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京都牝馬S(平成13年1月28日)
京都競馬場・芝1600m・馬場稍重
主役不在・・・。G1馬2頭がいながらも僕はそういう風に解釈した。2年前、あの女傑がそろった桜花賞で後方から一気にぶっこ抜いたプリモディーネにはその頃の面影がない。昨年の秋華賞で、あっと驚く万券を演出したティコティコタックにはG1馬としての素質を見出せない。昨年のこのレースで、スティンガーが1番人気で快勝したレースとはわけが違う。
そんな中、僕が目をつけた馬は、前走逃げ粘りこみで阪神牝馬特別2着に入ったタイキダイヤだ。道悪には向き不向きというものがある。不向きな馬が大駆けするかと言われれば、ナリタトップロードを見れば明らかであろう。得てして、こんな馬場では追い込み馬というのは惨敗するものだ。タイキダイヤという馬は、あのタイキフォーチュンの半妹。当然血統的にはマイルがベストである。しかも、スプリントG1路線で堂々と渡り歩いてきた馬だ。G3と格が落ち、牝馬限定となると当然来てもおかしくない馬である。他に挙げるとすれば、エアトゥーレが面白いのではと思った。この馬は、そうあの忘れもしない桜花賞・・・僕が買った馬である。この時はまだ気性が幼かったものの、あの武豊がクラシックはこの馬でと太鼓判を押したのは言うまでもない事実だ。他にも、マルカコマチ、エリモセントラルなどが何となく絡んできそうな気がしていた。
いざ、レースになってみるとマルカコマチが1番人気・・・。まあ、引退レースは走るとよく言われているがこの馬に1番人気は重いような気がした。追い込みは届くのか?スタートは予想通りの展開・・・、タイキダイヤはさっと好位につける。やはりこの辺は鞍上の四位騎手もうまい。ティコティコタックは後方につける。むしろつけてしまったというべきか。この馬の力、立場を考えれば好位につけた方がよさそうだが・・・。マルカコマチは十八番の最後方待機策。でも、馬場状態を考えると難しい気がした。平均よりスローで最終コーナーへ。ラストの直線、タイキダイヤが予想通り抜け出す。マルカコマチ、ティコティコタックは全く伸びない。そして、思い描いていた通りエアトゥーレ、エリモセントラルが追い込んでくる。そして、・・・その瞬間内からするするとグレイスナムラが伸びてきて集団を一気に差してしまった。2着は粘ったタイキダイヤという結果になった。
グレイスナムラか〜・・・、この馬は完全な上がり馬。前走1600万条件を勝ち上がった馬だ。この馬が勝ったことを考えると、このレースでの新たなヒロインの誕生はなかったと考えていいのではないだろうか。でも、エアトゥーレ・エリモセントラルあたりには距離が伸びてのセンスを感じた。逆に、ティコティコタックは今の力に限界を感じた。今後、秋のG1獲りとなると、ちょいと疑問。プリモディーネはシンガリ負けだったが、もうちょい体重がしぼれないと・・・。いずれにしろ、現段階での牝馬路線の力関係はほぼ決まったのではないか。今年はトゥザビクトリーとスティンガー・・・この2頭で決まるだろう。そして、エリザベスはトゥザビクトリー、天皇賞(秋)をスティンガーが制してくれれば今年は言うことないか。(笑)でも、スティンガー次第では、本当にありうるかな??なぜなら、オペラオーに1分58秒0で天皇賞(秋)で走れるかと考えると・・・。せめて同着ぐらいできてくれれば。
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