・優駿牝馬<オークス>(13年5月20日)

東京競馬場・2400m・馬場良

 

 またもやダービージョッキーであるデザーモがやってしまった。テイエムオーシャン一本かぶりのレースで、堂々と真ん中から切り裂いてきたのはレディパステルだった。白に青横縞の勝負服、そう昨年あっと驚く逃げで4着に粘りきったレディミューズと同じだ。父にトニービンを持つ血統は女傑と呼ばれたエアグルーヴと同じ。鞍上はこれまたダービージョッキー武豊だった。それを考えると、何もかも同じ尽くしのレースだったような気がする。スタート直後後方につけ、最後の直線ではかったように抜け出しゴール手前で全頭ぶった切ってしまった。デザーモマジック・・・。誰しもが考えたであろう。能力的にもこれからの馬だし、秋には内国産の総大将として外国産馬に立ち向かうであろう。テイエムオーシャンも負けたとはいえそつの無いレースをした。スタート直後はかかる仕草を見せたが、向こう正面を走っていた時は鞍上とピタリ折り合っていた。だが、最後の直線思っていたほど伸びなかった。結果は3着。やはり距離適性なのか。この馬は2000m越えるとダメなようだ。祖母エルプスの血がそれほどまでに強かったのか・・・。今日の走りを見る限り、この馬はキョウエイマーチみたいなタイプではなく、キングヘイロータイプのような気がした。まあ、結果はどうであれ秋華賞はまだ狙える。この馬には、秋に古馬とマイル対決してもらわなければならない。それまでは、2000m以下の距離で牝馬に負けてほしくない。2着のローズバドだが、予想通りの強い馬だった。でも今思えば、このレースは勝てていた。最終コーナー手前からまくっても、この時期の牝馬にGTを勝てるような脚はない。もっと、スタートから中団につけるなどの工夫をしてほしかった。そういう意味では、このレースぶりはあまり気に入らない。この馬も秋以降完成してくるものと思われる。乱ペースの秋華賞でどれだけのレースをできるか、ハイペースになったらこの馬に用心しなければならない。4着サクセスストレイン・5着オイワケヒカリはどちらもコース適性に分があった。でも、やはりコース適性だけでは勝てない。瞬発力勝負とは少し違うこのオークスで、ジリ脚のオイワケヒカリが勝てなかったのは痛い。他馬の敗因を挙げていくなら、ダイワルージュは距離適性、ムーンライトタンゴは仕上がり不足、アスクコマンダー・ブライアンハニーなどはまだ馬体が発展途上。オークスの舞台で、大幅なプラス体重は信じがたいことが判明した。まあ、そんな中途半端な仕上げをしても勝てるようなレースではないのだが。

 

〜戻る〜