Exercises
シュタイナーが提唱するエクササイズを紹介します。
| ルクシャ 出来事を逆の順番で思い浮かべていきます。言葉ではなく、そのシーンの絵をスライドを見るように、次々と思い浮かべていきます。夜寝る前に一日分やってもいいし、たまには1週間分、1ヶ月分やってもいいです。このエクササイズで、心が穏やかになります。寝る前にやると、寝つきが良くなったり、熟睡できたり、寝起きがさわやかだったりします。 |
| 思考の力を強化するエクササイズ 何か一つ物を選びます。そして5分間、その物に関係することだけを考え続けます。毎回違うものを選ぶのではなく、1週間、1ヶ月と、同じ物について考えます。例えば、手元にある鉛筆を見て、物質的なこと、感情、思い出など、何でも良いから、その鉛筆に関することだけを5分間考えつづけるのです。 |
| 意思の力を強化するエクササイズ 毎日、決まった時間に無意味なことをします。例えば、「毎日正午に鼻をこする」とか。これが意味や目的のあることではいけません。もし目的があるのならば、その目的の為に行為していることになります。言い換えれば、もし目的や意味がある行為なら、自分をその行為に縛り付けている何かがあるということです。このエクササイズでは、自分自身が決めた無意味なことを実行することによって、他の全てから解放されて自由である自分が得られます。無意味なことをするからこそ、意思のトレーニングになるのです。 |
| ポジティブ・シンキングのエクササイズ 物事をポジティブに考えるようになるためのエクササイズです。何か自分の中で不愉快な感情(怒り、恐怖、イライラ、嫌悪など)が生じるものについて「その感情はどこからきたのか」「どうしてそう考えるのか」「どうやったら、不愉快な感情をポジティブな方向へ転換できるか」と考えます。エクササイズを通して、その対象に興味が生まれ、考えているうちに、自分の中に不愉快な感情を生み出す原因が発見できます。発見できると自然に、ポジティブな考えに転換していきます。 ステップとしては、不愉快な感情が生まれる対象となる「物質」「植物」「動物」「人間」「自然現象」「人間関係」「病気」「犯罪」「視点」「意見」「状況」などについて、一つ一つ考えていきます。その後は、上記の項目で、喜ばしい感情があるものについて、同じように考えていきます。 全部やると、とても大変なので、私は、何か好ましくない感情が自分の中に芽生えた時、すぐにこのエクササイズを思い出してやってみるようにしています。 |
<エクササイズ実践記>2002年11月17日記述
意思のエクササイズ・・・
2002年10月から今までずっと継続してやっている。やり始めて2週間くらいは、一度も成功しなかった。覚えていようと努めるのに、気がつくと、その時間(11時)が過ぎているのである。「あーー、また出来なかったぁー」の繰り返し。しかも、大抵、11時10分前とか30分前には気づいているのに、その時間には忘れてしまうのが、無茶苦茶悔しい。しかし、2週間経ったころから、11時30分前にに気づいたら、その後、11時まで意識し続け、覚えていることができるようになった。そう、その意識し続けることが重要なのだ。1ヶ月経った今、大抵5分前にに気づくようになった。エクササイズが成功すると、とっても快感。だって、この瞬間、私を支配しているのは他ならぬ私自身なのだもの。誰にやらされているのでもない、何の影響も受けていない、私が自由意志でやると決めて実行したことだもの。この瞬間、私は完全に自由だ。
思考のエクササイズ
2002年9月から1ヶ月ほど、週3回ずつ位、このエクササイズを続けた。最初は一つのことを考えつづけることがとても難しく、私の思考はあちこちに飛んだ。そして「あ、ダメダメ!」と思考を元にもどす。この繰り返し。しかし、数日やっていると、とても平静な状態で、その物質のことだけを考えることが出来るようになった。しかし、1週間も同じ物について考えていると、考えることがなくなってしまう。これが、エクササイズの第2段階なのだな、と思って続ける。やりつづけて、一つのことに集中する力が増したと思う。長時間はまだまだだけど、短期集中で。
ルクシャ
2002年9月から出来る限り毎晩続けている。私の好きなエクササイズの一つ。逆向きで過去をたどっていくのは意外と難しい。逆向きだったはずが、順番が逆転していることもある。しかし、これを続けていて、まず感じたのが、心が穏やかになること。というか、心を穏やかにしないと、ルクシャができないのだ。寝る前にやっているのだが、ルクシャをすると、寝つきがとても良い。そして、続けていて起きた変化は、色々な絵が、突然、瞬時に脳裏に蘇ることだった。過去の出来事、体験、行ったことのある場所などの風景が、突然、思い浮かぶ。意識的にはほとんど覚えていないほどの微かな記憶のシーンが、瞬時に鮮やかに蘇るのである。ルクシャの目的recapitulationが現れてきたとしか思えない。
ポジティブ・シンキング
2002年11月、インナーワークの授業でこのエクササイズについて話を聞いて以来、いつもこのエクササイズを心に留めておいて、日常的にやるように心がけている。ジャーナルにも書いたのだが、このエクササイズをしていると、自分の考えがポジティブに変わる瞬間がある。無理やり、ポジティブに考えようとするのではなくて、自然にポジティブに考えられるようになるのだ。かなり即効性のあるエクササイズだし、日常生活に役立つ。自分自身の考え方が、180度良い方向へ変わるのが分かる。