PSVTアルゴリズム  
 
 
 

頻脈性不整脈:発作性上室性頻拍(PSVT)

   −はい、どうぞ−

「大丈夫ですか?」

 ↓ −応答できる−

呼吸状態のチェック(airwaybreathing)

 ↓ −自発呼吸はある−

酸素を投与

頸動脈のチェック(5) (肘動脈でもよい)

 ↓ −脈は触れる−

心電計をつける

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)の疑い−

病歴、診察

バイタルサインのチェック

12誘導の心電図、胸部レントゲン

 ↓ −血圧110/70

 ↓ −脈拍140

 ↓ −自覚症状:胸痛、呼吸困難、意識レベルの低下

 ↓  他覚症状:低血圧(<90)、ショック、肺水腫、心不全、急性心

   筋梗塞、心拍数150/分以上これら症状がない−

臨床的、血行動態的に安定している上室性頻拍(PSVT)と診断。

輸液路を確保。

薬剤で治療する。

頸動脈に雑音がないことを確かめて頸動脈洞マッサージ。

または、息こらえによるValsalva法。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

アデホス10mg急速静注、生理食塩水20mlで後押し。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

12分待って、アデホス20mg急速静注、生理食塩水20mlで後押し。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

12分待って、アデホス20mg急速静注、生理食塩水20mlで後押し。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

再度QRSの幅の狭いことをチェックする。

 ↓ QRSの幅の狭い上室性頻拍(PSVT)

ワソラン(ベラパミル) 2.55mg静注。2分かけて。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

1530分待ってワソラン(ベラパミル) 510mg静注。2分かけて。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

(これでも持続するときには、ジゴキシン、βブロッカー、ジルチアゼムを考慮してもよい)

 不安定な頻脈と診断し、cardioversionをかける

 ↓ −意識がしっかりしていれば→鎮静薬(セルシン)を投与する−

 ↓ −意識がしっかりしていなければ→鎮静薬は投与しない−

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

頸動脈のチェック(5)

 ↓ −脈は触れる−

同期させてカウンターショック 100J

同期できなければ非同期で。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

頸動脈のチェック(5)

 ↓ −脈は触れる−

同期させてカウンターショック 200J

同期できなければ非同期で。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

頸動脈のチェック(5)

 ↓ −脈は触れる−

同期させてカウンターショック 300J

同期できなければ非同期で。

 ↓ −上室性頻拍(PSVT)

頸動脈のチェック(5)

 ↓ −脈は触れる−

同期させてカウンターショック 360J

同期できなければ非同期で。