Valsalva法などの副交感刺激方法  
 
 
 

※副交感神経を刺激する方法

@ 体位を変えてみる:

  前にかがみ込んでみたり、横になって足を挙げたりしてみるのも一つの方法であり、発症直後にはこの程度のことで洞調律に戻ることもある。患者自身がどういう体位にすると戻るか知っていることが多い。

 

A Valsalva法:

  深呼吸のあと、声帯を閉じたまま息を吐こうとする方法である。逆に息を吸い込もうとするMuller法が有効なこともある。座位でやるより臥位で行うほうが有効性が高い。

 

B 咽頭に指を入れ嘔吐反射を誘発する方法:

  患者自身でできる一番簡単な方法である。冷たい水を一息にごくっと飲む方法が有効なこともある。

 

C 頸動脈洞マッサージ(Zermark)

  脳血管障害の既往のない患者で両側頸動脈がよく触れbruitがないことを確認してから行う。内径動脈と外頸動脈の分岐部にある頸動脈洞を外からマッサージして刺激する方法である。患者を仰臥位に寝かせ、小さい枕を項部にあて首を伸展させてから、喉状軟骨の横のレベルで、脈を最もよく触れるところを示指と中指を使って、頸椎の横突起に向かって数秒間圧迫しながらマッサージをする。右側のほうが有効性が高い。眼球を圧迫する方法(Aschner)でも同様の効果が得られるが、痛みを感じるほど行わなければ効果がないことと網膜剥離の可能性があり、行わないほうがよい。

 

D diving reflex

  洗面器にいっぱい冷たい水を入れ、その中に急に顔をつっこみ、息の苦しくなるまでそのまま我慢させる方法である。他人に頭を急に押してもらうと、もっと効果があるといわれている。