傷心旅行「恐山」

 

傷心野郎

 

「梅雨だな・・」と佐藤がぼやいている。 恐山へ行く事になった。佐藤が会社、恋愛、その他もろもろのことで傷心したためである。おさとうが遠いところに行きたいなあと言っていて、浅子が恐山でも行くかなんて言ってしまったために行く事になったのである。 私は恐山がどこにあるか知らなかった。 恐山は青森県にあるとのことであった。気軽に言ってみたけれど、北海道の手前である。だったら北海道行くよと思っていたが傷心旅行なのだから仕方がない。

 

 

 

 

 

ぐっすり眠るベースども(後ろにでかいのが寝ているため、シートを倒せず寝られないで外で過ごすテナー系二人撮影)

今回はメンバー選考が問題であった。傷心旅行である。にぎやかに行くわけではない。 そして、金曜日から出かける予定であったため、その日から行ける人間でなければならなかった。メンバーは人生そのものが傷心である金子、ジョイントの演奏会で傷心したらしい学生指揮者の友松、慰め癒し係りのアサコット、傷心幹事のおさとうというメンバーになった。普段、なにかと行動を起こすと居ないベースが二人もいる。めずらしい。

 

 

 

今回、一番驚いたのは、青森の交通事情であった。前にバスがとろとろ走っていようものなら追い越し禁止車線でもどんどん抜かしていく。そして、信号が黄色から赤に変わったあとの数秒間でも突っ込んでくる。かなりのカルチャーショックを受けた。

 

 

 

 

 

 

 

恐山着。 恐山はファミコンの魔界村のような、空が真っ暗で雷が鳴っているような山を想像していたが、んなことはなかった。ちゃんと電気も通っているようだ。

 

 

 

 

屋根の上のカラスと対峙するベース達。この後、金子がでかい蜂に襲われそうになる。

恐山にはカラスがたくさんいた。基本的に、「地の池地獄」や「さいの河原」、「極楽浄土」とかいろいろある。博打地獄などもあったが、東風地獄はなかった。。。イタコさんもいた。

恐山にある極楽浜。澄んだ水と、きれいな白浜、そして、なぜか黄色い水。外国のように綺麗。

恐山アイス。新潟のコシヒカリアイスと同じくらい詐欺。

恐山で傷心した傷を癒したおさとう達であったが、自動販売機には不吉にもうめしまの影が・・・

やさしい魚の楽譜と、指揮棒を海に投げ捨てる友松

恐山を後にした私達はこの旅行の最終目的である「大切なものを捨てる」ため、陸奥湾へ。それぞれが思い思いに大切なものを捨てていく。そしてイクラ丼(金子は陸奥湾ラーメン)といったおいしいものを食べて傷心した傷を忘れてこの旅行は終了した。

 

 

それを見守る金子さん