HIROSUE is Beginning (2)

前回に引き続き今回も広末涼子について書いていきたいと思う。前回広末のブ
レイクの理由について、広末が時代の願望を満たしたことを書いたが、それにつ
いてもう少し詳しく述べたい。広末がブレイクしたのは1996年だと思うが、この
時期広末とは対極に位置するアイドルがいた。それは安室奈美恵である。不況の
時代において、安室奈美恵は世間一般の人間が持ち得ないようなものを兼ね備え
ていた。つまり彼女は憧れであり、われわれとは違うことが強調されていたよう
に思う。そしてある意味でそのような時代の流れから、広末涼子という一人のア
イドルが生まれたのである。広末涼子は安室奈美恵とはまったく逆のイメージが
あった。それが普通っぽさである。しかし前回も書いたように、それだけがブレ
イクの原因ではない。広末のブレイクの原因は「どこにでもいそうで、でもどこ
にもいない」ということであった。で、続きは第3回。