散る散る 満ちる
桜の花が降りそそぐ日
私の恋も終わりを告げた
幸せの青い鳥を一緒に探していた筈なのに
いつのまにか
違うものが青い鳥に見えていた
さよなら 私の愛した人
さよなら いつかの青い鳥
今は別れ いつの日か
それぞれ見つけた青い鳥を見せあえる
そんな時が来るといいね
「壊れる時間」
「俺と居るの、しんどい?」って
あなたが私に尋ねた瞬間
あなたと過ごす時間の重なりが
音を立てて崩れていくのが見えた
今まで平穏だと思っていた
こんな日々が続いていくものだと思っていた
だけど、どんなに好きあっていても
こうして終わることがあるのだと分かった
私はただ真っ直ぐに
あなたと過ごす時間たちが
愛しくて仕方なかったのに
<翡翠の思い出>
翡翠の海に行ってきました
私がわがままを言える人と
二人きり
荒れる波を見てきました
砂浜に埋まるテトラポットの上に座り
私達はしばらく黙っていました
心の中に漂う何かマイナスの気持ちを
荒波が押し流し
あの人の優しさが
代わりに私の心の中を埋めてくれました
時々打ち寄せてくる白い泡を被り
冷たく寒い筈だったのに
あの沈黙はとても温かく
あの人の存在は私の心を和やかにしてくれました
帰り際
あの人は私に
海と同じ色の石を見つけてくれました
すべすべとした小さな石は
本物の翡翠よりも宝石に思えました
それは何より大切なあの人との思い出
どんなジュエルよりも輝き放つ石
大事な気持ちをありがとう
「もう、しばらくは」
もう、しばらくは
「言葉」を使わない
もう、しばらくは
「私」を隠そう
もう、しばらくは
「黙って」います
それはあなたを傷付けて決めたこと
私の言葉はナイフになるから