチップを渡さねばならないのかいつも疑問に思います。 明らかに手抜きのまずい料理を食べながら「うまいか?」と聞かれて「イエス」と答え(ほぼ強制)、 その上チップを払わねばならない合理的理由が未だに見つかりません。




ファースト・フード
ファースト・フードこそこの国の文化でしょうね。 バーガー系では「マクドナルド」「バーガーキング」「ウェンディーズ」、 タコス系では「タコ・ベル」、 チキン系では、「ケンタッキー・フライドチキン」が有名です。一般道沿いには必ずあります。インターステイト (高速道路)の出口付近にも点々とあるので旅行する時にも非常に便利です。私がコロラドに車で旅行している間は 朝は「タコ・ベル」、晩は「マクドナルド」という生活でした。味は、下手するとそこら辺の レストランよりも美味しいです。 セット値段はおおよそ4ドル前後で、都市部ほど値段は高くなります (州により消費税制度が違いますし、大都市だと 市税が上乗せされます)。 まあ、日本みたいに金額に「店員の笑顔代」は入ってません。ムカツクほど無愛想な所もあります。 「こんなのばっかり食べてたら、炭水化物ばかりでそりゃ体が大きくなるわ」とつくづく思います。ところで、 人から聞いた話ですが、こっちの牛乳って「ホルモン促進剤」が入っているようですね。だからアメリカ人女性は 小さいころから胸が大きくなるとのことですが・・・・。




支払い
こっちの人間はクレジットカードか小切手を良く使います。 かといって定員がサインを注意深く見てカードの持ち主が本人なのか 確認することも少ないので、盗難には十分気をつけるべきだと思います。 実際カードを盗まれて30万円使われてしまい、カード会社からも何の保証も 無かった中国人の友達を知っています。後、たまに定員が領収書の金額を多めに 出している時もあるので、必ず金額を良く確かめてからサインした方がいいと思います。




自動車
アメリカ車はなかなか壊れにくいと言われています。しかし部分的にはよく壊れます。 整備会社で直してもらってもすぐ壊れます。「1週間前に車検をパスしたのにエン ジンが動かなくなった」、とか「直した直後、フロントから金きり音が聞こえてくる」などよく聞く話です。

販売店(特に全国的なチェーン店のような量・質とも安全なところ)は大体郊外に 集中しています。ダウンタウンに住んでいる場合、歩いていける距離にはありません。 「車を買うのに車がいる」状態です。ただ、最近はインターネットで車が買える環境が進んでいますが。 実際に自分の目で確かめず、「ほしい車を選んでクリック」という何とも簡単な手続きで 購入するやり方はいかにもアメリカらしいです。

日本車は「壊れない」から人気があります。しかし販売会社の人曰く 「日本車でもアメリカで作ってるから実質アメリカ車だし、日本車のボディに アメリカ車のエンジンを取りつけて「日本車」として売っている販売店もある」そうです。

レンタカー制度は充実しています。私はマイカーを持っているので旅行にはあまり必要ありませんが、 私の友達(ビジネスマン)は出張でよく使っています。彼がよく利用するレンタカー会社は、 ダラーエイビスハルツでこれらは全国的にも有名で信用できるそうです。 ちなみに値段は1日50ドル前後(保険料20ドルを含む)です。車の車種によっても 若干値が変わるそうですが・・・・・。また、別の友達曰く コロンビアのあるレンタカー会社は、週末には1日30ドル(保険料20ドル含む)まで値を下げるそうです (それ、どこでしょうね?)。ちなみに、また別の友達はリースで車を借りていますが月140ドルと言っていました。 彼女の車は2000年型モデルです。 留学生にとっては、へたにボロ車を買うより良い車をリースで借りたほうが経済的かもしれません。




運転免許
免許試験は筆記と実地があります。筆記試験をパスするとパーミット (仮免許:6ヶ月有効)をもらえ、免許携帯者が同乗している時に限り運転することができます。 日常生活では仮免許でも十分身分証明書になります(例えば酒の購入とか)。

免許センターはその地区政府の行政管轄です。そう言えば、午後2時ごろ筆記試 験を受けに試験課に行った時、オフィスには誰もいなく、10分後に戻るとドアが 閉まっていた事がありました。ドアには「オフィス時間:朝8時から午後5時まで (ただし職員の都合により変更あり)」と張り紙が貼ってありました。 どういう事でしょうかね?日本じゃまずありえない事ですね。

車の購入からナンバープレートの取得、レンタカー等など車に係る諸手続きは 国際免許書で十分通用します。ちなみに私はスピード違反で2回警察に止められましたが、 国際免許書を見せると「今度すると罰金だぞ!!」と言われただけでお咎めなしでした。 多分彼らは国際免許書を通しての違反切符請求の仕方を知らないか、知ってても手続きが 面倒くさいためしなかったのでしょう。




モーテル
周知のとおりモーテルと日本でいうラブホテルとは全然違います。目的が違うのですから。 大体のモーテルは1部屋2ベットです。一人で泊まると言っても2ベットの部屋を割り当て られることがしょっちゅうです。今までの私の経験から各地のモーテルを質という観点で ランキングすると「ベスト・ウェスタン(Best Western)」「ホリデー・イン(Holiday Inn)」 「ハンプトン・イン(Hampton Inn)」、その次に「デイズ・イン(Days Inn)」 「デュリー・イン(Durry Inn)」、少し落ちて「スーパーモーテル8(Super Motel 8)」 「モーテル6(Motel 6)」、その下が個人経営のモーテルでしょうか。

値段は、いい所だと 2ベット1泊で100ドル前後です(大都市のダウンタウンでは150ドル以上ですが)。 都市部でも郊外や高速道路近辺の小さな町では、大体のところ60ドルー80ドルぐらいの所が多いと思います。 ちなみにミズーリのホテル税は約14%です(シカゴはたしか25%だったような気が・・・・・)。 チェックインは、ロビーで身分証明書を見せ、申込書に必要事項を書きこんで終了です。チェックアウトは ロビーにカギを渡して終わりです。モーテルによっては領収書をチェックアウト時に渡すところもあります。 ところで、「ベスト・ウェスタン」 は日本からでも予約できるらしいです(まあ、今はインターネットでどこからでも予約できますが)。

モーテルによっては朝食が出るところがあります。「ベスト・ウェスタン」でも出るところと 出ないところがあります。朝食は当然、パン(ベーグルや甘ったるいドーナツ)、シリアル、 それと果物です。いいかげん飽きます。たまに「朝食はいいからその分値段を下げて欲しい」 と切実に思うこともあります。

宿泊する場合事前予約するのがベストですが、しなくてもさほど問題ありません。 午前0時までは受付はどこも空いてます。予約をしない場合のチェックインはなる べく遅い方が(心理的にはどうであれ)経済的には良いと思います。 モーテル側は時間帯によって値段を変えてきます。遅くなるほど料金は安くなります。 夕方6時と晩の9時のチェックインで、値段が10ドル以上違うことがあります。

ところで、モーテルといわゆるホテルも内装はあまり変わりません。 都市部のホテルが地方のモーテルより狭かったり汚かったりすることはしょっちゅうです。




病院について
幸運なことにいままで病院でお世話になったことがないので、正確なことは言えません。 ただ、歯医者については経験があるので述べさせてもらうと、こっちの歯医者は日本と比べて「高価・簡易・低質」です。

「高価」とは、費用が高いということです。 日本の場合保険がかかりますが、アメリカには健康保険のような国家保険 (メディ・ケア(Medicare)とメディ・ケイド (Medicaid)は除く) がないので費用は利用者の直接負担です。大体の場合留学生保険もこの分野は適用外です。 私が虫歯を削って金属を埋めて もらった時は虫歯1本につき99ドル支払いました。神経を抜く場合は最低でも300ドル相当必要らしいです。 こんなに個人負担が高いのに政府のヘルスケア費用はうなぎ上りです。 この増加は上昇しているインフレ率にも拠りますが、加えてこの国の漸進的な 高齢化をも感じずにはいられません。 それでも平均寿命は先進国中下の方なんですけどね。

「簡易」とは、治療行為が簡単ということです。歯医者の先生はスーツにネクタイ姿で登場しますし、治療後の うがいもありません。私の場合は、麻酔後パッパと虫歯を削ってパッパと穴を埋めて終わりでした。 20分もかからなかったと思います。 レントゲンも受けますが、面白いと思ったのは、レントゲンのデータがコンピューター化されて PCの画面に歯の全体像が映像化されて出てきたことです。それを見ながら先生が「あんたの歯はこことここが悪いから 直しましょう」と言います。それに同意すると、助手がチョコチョコとデータを打ちこみます。それで必要経費が算出されて 画面に出てきて「じゃあ、今回の治療代これだけ支払ってね。」と言われます。 また、日本の場合は経過を診てもらうため再度来院が必要ですが、こっちは「はい、終わり。もう来なくていいよ」です。 「手間いらず効率的」という意味ではこのようなやり方は意義があると思います。

「低質」とは、まさしく「ヘタクソ」ということです。直したところがまた痛くなったなんてことはよく聞きます。 私の友達はこっちで治療して日本に帰って再度 診てもらったらしいのですが、あまりの手抜きに歯医者の先生も驚いていたらしいです。特に、歯に詰めていた 金属は日本では低質ゆえ普通の治療には使われない物らしく、詰め方も雑で所々に隙間があったらしいです。 友達は、その後その先生に「2度とそういう所には行かないように」とくぎを刺されたらしいですが。 私なんて3本もこっちで治療したのに・・・・・日本に帰ったらどうなるんでしょうね。