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DCW2003

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司馬遼太郎氏の頭の中では、夢想が繰り返されていた。その夢想とは彼の創造過程において、彼は一度すべてをなくしてしまう。その場所のはるか昔、何もなかった時代からその民族の歴史を彼の頭の中で創り上げられていく。

彼はそういった夢想の中で時空を旅する人であった。その時空の旅人をコンセプトに設計した。

左写真・・・北東アイレベル

時空を表現するのに、雑木林の中にふと浮いている建物、そんなイメージを持って設計した。それは彼の膨大な知識の中で大きくなっていく時空である。

雑木林を抜け、細いエントランスに入るとそこには何もない空間だ。時空の中に入り、何もないエンプティな場所にたどり着く。外からはイメージできない内観を持たせ、違う世界を見せる。

そこから広がる建物は、時空の中で創られていく歴史そのものをイメージした。そして大きな歴史に隠れながらも積み上げられていく少民族の歴史を特に好んだ司馬氏だったので、大きな歴史を建物、また階段を少民族とし、お互いが関わり合い伸びてくことを考えた。

左図・・・配置図 兼 1階平面図

右図・・・断面図1  

 
左上写真・・・北鳥瞰図

上写真・・・上面写真

左写真・・・東立面写真

その他図面、写真・・・2階平面図北立面図南立面図断面図2南立面写真1階アイレベル